サイゼで喜ぶ女論争

イタ飯って言葉を最近知りました。どう考えてもチャーハンのことですよね。炒飯。炒めた飯…
全然違うらしいです。イタリアン料理の俗称らしいですが一ミリも納得できません。イタ飯はイタリアン料理か炒飯か…裁判で勝てる自信があります。法廷で会おう。

百歩譲ってイタ飯がイタリアン料理を指すとして、その言葉がハマるのはサイゼぐらい思います。(過言)もはやイタ飯=サイゼってことにしたらさっきのような裁判沙汰にならないです。
これはサイゼを貶めてるわけではなく、俗っぽさだとか敷居の低さへの親和性みたいなところです。

そんなサイゼに関する話題で一時期一世を風靡したのがサイゼで喜ぶ彼女という概念です。今ではすっかりネットミームみたいになってます。
ネットミームと語録とネットスラングの違いよくわかってないです。

サイゼで喜ぶ彼女をやけに持ち上げる風潮から始まり色んな議論がされてきたと思いますが、本当にサイゼで喜ぶ女はいるのか考えてみました。

結論から言うと状況によるの一言に尽きます。根も葉もない!

まぁそうでしょう。
これは私の経験談になりますが、コロナ禍からいくばくかの頃、女友達同士三人で久しぶりにどこかご飯に行こう!という話になった時にスシローとサイゼを真っ先に挙げた友人がいました。
放課後のjkのチョイスか?と完全にサイゼに苦言を呈す女になりました。

ここで私が眉をひそめたポイントがわかりますか?わかりますよね?わからない人間は俺に近寄るな!

女3人で集まって飯を食うとなったらダラダラ会話をするに決まってるんです。そんな中 回転率の速いサイゼなんかに行ったら店側の迷惑にもなりかねません。親子連れから常にネタを探してるインターネット書き込みおじさんまで幅広く存在するチェーン店では話の内容もある程度考えなければなりません。
この場合の目的にサイゼは合ってないのです。欲を言えば個室の居酒屋が望ましい状況とも言えます。

そしてサイゼに限らず店舗数の多いチェーン店って、ここに行こう!って前もって計画していく場所ですか?
個人的意見にはなりますが、久しぶりに飯行こうって予定を立ててる段階で名前が上がらないと思うんですよね、それがサイゼであれロイホであれ。

「地理わからんし近くのサイゼ」←わかる
「金ないしサイゼ」←わかる
「最近よく遊んでるよね」「サイゼ」←わかる
「他空いて無いね」「サイゼ」←わかる
「遊んだついで」「サイゼ」←わかる

「久しぶりに一緒に飯行こう」「サイゼ」←これが理解し難いだけで、別にサイゼを提案する状況によれば行こう!ってなるわけです。
しかし今回は、お互いの最寄駅で、金がなかったら気軽に言い合えるような仲の、久しぶりに会う友人で、飯を前もって計画してると言う状況。納得できないです。

これは横道にそれますが、お金が無いと言う発言は友人間であってもかなり丁重に扱わないといけない気がします。インスタのストーリーに別の人間とディズニーに行っていた日には、“私との交際費につかうお金は無い”なんて受け取り方もするので。

話を元に戻すと、サイゼ自体が嫌なわけでは全くなく、この状況でサイゼを提案する“ズレ”が嫌なんですよね。

これを踏まえてサイゼで喜ぶ彼女について考えるとしましょう。

まずはこの彼女がsheという意味ではなく交際しているカップルだとします。
そしてサイゼ“で”喜ぶ彼女ということで、“に”でもなく“を”でもなく“で”とされている点で、彼氏(彼女かもしれないけど便宜上)側はサイゼに対して多少なりともサイゼに対して後ろめたさ?もっと良い場所があると言う認識?みたいなのを感じていると考察できる。

カップルが消去法でサイゼに行くと言う状況なのでは無いでしょうかこれは。全部私の妄想の延長ですがかなり解像度が上がってきました。

カップルが消去法的にサイゼに行く理由はなんでしょう。さっき上げた中にあります。
「地理わからんし近くのサイゼ」←消去法
「金ないしサイゼ」←消去法
「最近よく遊んでるよね」「サイゼ」←消去法か?
「他空いて無いね」「サイゼ」←消去法
「遊んだついで」「サイゼ」←消去法か??

ここで乙女心としてはデートに行くのなら前もってご飯の場所を探して欲しいし、2人分でも+1000-2000程度の金額をしぶってほしく無いし、前もって予約もしてほしいと言う気持ちがあります。
これは何も彼氏の甲斐性云々の話ではなく(甲斐性云々の話かもしれない)彼女である自分のために多少のリソースを払って欲しいというアレ。

彼氏が飯代を奢るから始まる男性がリードしろと言う文化、男女平等が叫ばれる世の中ではどうなの?と言うやつ、よくあるアンサーとして女の子はメイク等にお金がかかるのでと言うのがあります。私的には納得の回答です。男全員にこの考えを強要するのでは無く、彼女の見た目にある程度のお金をかけて可愛くあって欲しいのなら飯ぐらい奢れや店ぐらい探せや!彼女の見た目がどうでも良いなら割り勘してくれる女を探せや!ってコト。棲み分けですね。

ここでサイゼで喜ぶ彼女を見てみましょう。Twitterで検索すれば出てくるイラスト写真ぜんぶ可愛い女です。身なりもしっかり整えてありメイクも施されているように受け取れます。
彼氏のためになんて押し付けがましい事は無くとも彼氏に可愛くみられたいと少しぐらいは考えててもおかしくは無いです。そんな彼女の為に店を探して予約して2000円多く払ってみるときっともっと喜びます。これは美味しいご飯に喜んでるのでは無く、“自分のためにリソースを吐いてくれる彼氏”に喜んでいるのです。
逆に言うとサイゼでも喜んでもらえる彼氏になれって話なのかもしれません。違うか。

ただし、私の周りにはサイゼに行ったことがなくめちゃくちゃ憧れてる女や、近くにないからと彼氏を連れて2時間ドライブ(女の運転)の後にサイゼに行こうとしている女、1000円ガチャが楽しくてサイゼに通う私などがいます。

サラダ×3パン×2を食べなければならなくなった千円ガチャ

そんな感じでサイゼで喜ぶ女では無くサイゼ“に”喜ぶ女と言う名称だったら納得だったなぁ〜

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