ドブにはまった話

今というわけではなく、子どもの頃に の話なのですが、よくドブにはまっていました。確か幼稚園生の頃だったと思います。

幼なじみの友達の家と私の家は200mくらいで、一本道を綺麗に一直線なのですが、その一直線上に蓋付きのドブがずらーっと並んでいたのです。きっと今も変わらずだと思います。
蓋は付いているドブなのですが、蓋を持って運べるようになのでしょうか、左右持つスペースがある蓋なのです。その蓋(素材はコンクリートです)がずっと並んでいるので、蓋の持ち手と隣の蓋の持ち手の部分が合わさって少し大きな穴ができるのです。

大人ならもちろんはまりませんが、小さな子どもならはまるのです。体ではなく、足がはまるのです。
何回でしょうか。いつものように友達の家に一直線のおてんばな自分。今日ははまらないぞー!と思いながら駆けって友達の家に一目散。案の定はまる。ワンワン泣いて、友達のお父さんが気付いてくれて私を救出しに来てくれる。それが何度かお決まりでした。

成長してからもその道を通ることはあり、そのよくはまっていたドブの蓋を見ると、よくこんな小さな穴にはまっていたなあと思います。

地元に行けば会えるんだとは思うけど、友達も、助けてくれた友達のお父さんも、みんな元気かな〜とたまに思い出したりします。たまにね。