ドーモ、nyamotomoです。今回もリプレイを投稿します。今回の挑戦ニンジャはこちらの三人です。

◆登場ニンジャ

ゴッドブラッド　

◆ゴッドブラッド　（種別：ニンジャ）　　DKK：０  名声：2　  所属：ザイバツ
カラテ　　　　4  　体力　　　4
ニューロン　　5　　精神力　　7
ワザマエ　　　3　　脚力　　　2
ジツ　　　　　1　　万札　　　1
攻撃/射撃/機先/電脳　　4/3/6/7
回避/精密/側転/発動　　5/3/3/6
即応ダイス：5 緊急回避ダイス：０
◇ジツ
『☆カラテミサイルLV1』
◇サイバネ
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉◉忠誠心:ザイバツ』『◉知識:ストリートの流儀』
◯生粋のザイバツニンジャ

トードベリィ

◆トードベリィ　（種別：ニンジャ）　　DKK：０  名声：5　  所属：ザイバツ
カラテ　　　　1 　　体力　　　4
ニューロン　　3　　精神力　　 7
ワザマエ　　　3   　脚力　　　3
ジツ　　　　　4　　万札　　　0
攻撃/射撃/機先/電脳　　1/2/4/4
回避/精密/側転/発動　　4/2/2/8
即応ダイス：5 緊急回避ダイス：０
◇ジツ
『☆カナシバリ・ジツLV3』、『★コブラ・ゲン・ジツ』
◇サイバネ
▲▲戦闘用バイオトルソーlv1
◇スキル
『◉◉グレーター級の力』、『⭐︎◉操り人形』
『◉交渉:欺き』、『◉交渉:卑屈』、『◉知識:ザイバツ』
◯下劣なパパパラッチ
ニューロンの壁【1】突破済み

クリムゾンスティール

◆クリムゾンスティール（種別：ニンジャ）　所属:ザイバツ　名声:0
カラテ6　　　　　　体力6
ニューロン6　　　　精神力6　　
ワザマエ6　　　　　脚力3　　　
ジツ3　　　　　　　万札5
攻撃/射撃/機先/電脳　　7/6/6/6
回避/精密/側転/発動　　7/6/6/9

即応ダイス:5   緊急回避ダイス:0

◇装備や特記事項
☆ムテキ・アティチュードlv3
▶︎テッコlv1
『◉知識:サイバネティクス』、『☆◉瞬時の解除』
家族の写真
◇未覚醒のアーチ級ソウル憑依者

三人ともザイバツ所属であり、以前のシナリオで顔合わせは済んでいます。今回のシナリオはこちらです。

ウットコ建設に潜むザイバツニンジャを討伐する話ですが、こちらもザイバツです。まぁその辺はアレンジしましょう。

では初めて行きます。

本編開始

ネオサイタマの一角、深夜のとある工事現場。そこに奇妙な三人組が現れていた。リーダー格らしい腹の出た中年男、テック和服をきた機械義手テッコの青年、金縁白フードの修道士じみた女。まるで共通点のない三人はその実、キョートのニンジャ組織ザイバツの恐るべきニンジャ構成員であった。

「なるほどここが件の工事現場でござるな！」テック和服の青年、クリムゾンスティールが明るい声を上げる。その隣でフードの女、ゴッドブラッドは案内板を覗き込み読み上げた。「カットコ建設…オーガニック素材の新設シュライン…新開発の街の守護神として…こんなこと言ってるけど使うのは私たちなのよね。まぁモータルを支配する半神…という意味ではあってるけど」

「フン、まぁ今回の件でここは使われなくなるかもしれんがな、全く資源と人材の無駄じゃ！」2人の後ろからカエル腹の男、今回のチームリーダーであるトードベリィが不満も露わに声を上げる。そして三人はしめやかに工事現場に入って行った。なぜ彼らがここに来たのか？それは数時間前に遡る。

－－－－－－－－－

数時間前、三人はネオサイタマ駐屯部隊の司令官の１人、ワイルドハントの呼び出しによってザイバツが占拠する廃テンプルの本堂へと集められていた。三人は実際顔見知りであり、特にトードベリィとゴッドブラッドは同じチームに属するチームメイトでもあった。アイサツもそぞろにワイルドハントを待つ。

「うむ、皆集まってるな？」しばらくするとコマめいた装飾品を身につけたニンジャがフスマを開けあなたたちの元へと現れた。「ドーモ、ワイルドハントです」ザイバツ・ニンジャ達はアイサツを済ませ任務の説明に入った。「今回の任務内容は簡単に言えば裏切り者の排除である。」

「裏切り者？」ゴッドブラッドが少しトゲを含む声を発した。彼女はザイバツの理念に心酔しており（理解しているとは言い難いが）こうした話題には人一倍敏感だ。「しかり。今カットコ建設、ウットコ建設、二つの現場で我々の秘密基地がテンプルやシュラインに偽装されて建築されていることは知っていると思う。」

「あぁ、勿論でございます。何やらワイルドハント＝サンも尽力なさったとか？」トードベリィは目ざとく相槌を打つ。「あぁ、だがそのうち一つ、カットコ建設の現場主任と駐在アプデトがムーホンを計画しているという密告があった。」ワイルドハントは重苦しい表情だ。無理もない。そのアプデトを担当に配置したのは彼自身なのだ。

「彼らはカットコ建設の未公開株券をソウカイヤのニンジャに盗ませ、CEO陣を転落させた上で社を乗っ取りソウカイヤに降るつもりだった。既にそちらはマシンブレード＝サンがそのニンジャを殺し回収している。お前達に頼みたいのは件の現場主任とアプデトの始末だ。さぁ行け！」三人はしめやかに退室すると、現場へとニンジャの速度で移動していった。

建設現場

 
かくして数時間後、三人は無事にカットコ建設の工事現場へと辿り着いたのである。中に入ると既にある程度の区画は完成しているようたか、今まさにフェンスの向こうでは深夜違法労働工事が進んでいるようだ。そして既に舗装されている一画にはおそらくカットコ建設の社員だろうか？2人のサラリマンがベンチに座っている。

・マップ

◆カチグミ・サラリマンの『タンアリ』と『シオン』（種別：モータル）
カラテ　　　　 1　　体力　　　 1
ニューロン　　 2　　精神力　　 2
ワザマエ　　　 2　　脚力　　　 1
ジツ　　　　　 0　　万札　　　 3
スキル：なし
装　備：『オーガニックスシ』
ジ　ツ：なし
サイバネギア：『生体LAN端子』
カルマ：善（加害時最低DKK＋D3）

「労働者の皆さんはよく働いているようですね」「ええ、流石わが社の社員です。本社にもよい報告が出来るでしょう」「ところで、お腹がすいてはいませんか？お夜食にしましょう」「よいですね」「ユウジョウ！」「ユウジョウ！」　　

「社員のモータルかしら？このままだと怪しまれそうね…」「まっ、ここはワシに任せろ。」「よろしく頼むでござる！」トードベリィはベンチの方向に1人で向かうと何やら2人に話しかけた。異様な風体に一瞬驚いたサラリマン達だったが、トードベリィの滑稽な仕草と偽造IDカードで一応は納得してくれたようである。

「あぁいうところは素直に尊敬できるわね…」「カラテだけでないワザマエでござるな…」やがてトードベリィは戻ってきて簡単な説明を行った。「現場主任のヤツはちょうど労働中、ニンジャらしき存在は事務所にいるらしいの。ちょうどいい、分断されている内に潰そうぞ。」トードベリィはアゴで現場の方を指した。

建設現場

フェンスの奥へと突入した三人はクローンヤクザ作業員に指示を出し建設作業を進める現場主任、イッポンキ・ヒエクの姿を見た。トードベリィがわざとらしく咳払いし、アイサツする。「ドーモ」こちらを煩わしげに振り返ったイッポンキの顔が瞬く間に蒼白になる。

「テメエら......まさか、ザイバツか...！」「察しがいいな？我々はザイバツです。本日は貴方と裏切り者を始末しにまいりました。」「クソッ！野郎ども！ヤッチマエー！」​「「ザッケンナコラー！」」ゴウランガ！ヘルメットを脱いだ作業員の顔は双子のように同じ顔！クローン作業員だ！

「ザイバツの本隊です！タスケテ！」イッポンキは端末に向けて叫ぶ！ニンジャに助けを呼んだのだろう。「チッ、さっさと潰すぞ。面倒なことになりそうだわい。クローンヤクザは残せ」「「ヨロコンデー！」」三人のニンジャは一斉に踊りかかった！イクサ開始！

イクサ開始

・マップ

◆ボス級◆現場主任『イッポンキ・ヒエク』（種別：モータル／重サイバネ）射撃3 回避3
カラテ　　　　 2　　体力　　　 3
ニューロン　　 2　　精神力　　 3
ワザマエ　　　 3　　脚力　　　 2
ジツ　　　　　 0　　万札　　　 3
スキル：なし
装　備：『ショットガン』
ジ　ツ：なし
サイバネギア：『生体LAN端子Lv2』『クロームハート』

◆クローン作業員×2  （種別：モータル/バイオ生物/クローンヤクザ）	
カラテ　　　　１　　体力　　　１
ニューロン　　１　　精神力　　１
ワザマエ　　　３　　脚力　　　２
ジツ　　　　　–　　万札　　　0
攻撃/射撃/機先/電脳　　１/３/１/１
◇装備や特記事項
　チャカガン：　銃器、連射１、ダメージ１

車マス:ブルドーザー

名称　　　　　脚力 全力移動 その他のルール
ブルドーザー 　　5    不可    轢殺３、轢殺ダメージ２、操縦者は『ダメージ軽減１』を得るが
                            『攻撃フェイズ』を得られなくなる。
　　　　　　　　　　　　　　   気絶者運搬時のペナルティなし、扉通行不可

緑マス:トレジャー

：ダイナマイト： 

種別とスロット占有数：グレネード（使い切り）、１スロット 

ターゲットと難易度：１マスへの射撃判定：HARD 
爆発（３×３）、火炎属性ダメージ３、基本回避難易度：HARD、連射上限１、爆風 

◇爆風：　
敵がこの攻撃の回避に成功した時、回避判定に出目【６】が 含まれていなかったなら回避不能の１ダメージを与える。 ※このグレネードはシナリオ終了時に回収される。その際、持っていたＰＣは【万札：3】を得る。

1ターン目

「お覚悟！イヤーッ！」一番初めに到達したクリムゾンスティールのテッコパンチがヒエクの顔面を捉える！「グワーッ！？」だがヒエクはタタラを踏み生存！「重サイバネ…それもモンスターマシン制御型…渋いのを使っているでござるな…！ゴッドブラッド＝サン！ブルドーザーの確保を！この御仁に乗られたら面倒でござる！」

「ラジャ！イィィィヤァァー！！」ゴッドブラッドは横向きに跳ね飛び手のひらに傷をつけると傷口から白色の電撃を発射！血を媒介に雷を発生させるデン・ジツだ！「クソッタレー！」ブルドーザーに飛び乗ろうとしていたヒエクはサイバネ強化された反射神経でこれを避ける！

そしてゴッドブラッドに反撃せんとショットガンを構えたが…「スッゾコラー！？」「グワーッ！？」後方より銃撃！クローン作業員が彼の手足を打ち抜いたのだ！「なんで…テメェら…！？」「グフフ…」彼らの後方には不気味に笑うトードベリィ！彼の口から放たれた特殊毒煙がクローンヤクザ達を操り人形にしたのである！

「クソッ…」ヒエクは自ら教育したクローンヤクザを逆利用された悔しさに満たされたまま意識を手放した。「とりあえずこの場は制圧かのぉ…」トードベリィが残るクローンヤクザを強制セプクさせようとした、その時！「何事かぁー！！」轟音を響かせながら地響き！件のニンジャだ！三人は入口を睨み身構える！

2ターン目

「イヤーッ！」「アバー！？」ベンチに座ったサラリマン達をダッシュで跳ね上げ殺しながら2m近い巨漢ニンジャが現場に突撃してきた！「酷いことをするのぉ…」トードベリィは呆れて目を細める。「ドーモ、ノワールラクーンです！イッポンキ＝サン！？…貴様ら！私の現場に何のようだ！」

◆ノワールラクーン

◆ボス級◆ノワールラクーン（種別：ニンジャ）
カラテ　　　 5　　体力　　 9
ニューロン　 3   精神力　 5
ワザマエ　　 2　　脚力　　 3/N
ジツ　　　　 1　　万札　　 12 
スキル：『ニンジャソウルの闇×３』『ダークカラテ・エンハンスメント』『疾駆』 『地響き』『大岩投げ』
 記　憶：『知識：大工』
 装　備：『パーソナルメンポ』『ニンジャブレーサー』 
ジ　ツ：『⭐︎謎めいたニンジャソウルlv1』
サイバネギア：なし 
◇地響き：自身が『通常移動』中に隣接した敵『ニンジャ』に【ワザマエ】判定NORMALを 行わせる。この判定に失敗した敵は続く『攻撃フェイズ』中のみ『拘束状態』とみなされる。 
◇大岩投げ：【カラテ】NORMALで射撃判定を行う。判定に成功した場合は 視界内の敵１体に対しＤ３ダメージを与える。エンハンス適用不可。　

攻撃8 射撃5 回避6 緊急回避2

「ドーモ、ノワールラクーン＝サン。トードベリィです。」「ゴッドブラッドです。」「クリムゾンスティールです。」「本日は謀反人である貴方を抹殺しに参りました。オヌシの現場ぁ？バカも休み休みいうんじゃな！今日でオヌシはクビじゃ！文字通り！」

「ば…バカなことを…私に叛意など。」ノワールラクーンは必死で自己弁護するが明らかに狼狽えている！「観念なさい！もうあなた方が流した株券も私のマスターが回収しました！」「全て明らかになっておる。神妙にせよ！でこざる。」

「お…オノレー！ならば貴様らの首を手土産にソウカイヤに本格加入よ！」ノワールラクーンは覚悟を決める！両腕のブレーサーから仕込みクローを飛び出させ、恐るべきアライグマ・カラテを構えた！イクサ……再開！！

・マップ

「イヤーッ！」クリムゾンスティールはブルドーザーを蹴り付けトビゲリ！「グワーッ！？」ノワールラクーンは鼻面にケリを受けタタラを踏む…が浅い！否硬い！？「私の肉体は鋼鉄並みの強度だ！その程度では効かんぞ！」「ハッタリじゃ！確かに硬いがダメージは通っとる！むしろ重さを活かした攻撃面の方が厄介じゃ！」

「そういうことなら…コイツが役に立ちそうね！イヤーッ！」ゴッドブラッドはブルドーザーに乗り込むと生体LAN端子を差し込んだ！「バカメ！そのブルドーザーは生体認証式で…」「イヤーッ！」ゴッドブラッドは体内の血液から電気を発生させると生体LAN端子越しにブルドーザーに注ぎ込み、回路の一部をショート！無理矢理乗っ取った！

「ハッハー！！行けそうね！」鼻血と血涙を流し壮絶に笑うゴッドブラッド！「バカナー！？」驚愕するノワールラクーンにトードベリィは操ったクローン作業員の銃撃を浴びせる！「スッゾコラー！」「ぬぅ！」だがノワールラクーンは表皮の硬度を上げて弾く！「貴様のジツだな！」「これだけではないぞ？」

「チッ！まずは貴様からだ、クリムゾンスティール＝サン！イヤーッ！」ノワールラクーンは巨体に見合わぬジャンプ力で飛び上がるとクルマゾンスティールの背後に着地！凄まじい地響きを鳴らす！「ナニ！？クッ…」クリムゾンスティールはこれをジャンプ回避！だがそこにノワールラクーンの無慈悲な爪攻撃が迫る！

「一匹目ェー！！」だが攻撃の一瞬クリムゾンスティールの姿がぼやけ空振り！代わりに反撃のテッコパンチをお見舞いされる！「グワーッ！？」再び鼻面！硬質化した顔面にヒビが入る！「何故景色が！？」「ワシの毒煙ゲンジツじゃ！既にここら一帯に張り巡らせてあったのよ！」「オノレー！」

3ターン目

・マップ

「助かったでござる、トードベリィ＝サン！イヤーッ！」クリムゾンスティールはマカーコで距離を取るとそのままスリケン投擲！顔面のひび割れを狙う！「イヤーッ！」だが発射の一瞬視界が揺れあらぬ方向へ！「シマッタ！間違えてゲン・ジツ範囲内に…！！」

「アーレェェェェェ！？」一方ゴッドブラッドもブルドーザーを全力発進させるが幻覚に捕まりノワールラクーンを轢殺できず！「何をやっとるんじゃー！イヤーッ！」唯一正気のトードベリィがスリケンを発射するが今度は普通に外す！トードベリィのワザマエは決して高くないのだ！「クソー！」

「なんだが知らんが千載一遇のチャンスよおー！！死ねぇー！！」ノワールラクーンは鋼鉄のクローで地面の大岩を持ち上げると投げつける！なんたるパワーか！「ふん！」だが大岩がぶつかった相手は幻覚！こちらも失敗だ！「バカナー！？」

「ダッテメコラー！」一方カナシバリから解放されたクローンヤクザ達はこれらのゴタゴタを意に介さずトードベリィめがけてチャカガン射撃！トードベリィはこれをバイオ筋力を用いたカエルジャンプで避ける！「チッ、一旦体勢を立て直すぞい！」

4ターン目　　

・マップ

「ラジャ、イヤーッ！」クリムゾンスティールは連続側転し工事現場の奥の資材置き場へ！その中にあった解体用ダイナマイトの箱そのものをテッコで無理矢理に持ち上げる！「ヌオオー！！」これをノワールラクーンの元まで運び、然るのち爆発させるのだ！

「させるか！イヤーッ！」ノワールラクーンは地響きを立てながら疾走！轟音を立てて迫り来るゴッドブラッドの暴走ブルドーザーとトードベリィの操り人形射撃を躱して巨大なクローに掴んだ大岩を投擲！狙うはクリムゾンスティールへの射線を封じるトードベリィ！

放り込まれた岩は巨大！ニンジャといえどもまともに当たれば命はあるまい。だがトードベリィはバイオ筋力を振り絞ってその場から飛び跳ねこれを回避！「イヤーッ！狙いが見え見えじゃあー！！」

5ターン目　

・マップ

「お覚悟！イヤーッ！」クリムゾンスティールは箱ごとのダイナマイトをノワールラクーンに投擲！「なに…アバーッ！？」回避行動が遅れ直撃！火柱が上がり周囲を照らす！「お死になさい！」「クタバレー！」さらに爆炎と煙に包まれたノワールラクーンにブルドーザーと操り人形銃撃が殺到！しかし！

「ヌガァー！！」ノワールラクーンはそれらと入れ違いになるように煙から飛び出しクリムゾンスティールへと疾走した！全身はひび割れ所々から血が噴き出ているが、その目はもはやクリムゾンスティールへの怒りのみに彩られている！

「イヤーッ！！」漆黒の殺意を纏った鉤爪の抉りこみ攻撃！凄まじいスピード、当たれば死！ドクン…。クリムゾンスティールの脳内にニンジャアドレナリンが満ち、主観時間が泥めいて淀む。「イ…イヤーッ！」

キアイのこもった叫び声とともに突如クリムゾンスティールのテッコに巨大な赤金のホログラム大楯が発生する！彼のジツだ！咄嗟の発動ゆえ一瞬のみの出現だったがギリギリでノワールラクーンの鉤爪を弾く！「グヌオー！」「チラッとサンズが見えたでござるよ！」クリムゾンスティールは血の気の引いた顔で叫ぶ！

6ターン目

・マップ

「お返しでござるイヤーッ！」クリムゾンスティールはテッコのブースターを噴かし水平チョップ！「グォー！イヤーッ！」これをノワールラクーンはブレーサーで受け止める！「がら空きよー！イヤーッ！」しかしその背後からはゴッドブラッドの暴走ブルドーザーが！

前面にはクリムゾンスティール、後方にはブルドーザー、逃げ場のないノワールラクーンはしかし、咄嗟にジャンプ！鈍重なれども彼はニンジャ！立体的回避パターンの選択肢も存在しているのだ！だが空中には弱点も多い！「ガラ空きじゃー！スハァー！！」

トードベリィが吐き出した煙がクローンヤクザに再び取り憑き、彼らに空中のノワールラクーンを狙わせた！「グワーッ！？」被弾！空中での回避は実在難しい！「オノレー！！」ノワールラクーンは傷口を押さえながら着地すると一足飛びにトードベリィへとジャンプ！

「ぬわ！？」トードベリィが思わずジャンプしてトビゲリを躱した隙をノワールラクーンは見逃さない！「イヤーッ！」「アバーッ！？」空中のトードベリィに鉤爪がクリーンヒット！空中での回避は実際難しい！「ガラ空きはそっちだ！」「グヌゥー！？」トードベリィはうめく！実際重い一撃、バイオトルソーによる耐久力強化がなければ今ので死んでいた！

7ターン目

・マップ

「トードベリィ＝サン！…クソッ！そろそろトドメでござる！イヤーッ！」クリムゾンスティールは決着をつけんとノワールラクーンに飛びかかる！そのテッコには赤金のホログラム・ガントレットが包み込むように生じ恐るべき粉砕兵器と化した！

「アバーッ！？」直撃！その顔面に蜘蛛の巣じみた亀裂が生じるが…未だ動き続ける！何たるニンジャ耐久力か！駆除業者に追い詰められた獣じみた執念！しかしもはやその目に理性はない！「ごろず…びどりだげでも…」爪を大きく掲げ反撃の構え！

だが、すかさず他の2人がインターラプト！「もうお終いよー！イヤーッ！」「ヌゥー！？」ノワールラクーンはブルドーザーの突撃をなんとか受け止めるも片方のブレーサーは大破！「終わりじゃ！」「ヌゥー！？」眉間に打ち込まれた弾丸をバイオ牛皮製レザーハチガネで受け止めるもこれも大破！

「ぢぐじょうめがぁ！」なんとか猛攻を耐え切ったノワールラクーンはボロボロの体でクリムゾンスティールに爪攻撃を仕掛けた！だがクリムゾンスティールは既にホログラム大楯を生成した完全防御の構え！「イヤーッ！」「ムテキ！」

ゴウランガ！大盾に弾かれ、耳障りな音を立ててノワールラクーンの爪がへし折れた！一方のクリムゾンスティールは無傷！クリムゾンスティールのジツがノワールラクーンの執念に打ち勝ったのだ！「オボー！」ノワールラクーン嘔吐！

8ターン目

・マップ

「今度こそ終わりでござる！イヤーッ！」クリムゾンスティールは脚部にハンマーじみた赤金のホログラム・ヘビィ・レガースを作成！さらにテッコからジェットを反射して回転！空中を飛ぶノワールラクーンの爪を思い切り蹴り付け…その主人に向けて蹴り飛ばした！

「グッ…」ノワールラクーンは飛来する爪を避けようとパックステップしたが「ヌゥ！？」 「残念ね！」ゴウランガ！後方にはゴッドブラッドのブルドーザー！逃げ場なし！「アバーッ！？」弾き飛ばされた鉤爪はノワールラクーンの鼻面に易々と突き刺さった！

その巨体と同じくノワールラクーンのカラテエネルギーによって強化されていた鉤爪の威力だ！さらにその爪には先ほどトードベリィが腹を引き裂かれた際にこびりついた毒が！普段ならノワールラクーンでも十二分に無効化できた毒、しかし直接体内、しかも脳内近くに入ってしまえば！？毒は一瞬にして未だに残っていたノワールラクーンの体力を奪う！

「アバーッ！？」ノワールラクーンは絶叫を上げながらのけぞると、一瞬静止。全身にくまなくヒビを走らせ……爆発四散した！「サヨナラ！」イクサ決着！

戦闘終了

ノワールラクーンの爆発四散と同時にクローン作業員達は度重なるカナシバリによって脳を焼き切られ倒れた。イクサは終わった。

「終わったわね…」煙を上げるブルドーザーから足をふらつかせたゴッドブラッドが鼻血を拭いつつ降りてくる。「ばっちぐー、でござる！あとはワイルドハント＝サンに報告するだけでござるな！」ニンジャ達が言葉を交わしていると、先ほどまで気絶していたヒエクがいつのまにか目を覚まし、立ち上がった。

「なっ！まだ生きてたの！？」「さすがは重サイバネでござるな…しかし」「畜生…ノワールラクーン＝サン、なんで…」もはやその足取りはおぼつかない。もはや助からないだろう。「どけ、ワシがトドメを刺す。」トードベリィは2人をかき分けヒエクへと近づいていく。

「あの人は…俺たち労働者の最後の希望だったんだ…。俺たちに唯一共感してくれた…」「もう良い、オヌシも眠れ」トードベリィは緑色の吐息を嘆息するように吐き出しヒエクにトドメを刺した。「ムン…」ヒエクは音もなく倒れ、地面に接した時にはもう息をしていなかった。

「ナムアミダブツ…でござる」「ザイバツの千年王国の礎となれたのよ、ある意味光栄なことだわ」「いちいちモータルの死にコメントなぞするな。時間の無駄じゃ。」トードベリィはそういって鼻を鳴らすと殺しの証拠の写真を撮り、そのまま出口へと歩き始めた。2人もそれに従った。

かくしてザイバツに、ニンジャに刃向かおうとしたムーホン人達の道はこれで潰えた。今回の事件はよくある工事現場襲撃事件として処理され、カットコ建設の重役達はザイバツから責任を問われ何人かはセプクするだろう。殺伐なる世を眺める髑髏めいた月が「ヤンナルネ」と言葉を落とした。

【ザ・テタナス・フロム・オウン・クロー・マーク】おわり

リザルト

Ａ：アイアンクローを倒した：【万札】プール＋30。 　　全員の【名声】が＋1される。

合計万札プール45、15ずつ分配されたこととする。

余暇

ゴッドブラッド

◆ゴッドブラッド　（種別：ニンジャ）　　DKK：０  名声：3   所属：ザイバツ
カラテ　　　　6  　体力　　　6
ニューロン　　5　　精神力　　7
ワザマエ　　　3　　脚力　　　2
ジツ　　　　　2　　万札　　　1
攻撃/射撃/機先/電脳　　6/3/6/7
回避/精密/側転/発動　　6/3/3/7
即応ダイス：5 緊急回避ダイス：０
◇ジツ
『☆カラテミサイルLV2』
◇サイバネ
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉◉忠誠心:ザイバツ』『◉知識:ストリートの流儀』
◯生粋のザイバツニンジャ

トードベリィ

（すでに名声5なので名声上昇はなし）

◆トードベリィ　（種別：ニンジャ）　　DKK：０  名声：5　  所属：ザイバツ
カラテ　　　　1 　　体力　　　4
ニューロン　　5 　　精神力　　10
ワザマエ　　　3   　脚力　　　3
ジツ　　　　　5　　万札　　　1
攻撃/射撃/機先/電脳　　1/3/5/5
回避/精密/側転/発動　　5/3/3/10
即応ダイス：5 緊急回避ダイス：０
◇ジツ
『☆カナシバリ・ジツLV3』
『★コブラ・ゲン・ジツ』
『★★グレーター・マインドブラスト』
◇サイバネ
▲▲戦闘用バイオトルソーlv1
◇スキル
『◉◉グレーター級の力』、『⭐︎◉操り人形』
『◉交渉:欺き』
◇アイテム
トロ粉末
◯下劣なパパラッチ
ニューロンの壁【1】突破済み

クリムゾンスティール

◆クリムゾンスティール（種別：ニンジャ）　所属:ザイバツ　名声:2
カラテ6　　　　　　体力6
ニューロン6　　　　精神力7
ワザマエ6　　　　　脚力3　　　
ジツ3　　　　　　　万札5
攻撃/射撃/機先/電脳　　7/6/6/6
回避/精密/側転/発動　　7/6/6/9

即応ダイス:5   緊急回避ダイス:1

◇装備や特記事項
☆ムテキ・アティチュードlv3
▶︎テッコlv1
『☆◉瞬時の解除』、『⭐︎◉レッサー・ムテキ・ウェポン』
『◉突撃』、『◉滅多打ち』
『◉知識:サイバネティクス』、
パーソナルメンポ、家族の写真
◇未覚醒のアーチ級ソウル憑依者

終わりに

多少駆け足でしたが、これで今回のリプレイを終わります。抱えているPCも中々増えてきましたが、のんびり進めていきたいと思います。ではまた次のリプレイでお会いしましょう！

おまけ