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つれづれ…なるままに。231。

【学校図書館と人間関係】

よく聞く話ですが
「図書館の仕事っていいよね~好きな本に囲まれて」とか「たくさん本が読めるし~図書館で働きたいなあ」と言われますが。

ハッキリと言いますが。
図書館は人間相手の接客業に近いです。

そのうえ「本を読む時間がない!」
という、本末転倒なことばかりです。

まず、本好きな人は…いろいろな小説などの影響が大きいのか『物静かに、穏やかに本を開いている』イメージがあるようですが。

図書館は接客業・サービス業に近いので、まず『仕事中は本は読めない』し『カウンターには誰が来るかわからない』仕事です。

学校図書館の場合は、利用者が限られるので(児童生徒と教員)ピンキリっていうほど大変ではありませんが…それなりにコミュニケーションがとれないと仕事になりません。

ときには、強く出なければ、何も改善されないことも多いです。

まず契約書はよく読みましょう。「なんかわからないなあ」と思ったら管理職に確認します。
学校行事予定表は必ずもらいましょう!
これは、大抵の場合、数に入っていないので貰えない時があります。仲良しの先生(講師の先生など空き時間があるような方)にコピーを取らせてもらう方法もありますが。
ちゃんと所定の場所を作ってもらうことも要求しましょう。指定してもいいですね。
例えば…日報や出勤表を入れているところなどに「ついでに入れてください」でいいと思います。
(過去に大失敗したことがあります。月の予定表を知らず、出勤したら「全校遠足」とやらで誰もいなくて…帰りました…)
図書館なので最低の公共ルールは守ってもらいましょう。たとえ教員でも『会議で移動した机は元に戻す』など、当たり前のことはお願いしておきます。やっていなかったら(コッソリ誰かに)クレームを言っていいと思います。
事務職の人たちとは仲良く、そしてちょっと頼りましょう。わからないことを誰に聞いたらいいか?などは事務さんが1番良く知っています。

とにかく、忙しいときは忙しい!仕事です。

あるとき、誰か(大人)が「あのさ~聞きたいことがあるんだよね~」と入って来たとき
顔もあげず、

はあ?(怒)

と言いながら顔を見たら…管理職でした。
(平謝りしました!~笑って許してくださいましたが、大失敗です!)

『愛想がいい』ことと『優しい』ことは違います。常に

営業スマイルを忘れない!

これ、かなり大事です。
笑顔で「それは無理です~できませーん」と言えるようになったら強者です。

…毎日、誰かと話し、交渉したり、判断したりなどをひとりでやるのでコミュニケーション能力的には、もしかしたら『物静かに、穏やかに本を読む』文学少女的には、かけ離れた仕事かもしれません。
そこは『本が好き』だけでは出来ない仕事だと思います。

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