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盗まれないNFTがついでにETHも保護してくれるやつ、できたよ

こんにちは、いつもの事ですがタイトルは少し正確性を欠いている場合があります。そこは笑って許してください。

今日のは、「盗まれないNFT」、ではなくて、「あらゆる送信承認を自分の手で予約的にOFFにできて、なおかつ、特定単体秘密鍵の盗難=単一のデバイスのクラッキング汚染に耐えうる設計のNFT」の略ですが、タイトルにこんな事を書いてると誰も読んでくれないので、悪いのはわたしではなくて、世間です。世を憎んでもわたしを憎まないでください。

さて本題となります。

今回開発したシステム

あらゆる送信に対するロックを、
自分で簡単にかけたりはずしたりできて、
ロックする時にスマホとパソコン両方からサインしとくと…
パソコンが万が一ハッキングされて秘密鍵が盗られても…
このNFTだけは守れる!みたいなNFT!
…の、コントラクト、と、ロックかけるUI。を開発しました。

これは、NFTのプログラム的なものに入っている要素なので、
たとえばこのシステムで過去のNFTを守る事はできません。
(すでに持ってるCNPとかを守るには、RPCシステムの方使ってね)

そのかわり?これを搭載しているNFTに関しては、
RPCの方ですら守り切れない「秘密鍵の漏洩」も結構な範囲でカバーできます。もちろん、秘密鍵なんて絶対に漏らしてはいけないんだけどね…。

では、このシステムは実際にどういう働きをするものなのか、今回このシステムを搭載して販売されるシリーズを例に、具体的かつ簡単に書いていきます。

✨1.NFTが販売されます✨


このNFTは最初に買った時点では普通のNFTです。
詐欺サイト踏んだら普通に盗まれます。逆に言うと、自由に誰にでも送信できる権利が保有者にあります。これはわたしたちが守りたかった最低限のラインです。最初から運営者によって制限されてるようなものは出したくなかったです。

あくまでNFT自体は自由/自主を重んじるアイテムです。ロックをかける自由もありますが、かけずに好き勝手に送信する自由もあるべきです。


最初の状態のNFT画像。背景は別途。



✨2.ロックをかけれるNFTなんです✨


このNFTはスマートコントラクトにマルチシグロックを搭載しています。
ユーザーは、「公式サイトに複数のメタマスクを順番につないでロックをかける」ことができます。

つまり、スマホとパソコン、など別々の端末で2本の鍵をわけて持つようなイメージで、このNFTを転送する時は、両方の端末からアクセスして鍵を外さなければ転送できないようにできます。

これによって、このNFTは、
●フリーミントを装った詐欺とか(悪意のあるsetApprovalForAllなど)を踏んで変な承認をしてしまっても盗まれない
というほかにも、もちろん間違えて誤送信されることもないばかりか…
●パソコンやスマホの秘密鍵をハッキングされたとしても、片方が無事なら盗まれない
という状態のロックをかけることができます。


ロックするとNFTの見た目が変わります。わかりやすい!

✨3.「ETHを持たせる」ことができます。


このNFTの男の子?!はETHを持つ事ができます。
公式サイトでETHを送信することで(WETHみたいな感じで)このNFTをETHと紐づけることができ、もたせたETHはいつでもこのNFTの保有者が引き出すことができます。
当然ですが、このETHの保管状況や、運営がそれを盗めない事などは、スマートコントラクトによって定義されているので、その安全性を確認する事ができます。スマコンすごい。

ETHを持たせる作業は他人からもできるので、例えばお気に入りの絵師さんやお世話になったエンジニアさんの「うちの子」に対してETHを送って持たせるような事もできます


これが、ETHを持たせてるだけの状態。

4.✨ETHを持ったNFTにロックをかけると…✨


上の画像でお察しいただけたかもしれませんが、単純にこの子にETHを持たせるだけでは、NFTが盗まれたときにETHも一緒に盗まれてしまいます。

しかしこのNFTはこれ自体がマルチシグ的にロックをかけられて、秘密鍵1個の盗難(パソコンとスマホで鍵をかけた場合のパソコンのみのクラックなど)にまで耐性がある、とても強力な部類のセキュリティ機能を持つNFTだと最初に説明しましたよね。

なので、「この子にETHを持たせてロックしてある状態」は・・・
●倒産可能性のある取引所などにETHを預けている状態
●自分で秘密鍵を管理するタイプのアドレス(メタマスク管理など)にETHそのものを入れている状態
などよりも、はるかに安全
だという事ができると思っています。

これと比較するのはむしろ、「マルチシグウォレット自体にETHを保管して管理している状態」なのですが、それとの違いは、
★操作やとっかかりの簡単さ
★ETHを預けている権利そのもの(NFT)を転送/譲渡/販売できる
★なんか持ってる感じがする
★すごいかわいい
★他人がそれを安全に受け取れる状態であることが外から簡単に視認できる
ので安心して投げ銭(取引の際の支払い)しやすい
などなど、単純なマルチシグウォレットをNFTにすることで、結構それなりに色んなメリットもあると思ってます。


ETHを持たせたNFTがロックされされてる時、この画像になります。

✨まとめ✨

💎すごい強固なロックをかけることができるNFT
💎でもロックかけるのはあくまで自由で好きにしていい
💎秘密鍵盗難にもけっこう対応できてる。すごい。

💎そのNFTにETHを持たせる事もできる
💎ETHを取り出せる事とかの証明はスマコンで確実

💎ETHを持ってる状態のNFTをロックしたらETHを安全に持てる
💎取引所とかメタマスクとかで管理するより、かなりセーフティ

💎単純なマルチシグウォレットと違ってNFTだからかわいい…
💎かわいいだけじゃなくて、価値移転の簡単さとか色んなメリットもある

こういうものです。
あくまで既存の技術の組み合わせにすぎないので、技術者さんからすると、一見、えっマルチシグウォレット使ってETH入れとけば同じでは?となるところはあると思ってますが、「事実上絶対にそんなことはありません。なんせかわいいし」と、ここは声を大にして言いたいと思います。

あと、このシステム自体がETHを預ける預けないにかかわらず、普通にその辺のNFTに採用されていけば、盗難とかもっと減るし、普通に凄くいいと思ってます。

いつものことですが、採用したいPJ(プロジェクト)とかあれば、お気軽にTwitterにリプライとかください。DMでも大丈夫ですけど、かなりの社会不適合者なのでお返事が遅れる場合があります。Twitterのリプライなら遊びの中でさらっと返事ができるのでとても反応が早いと思います。

✨最後に。この子のセール情報✨

この子のセールはさらっと適当にスタートしようと思ってます。
なぜならば、各絵描きさんの「うちの子」シリーズを採用したりとか、まだまだ拡張性がいっぱいあって面白いので、とりあえずリリースしちゃって世に出して遊んでほしいなって思ってるからです。
なんか一大プロジェクトっぽく公式垢つくってディスコでコミュニティがどうこう…とかしなくても、普通にいいやつは広まるんじゃないか?って思ってるとこもあります。

なので、今日とかにしれっとMINTサイトOPENして、しれっとツイートすると思うので、なんか気になったらゆるく参加してもらえればと思います。お値段も安めだと思いますし。多分。

今後の展開は、さっきも描きましたけど
●絵描きさん達の「うちの子」シリーズに登場していただく
●ETHを持ってる量とかでなんかリッチな絵になったりする
●Twitter上で気軽にこのNFTに対して投げ銭できるtipbotをつけとく
●ETH以外のコインも実は持てるんだけど、INU系コインを持たせると「うちの子」が犬ともっふもっふし始めるとかそういう感じにする

とかとか色々考えてますが、もともとこれを売ってボロ儲けようとかいうやつではなくて、社会への提案的な意味が大きいので、さらっとリリースだけさせてもらいます。

※絵描きさんのうちの子募集に関して、当然、売り上げは、その子が買われるほどその絵描きさんに入るようにします。うちの子出すよーって方いたら上記の4枚を参考にしてください。ジェネっぽくいろんな変化やレアリティをつけるのも全然できますし、逆に4枚だけでもいいです。

以上です!

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