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ニンジャスレイヤーTRPGソロリプレイ【メタリック・シャイン・イン・ザ・ダークネス】


◆初めに

ドーモ、nyamotomoです。本日も元気にTRPGしていきましょう。今回挑むシナリオはこちら!

TRPGで大出世を遂げたニンジャ、インパルスと共に繁華街へ繰り出すシナリオです。そういえばちょうど絡ませたいニンジャがいました。

◆シルバーウェア

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イメージ画像です。おそらく本来はここまで露出度は高くないでしょうが、まぁ、あくまでイメージです。

◆シルバーウェア (種別:ニンジャ)  DKK:0  名声:2   所属:ソウカイヤ
カラテ    4  体力   4
ニューロン  5  精神力  5
ワザマエ   4  脚力   2
ジツ     3  万札   2
攻撃/射撃/機先/電脳  4/4/6/7
回避/精密/側転/発動  5/5/4/8
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇ジツ
『☆カラテミサイルLV3』
◇サイバネ
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉知識:貴族の流儀』「◉知識:ヤクザの流儀』『◉交渉:超然』
◇アイテム
オーガニック・スシ
◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度1

キネシスを使って食器類を投擲するニンジャ。キネシスだけでなく人心に作用する弱い精神操作も使用可能。その優雅で柔らかな立ち振舞いから、貴族出身と考えられるが過去は不明。

前回、見事にスカウトに成果し多少成長しました。ちょうどインパルスと同じくらいの強さですね。

それでは本編開始です。

◆本編開始

ソウカイヤ・スカウト部門。ニュービーニンジャ出現の情報収集、スカウト、教育、訓練、任務斡旋まで行うこの部門は、組織内でも随一の超多忙部門として知られる。ネオサイタマ中のニンジャ密度が爆発的に増加しつつある昨今、その立場は益々重要となり、業務はそれに比例して益々増加しつつあった。

そんなスカウト部門の本部、スカウト部門事務所に一人、安っぽいコスプレイ・ゴスロリドレスを来たニンジャが黙々と事務作業を続けていた。彼女の名はシルバーウェア。スカウト部門に所属する女ニンジャである。「…フー、しかし今日は随分と静かな日ですね、なんだか不思議な気分ですわ。当然といえば当然なのですが…。」

通常スカウト部門の事務所は、夜行性アニマルやサラリマン出身の夜勤ニンジャや深夜まで残業を続けるニンジャ(主にソニックブーム)などが常に常駐しており、ほぼ24時間体制でスカウトやニュービーのトラブル解決に取り掛かれる体制が整えられておいる。通常は深夜でもかなりの人手と活気がある場所だ。

しかしこの日、スカウト部門はいつもよりもニンジャ密度が薄くどこか寂しげだった。理由は明白だ。ソニックブームのオーバーワークを見かねた複数の中堅スカウト部門ニンジャ達が、ゲイトキーパーの許可を得てソニックブームをアンブッシュ捕獲、オンセンへと連行したのである。シルバーウェアの脳裏には朝方、大騒ぎしながら装甲観光バスへと乗せられていったソニックブームの姿が思い浮かんでいた。

…(ヤメロー!ヤメロー!仕事に戻セッコラーッ!!)(ダマレ!アンタを見習ったニュービーのカロウがアブナイ!休みは義務!)(ザッケンナコラー!!)…「思い出しても、なんというか強引なやり方でした…しかし仕方ありませんわ、最近特にオーバーワーク気味でしたし、しっかり休んできて貰いたいものです。」

ソニックブームの過労はスカウト部門のメンバーにとっては常に懸念事項の一つであった。しかしそれが解決された今、シルバーウェアは奇妙な開放感の快楽を味わっていた。それは他も同じだろう、細かな事務仕事をクローンヤクザ達に任せ、積極的な外回りや情報収集に向かうメンバーが今日は多く、事務所の閑散さを更に増していくこととなっている。「さぁ、私もお仕事を早く終わらせてしまいましょう。」

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一時間後!シルバーウェアが業務を終え、帰り支度を進めていた時である。一人の若い金髪のニンジャが事務所へと入ってきた。そのニンジャは辺りを見渡し、事務所内で今まさに帰ろうとするシルバーウェアを見つけるとオジギしてアイサツした。「ドーモ、シルバーウェア=サン、インパルスです。」

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◆インパルス (種別:ニンジャ) DKK:0  名声:2   所属:ソウカイヤ
カラテ    3  体力   3
ニューロン  4  精神力  6
ワザマエ   5  脚力   3/N
ジツ     3  万札   10

攻撃/射撃/機先/電脳  3/5/4/4
回避/精密/側転/発動  5/5/5/7

◇装備や特記事項
『◉疾駆』、『◉忠誠心:ソウカイヤ』x2、『◉マーク・オブ・ソウカイヤ』
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』『◉知識:ヤクザの流儀』『◉知識:歓楽街』『◉交渉:共感』 
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』
【精神力】を2消費し、『難易度:HARD』で発動判定を行う。
発動に成功すると、自分を中心とした3×3マスにいる敵全てに対し、
自動的に『電磁属性ダメージ2』を与える(回避難易度:HARD)

「ドーモ、インパルス=サン。シルバーウェアです。外回りお疲れ様ですわ。」シルバーウェアもそれに応えて立ち上がり手を前面に置いてオジギした。礼節は大事だ。特にヤクザならば。

彼の名前は『インパルス』。デン・ジツ使いの元ホストのニンジャで、『気合が入ってる』部類のニンジャとして部門内外で知られる男だ。向こうの方がセンパイだが、実力的には同程度といった所だろうか?

暫しの無言の後、インパルスは平時の彼からすると不思議なほど遠慮勝ちにシルバーウェアに話しかけてきた。「突然に悪いな。ええと…もう帰りか?中々調子がいいみたいだな。」「はい、おかげさまで。」シルバーウェアは柔和に微笑む。

「そうか、ならいいんだけどよ。」インパルスも笑顔で答える。シルバーウェアをソウカイヤにスカウトしたのは他ならぬインパルスであった。精神が半ば崩壊していたシルバーウェアをニュービー数名で鎮圧し適切な治療を受けさせた、いわば恩人だ。

「それで…どのような御用件ですか?何やら物々しいご様子ですが…」「ああ、ちょいと頼み事をな」シルバーウェアが用件聞くとインパルスは少し勿体ぶってから懐から端末を取りだすとソウカイネットの画面を見せた。

「ここ数日、ウナギ・ディストリクトあたりで暴れてる奴が居るんだよ。おそらくニンジャ。ソニックブーム=サンが温泉に行ってる隙を狙ったのか、あるいはただの偶然かは知らねえが……」画面には複数のニンジャが無軌道な破壊に勤しむ姿。憑依直後の増長ニュービー…といったところか。

「ソニックブーム=サンが居ないからってよ、サンシタ野放しにしたまま待つってのは天下のソウカイヤらしくないと思わないか?俺はそいつらを捕まえるなり始末するなりしてシックスゲイツなしでもソウカイヤを舐めるとどうなるかってのを改めて知らしめてやりてえんだ。」インパルスの語気が強くなる。

「なるほど…ご用件はよく分かりましたわ」「あぁ、俺一人じゃ探すのに手間がかかるからな……アンタにちょいと手伝ってもらおうと思ったわけよ、帰り際に本当に悪りぃけど頼まれくれねぇか?勿論報酬は出す。」インパルスの瞳は真剣だ。彼のソウカイヤへの忠義がなせる技であろうか。

シルバーウェアは暫し顔を伏せ、考えた。インパルスは実際命の恩人だ。その申し出ならなるべく叶えたい。それにネオサイタマはソウカイヤの支配地域、特にウナギ・ディスリクトには複数の傘下ヤクザ・クランがある。そんな場所でニュービーニンジャが暴れるのは組織全体の評判への影響も良くないだろう。

シルバーウェアは再び顔を上げて答えた。「こうした不測のニンジャ案件もわたくし達スカウト部門の業務です。私も微力ながらお手伝いさせていただきますわ。」「嬉しいぜ!ヨロシクオネガイシマス!」インパルスが深くオジギする。二人のニンジャは窓を開けると金と銀の色付きの風となって、宝石箱めいたネオサイタマへと飛び込んでいった…。

◆ウナギ・ディストリクト


数十分後!ネオサイタマの一角、ウナギ・ディストリクト。お世辞にも治安がいいとは言えない地区だが、そんな場所でも人々は逞しく生活している。「スッゾオラーッ!」「サイバネ手術!今ならお得!」ヤクザの怒号、怪しげな店の呼び込み、得体の知れない路地裏の闇。虹色のネオンの光に包まれたストリートは騒がしく、真夜中に近い時間帯にも関わらず眠る気配は全くない。

その中心、ウナギ・ストリートを一組の男女が連れ立って歩いていた。先程スカウト部門事務所から走って到着したインパルスとシルバーウェアである。恐るべきはニンジャの脚力。一見さほど頑強そうには見えない二人組だが、ヨタモノとしての勘だろうか?道を行き交う凶暴チンピラやフリーランスヤクザも無意識に彼らを避けている。

「中々広い地区ですね、虱潰しに探索も地元の方々にインタビューをなさった方が効率的でしょうか?」「そうだな、ニュービーニンジャってのは無軌道で目撃されやすい、探せば一人くらい見たやつがいるだろ。」とはいえウナギ・ディストリクトに住む人間は多い。どこから向かっていくべきだろうか?

ウナギ・ストリートMAP

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どこを調べるかはダイスで

1d7=2、違法基盤マーケット

◆違法基盤マーケット

ソウカイネットのマップを確認しながら暫く考えた後、シルバーウェアがインパルスに提案した。「まずは違法基盤マーケットに向かってみてはいかがでしょうか?。強盗を繰り返しているのなら、ハッキング用に生体LAN端子のアップデートを行なっている筈です。そうでなくとも犯罪者の方々が多く集まる場所ですし、情報が入っているかもしれません。」「違法基盤屋か……あんまり入ったことないんだよな…まぁそういうことなら早く向かおうぜ!」

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ウナギ・ストリートの違法基盤店「タケアナ」はストリートに面した一等地に基盤パーツの鈍い金属光沢を放ちながら店を構えていた。仮にも違法店舗がこうして堂々と店を構えているあたり、この辺りの治安が相当に悪いことをはっきりとした形で示している。

二人が店の前まで来ると、旧世紀のUNIX基盤やチップ、電脳阻止、メガデモ、テックツール……そういったものが雑多に収められた籠の間から薄汚れたエプロン姿の店主が這い出てきた。「いらっしゃい、いや~いい所にお客さん方きましたね。ちょうどスゴイテック社の33式が入ったけどどうです?今なら埋め込みでもう1つお付けしますよ!」

早速のセールストーク。ネオサイタマの商人の目は鷹めいて鋭い!一見ただのワカモノである二人から巧みに暴力と犯罪の匂いを嗅ぎ取っているのだ!「俺は今のところいいかな…?」「私も今の端子で満足していますわ、誠に申し訳ありませんが遠慮させていただきます。」

その言葉を聞いた店主は急に冷えた目つきになると二人のニンジャを探るようにジロジロと眺めた。「LAN端子が目的じゃない?一体何なんだ?冷やかしかい?アンタたち?」

A.交渉する
B.暴力で脅す
C.買収する 

今回は交渉する

「実は聞きたいことがあってな。出し抜けに悪いけどアンタの知ってること、教えてもらえると嬉しいんだが…」インパルスが用件を話す。「聞きたいこと…?さアて、よくわかりませんが、うちでLAN埋め込んでくれればなにか話すことを思い出す気がしますな。万札15万です。」店主は意地汚い笑みを浮かべる。変容する状況をも利用する商人のワザ!

「あー少し待ってくれ、シルバーウェア=サンちょっと…。」インパルスは店主に背を向けるとシルバーウェアと声を潜めて相談を始めた。(参ったな、どうする?何か交渉できないか?)(そうですね…ここは私めに任せてくださいませ。)(あぁ、わかった!頼む。)話が終わるとシルバーウェアは店主へと向き直り、その目を真っ直ぐに見据えた。その瞳からは銀色の光が漏れ出している。奇妙な安心する光だ。

「本当に申し訳ありません。今手持ちがなくそういった手術はできませんの。」「じゃあ、帰ってくれ、店の邪魔だよ。」店主は態度を変え二人を追い返そうとする。シルバーウェアがここで店主を引き止めた!「待ってください!黙っていて申し訳ありませんが、実は私たちソウカイヤから派遣されたヤクザエージェントですの。」「ソウカイヤ?それがどうしたん…だよ…」店主の言葉が詰まる、銀の光から目が離せない。

かかった。もはや店主はシルバーウェアの前から動けない!シルバーウェアは真剣な顔つきで更に言葉を続ける。「ハイ、情報が集まれば人員を呼んで今ストリートで狼藉を働いてらっしゃる方々を捕獲し連行させていただきます。貴方も彼らには迷惑を被っているのではありませんか?」「ま…まぁな…客のギャングやヨタモノ達が殺されちまって…」店主が本音を漏らす。シルバーウェアは瞳の光を強めながら更に続ける。

「今はまだ直接的な被害にお遭いになってはいないようですが、このまま放置されたらその限りではありませんよ?ご自身のお店を守るための投資と考えて、どうかお話を聞かせてくださいませ…」

交渉-難易度uhard、 ◉交渉:超然と◉知識:ヤクザの流儀でダイス+3、5556361、 成功!

「う…ウーン!」店主は暫く考えた後、遂に口を開いた!「いやね、実はあっしはさほど情報を持ってないんですが……となりのサイバネ闇医者の野郎がそいつらを知ってるらしいんですよ。なんでも実際サイバネ埋め込み手術をしたとかで……話を聞いてみてはいかがで?」言葉に嘘はなさそうだ。

シルバーウェアはそこまで聞いて柔和に微笑むと、店主の手を握った!「アイエッ!?」「貴重な証言、ありがとうございます。暴漢達の捕縛に必ず役立たせていただきますわ!」シルバーウェアは手を離して店主に一礼するとインパルスに向き直る。

「さぁ、インパルス=サン、お隣のサイバネ医院へ伺いましょう。」「お…おう!アンタ、話してくれてありがとな!」二人は早足で隣の建物へ!「お…お客さん達、お気をつけて!」店主は去りゆく二人の背中に声を投げかけたが、すでに二人は店外へと飛び出していた。

◆闇サイバネ医院

隣の闇サイバネ医院は薄汚れた小さなビルディングの一階を占拠して建てられていた。「新式サイバネ続々入荷!コウダ医院」の看板はボロボロ、軒先には型落ちのテッコやヒキャクが肉屋じみて下げられており、ネオンを反射して錆びついた光沢を放っている。その不気味な様相が近寄り難い雰囲気を醸し出していた。

「随分と胡散臭ぇ医院だな…」「随分と暗いですね、ご不在でしょうか?」二人が店内に入ると、カウンターにサイバネ医者らしき老人がタバコを吸い新聞を読みながら座っていた。どうやら営業していたようだ。「いたいた、良かったぜ。じいさん、悪いけど少し話を聞かせてくれないか?」

「ゴホッ……ゴホッ……何、客?」「いや、ちょっと聞きたいことがあってな。あんた、この辺で暴れまわってるってやつらを知らないか? ちょっとそいつらに用があるんだ。」インパルスの質問に闇医者はあっさりと答えた。「知ってるよ、手術したもの。」

「OK、アタリだ。…エート、それってどんなやつ?名前は?住所とかワカル?」交渉するまでもなく、インパルスが質問すると闇医者は特に顧客の情報の秘匿義務など知った事かとばかりにぺらぺらとしゃべった。

「名前は知らないけど、噂じゃ近くのウナギ第3雑居ビルに住んでたヨタモノ三兄弟って話だよ?元最近いきなり人が変わったようにカラテが強くなって暴れ始めたんだってさ。」

そういうと医者は壁にかけてある写真の群れをを指さした。どうやら歴代の手術者らしい。そこに三人の覆面のヨタモノと写った一枚がある。「それでオカネを貯めて三人で僕のところに手術に来たんだよ。三男がサイバネアイ、次男がクロームハート、長男が手足の機械化と生体LAN端子、だったかな?」

「3人か…。」「少し…大変かもしれませんね。」二人の会話が聞こえているのか、いないのか闇医者は尚も話し続ける。「資金が潤沢で中々楽しかったよ。話した感じは普通のヨタモノみたいだったけどね。最近は近くの天麩羅っていうマイコクラブで毎晩問題を起こしているらしいよ。会いにいくならそこじゃない?」

アタリだ。ニュービー達に関してかなりの情報が集まった。しかし…。「そっか……助かったぜ。」「あったらよろしく言っといて。」「おう!」「ありがとうございました。」二人はそこまで話を聞くと闇サイバネ医院か歩道へと出た。

「三人か…。」「頭数では向こうの方が多いですね、戦うなら多少苦戦するかもしれません。」「そうだな、なんとか交渉で形をつけたいな。幸い自宅の情報もわかった。」二人は顔を見合わせる。

家にカチコミorマイコクラブ? 1d2で決定=2

一瞬の沈黙の後、シルバーウェアが重苦しく言葉を紡ぐ。「……セオリーに従うなら、ご自宅へ訪問するのが正解ですが…何か嫌な予感がします。私としてはマイコクラブの方に伺いたいですね。」「…あぁ、もの凄く嫌な予感がする。俺のニンジャ第六感もピリピリするぜ。」二人のニンジャは頷き合い、マイコクラブへと足を運んだ。

◆マイコクラブ『天麩羅』

紹介されたマイコクラブ、『天麩羅』は5階建ての豪華な建物であった。煌びやかな電飾は、宝石で飾られた宮殿じみた文様を壁面に浮かび上がらせている。ノボリには「職人天麩羅」「来るもの拒まず」のショドー。1階の入り口には巨大なマスコット「えびクン」の電飾が輝いてた。

「この店、知り合いに聞いたことがあるぜ。確かこの辺で一番売れてるマイコクラブだとか。」「なるほど、略奪で奪ったお金で豪遊なさっているいるようですね。」「ニンジャの力で最高の快楽を味わいたい…ってところか?」「なら随分とお手頃な最高で満足なさられる方たちのようですわ。」

二人が店に入ろうとしたその時!(アイエエエッ!?)「ん?」「おや?」建物から悲鳴!(イヤーッ!)少し遅れてカラテシャウト!二人は顔を見合わしもせず、次の瞬間にはもう建物めがけて駆け出していた!

ロビーに侵入すると、時すでに遅し!!店内は無茶苦茶に荒らされていた!飛び散ったガラスや料理、両断されたテーブル、焼き焦がされた椅子、そしてクナイで全身を貫かれたボーイの死体!まるで戦場だ!

「こいつはひでぇ…」インパルスは顔をしかめる。ホスト出身の彼にとってはとても看過できないような横暴だ。二人は被害を一瞥すると階段を駆け上り廊下を渡り、扉を力ずくで破り、3階へ!この大扉の向こうの宴会室こそこの騒ぎの大元だ!

扉に手をかけたインパルスが一瞬止まりつぶやく。「衝動的に来ちまったが、やっぱり少しキツイかもな…。」「既にソウカイ・ネットには連絡済みです。ヤバイようならば逃げましょう。幸い私も貴方も範囲攻撃のジツ使い、集団戦はむしろもってこい…ですわ!」「頼もしいぜ!行くぞ!イヤーッ!」インパルスは力強く笑うと蹴りで扉を突破!内部の光景が二人の目に飛び込む!「「こ…これは!」」

部屋の中はまさに惨状の真っ只中!あちこちに火がつき、テーブルが破壊され料理や食器があちこちに飛び散り、シャンデリアの光と炎を乱反射している!遠巻きに怯えるは逃げ遅れた客とボーイ!そしてその破壊の中心にはマイコと料理に囲まれた二人のニンジャ!

「ヘッヘッヘ!カネとオンナとサケたんねぇな〜!兄貴〜ビビらせが足りないんじゃない?もう二、三匹焼き殺してよ!」ソファにふんぞりかえるローブのニンジャ!「ハァ、ジツ用トロ粉末もタダじゃないんダヨ、弟….。」テーブルにソンキョするDJ風のニンジャ!

二人だけ?もう一人は別の部屋で飲んでいるのだろうか?シルバーウェアの思考をよそに、ナムサン!DJ風のニンジャは無慈悲に手のひらを客に向けている!アブナイ!「アーアー!……こりゃひでえ、飲み方ってのを知らねえらしい!」インパルスが大声で叫び注意を引いた!ニンジャはカトンを中断する!「アッ?」「ナニ?」振り返る二人のニンジャ達!  

「こりゃ、教育が必要だな……それも相当キツイやつが……ドーモ、ソウカイヤのインパルスです。」「ドーモ、同じくシルバーウェアです。」アイサツする二人のニンジャ!アイサツされれば返さねばならない!

「ドーモ、ダークシューターです。」ローブの男がアイサツ!「ドーモ、ファイアコブラです。」DJ風のニンジャも続く!アイサツの隙にシルバーウェアが合図するとマイコと客は逃走!二人のニンジャは新たなる侵入者に気を取られ気づけない!「その辺でヤメロ、ヨタモノ共。今ならまだ半殺しで済ましてやる。」インパルスが凄む!

ローブのニンジャ、ダークシューターはその言葉を聞くと手に持ったクナイを回転させながらサイバネアイを苛ただしげに光らせる!「なんだよ〜ソウカイヤ?ヨージンボかな?折角楽しく暗黒の儀式してたのにさ〜。どうする?ファイアコブラの兄貴〜!」

「俺ラのアソビとめられたヨ。アイツらの命も終わらせてやるヨ。やるヨ、弟、上で飲んでる兄貴の手、借りるまでもないヨ。イエー。」DJ風のニンジャ、ファイアコブラは手のひらに炎を灯らせ威圧的に噴き上げた!両者とも殺意は満々だ!

「随分と自信がお有りのようですが…僭越ながら申し上げると、私達を打ち負かすことはあなた方の実力ではとても難しいかと。」「ハッ、憑依したてのサンシタにそこまで求めるのは酷だぜ?実戦でわからせてやらなぁとなぁ!!」インパルスとシルバーウェアもそれに応えるようにジツのチャージを開始!空気が歪みデッドリーなアトモスフィア!イクサの火蓋が切って落とされる!

◆イクサ開始

本来はグリーンエレファントとガスバーナーですが、今回は別のデータを用意して戦わせてみることにしました。

◆ ダークシューター(種別:ニンジャ) 
カラテ    2  体力   2
ニューロン  2  精神力  2
ワザマエ   4  脚力   2
ジツ       万札    
攻撃/射撃/機先/電脳  2/6/2/2
回避/精密/側転/発動  4/4/5/

◇サイバネ
▶︎サイバネアイlv1
◇スキル
『◉スリケン乱射』
◆ファイアコブラ(種別:ニンジャ) 
カラテ    2  体力   3
ニューロン  4  精神力  5
ワザマエ   2  脚力   2
ジツ     2  万札    
攻撃/射撃/機先/電脳  2/2/4/4
回避/精密/側転/発動  4/4/2/6

◇ジツ
⭐︎カトン・ジツlv2

◇サイバネ
▶︎クロームハートlv1

1ターン目

イニシアチブ: シルバーウェア→インパルス→ファイアコブラ→ダークシューター

シルバーウェア、カラテミサイル63326246成功、残り精神力4
→2発ずつ ファイアコブラ回避54成功 ダークシューター回避26成功

インパルス強化放電攻撃4321215成功、残り精神力5
→ ファイアコブラ回避45成功 ダークシューター回避42命中 体力0気絶 

ファイアコブラ、カトンジツ53245成功、中心点1d2=2インパルス
→シルバーウェア回避65125 インパルス回避22516

戦闘開始!一番手はシルバーウェア!「随分と散らかしになられましたね、ご自身の体で掃除なさっては?」床に散らばるカトラリー(注:食器)類が銀の光を纏って振動!いきなりジツだ!「な…何する気だヨ!」「こうするんです。ンー、イヤー!」シルバーウェアはカトラリー類をキネシス浮遊させ、嵐めいて二人のニンジャに叩きつけた!

「サイコキネシス!?本物!?マジ!?」「黙ってヨケロッ、弟!イヤーッ!」ファイアコブラとダークシューターは煌めく金属の嵐を側転回避!直撃すればニンジャといえども挽肉確定だが避ければ問題なし!しかし!「かかったな!」「ナニ!?」「えっ?」背後から声!!

側転回避した背後に拳に電撃を溜めたインパルスが!シルバーウェアのジツに相手が気を取られている隙に、キネシス回避で誘導されるポイントへと連続側転で回り込んでいたのだ!なんたる互いのジツを即興で組み合わせた高度な連携か!!高いレベルの戦闘教育がなせるワザだ!

「イヤー!」電撃を纏う拳が地面に叩き落とされ、衝撃波が走る!「アバババババ!?」二人のニンジャはジャンプ回避を試みるも退避が遅れたダークシューターがマトモに食らって痙攣!黒焦げ気絶!「ムン」

「よ…よくも、弟を!俺ラ兄弟、カタキは絶対!黒焦げにしてヤンヨ!イヤー!」ファイアコブラは激昂!手のひらから火炎を撒き散らす!しかしインパルスとシルバーウェアはそれぞれ手頃な位置にあったテーブルを盾にして防御!「ハッ、狙いがバレバレなんだよ!」挑発するインパルス!

2ターン目

シルバーウェア、カラテ4543成功→ファイコブラ回避44成功 

インパルス、スリケン11215成功→ファイアコブラ回避36成功

ファイアコブラ、カトンジツ663424成功、中心点はシルバーウェア
→シルバーウェア回避42165 インパルス回避31414

「インパルス=サン!下がって!イヤー!」シルバーウェアがファイアコブラとテーブル裏のインパルスの間に駆け込み踊るように回転!顔面めがけた回し蹴り!「イヤーッ!」ファイアコブラは体を逸らせギリギリ回避!「イヤーッ!」すかさずインパルスがバックステップしつつスリケン投擲!「イヤーッ!」ファイアコブラは体を捻ってこれもギリギリ回避!

「ナメルなヨ!死ねぇー!!」再び火炎放射!「イヤーッ!」シルバーウェアがキネシスで炎を割る!インパルスもその影に隠れ無傷!「ジツ頼りのサンシタ、しかもそのジツも微妙かァ!?」インパルス再び挑発!

「二体一だぜ!諦めな!」「投降をオススメしますわ、ご自身でご判断できればですが…。」「オノレー!!」その時!「なんだぁー!?この騒ぎは!!」上階から声が!「兄キ!来てクレ!」続けてドタドタという振動と音!上階から何かが来る!「兄貴だって!?」「どうやら最後のお一人が来られるようですね…。」油断なく乱入者を警戒、階段を意識するシルバーウェアとインパルス!

3ターン目

3ターン目、新たなニンジャが一人乱入する!

次の瞬間、上階への階段から黒い影が飛び出してきた!「ヌァーッ!」影の正体は武装した巨漢ニンジャ!階段を駆け降りバトルアックスを振るいテーブルを粉砕しつつイクサへと乱入する!「ドーモ、ヘビィアックスです!」「ドーモ、ヘビィアックス=サン、シルバーウェアです。三人目の方…ですね。」「ドーモ、インパルスです!こりゃあ随分でかい奴が来たな…!」

「ヌァーッ!なんだこの騒ぎわぁー!?アーッ!!」ヘビィアックスは気絶するダークシューターを発見し地団駄を踏む!「俺の可愛い弟が気絶してるではないかぁー!!」「兄キ!敵襲だヨ!」「なぁに〜!?」

四肢に施されたサイバネ改造機構からスチームを噴出し威圧的に獲物の刃をぎらつかせるヘビィアックス!「許せんぞ!貴様ら!首を刎ねて殺す!」激昂!「ハッ!出来るもんならやってみろ!」インパルスはファックサインで応える!「オノレー!イヤーッ!」ヘビィアックス突撃!イクサ再開!

◆ヘビィアックス(種別:ニンジャ) 
カラテ    4  体力   7
ニューロン  2  精神力  2
ワザマエ   2  脚力   4
ジツ     1  万札  
攻撃/射撃/機先/電脳  5/2/3/3
回避/精密/側転/発動  5/2/2/0

◇⭐︎ビッグ・ニンジャ・クランlv1

◇サイバネ
▶︎テッコlv1、▶︎生体LAN端子lv1、▶︎ヒキャクlv1

◇スキル
『◉滅多切り』、

◇装備
チェーンソー
シルバーウェア、カラテミサイル4313145成功、残り精神力3、ファイアコブラに3発、シャープアックスに一発
→ファイアコブラ回避41 シャープアックス回避54

インパルス、強化放電攻撃2641234成功、残り精神力4
→ファイアコブラ回避13失敗 残り体力1 シャープアックス回避146 成功

ファイアコブラ、カトン266312、中心点インパルス
→ シルバーウェア回避65 インパルス回避45 

ヘビィアックス、チェーンソー455342、シルバーウェア
→シルバーウェア回避423成功 

「少々恰幅が良いお人のようですね、これは避けれるかしら?…ンー、イヤーッ!!」シルバーウェアはキネシスを行使!銀色の光に包まれたカトラリーが二つの群れとなって襲いかかる!「ヌッ!?ジツか!?イヤーッ!」ヘビィアックスは立ち止まりバトルアックスを盾にし防御!意外にも知性!ファイコブラもブリッジ回避!

だがソウカイヤの攻撃はこれで終わらない!「まだまだいくぜ!イヤーッ!」インパルスが再び放電攻撃!「ヌゥ!?イヤーッ!」ヘビィアックスは巨大に見合わぬ俊敏さでジャンプ!サイバネ強化された脚力と反射神経の賜物だ!「アバーッ!?」一方ファイアコブラは直撃!クロームハートの防電機能でかろうじて気絶は防ぐ!

「アバッ!…クソガッ!死ねヨ!焼け死ネヨ!イヤーッ!」ファイアコブラは煙を立ち上らせながら怒りのカトンを放つ!「グッ!」前に出ていたインパルスは眼前!逃げ場なし!ジャンプ回避!

だがファイアコブラは残忍に笑った!「カカッタリー!」「イヤーッ!」これは陽動!サイバネジャンプしたヘビィアックスの斬撃が空中のインパルスに迫った!「アッ!?イヤーッ!!」インパルスは電撃じみた速度で空中ナックルダスター防御!防御の勢いで後方に跳ね飛び退避!ワザマエ!「ヌゥー!避けられたか!」

4ターン目

アトモスフィアhard!

シルバーウェア、カラテ4234、ファイアコブラ
→ファイアコブラ回避14 体力0気絶

インパルス、強化放電攻撃残り精神力3
→ヘビィアックス、回避424 失敗 残り体力6

ヘビィアックス、チェーンソー滅多切り522/461インパルス
→インパルス回避326 51

「イヤーッ!」後方に飛んだインパルスと入れ替わるようにシルバーウェアが前転移動!インパルスに気を取られるヘビィアックスの股を抜けファイアコブラの眼前に迫る!「エッ」「イヤーッ!」シルバーウェアの踊るようなアンブッシュ回転チョップがファイアコブラの首筋に打ち込まれる!「グワーッ!?」ファイアコブラ気絶!

「ナッ!お…オノレーッ!我が弟を二度までも絶対に許さ…」体を捻りシルバーウェアへ激昂するヘビィアックスに今度はインパルスが迫る!「兄弟揃って食らっとけや!イヤーッ!」「アバーッ!?」電撃をまとった拳が打ちつけられる!感電するヘビィアックス!

「…コ…コシャクなー!!イヤーッ!イヤーッ!」しかしニンジャ耐久力で耐え切り、反撃!テッコから蒸気を吹き上がらせ得物の巨大さに似合わぬ高速斬撃!「うわっと!」インパルスは軽やかなバック転!十字の切れ込みがホストスーツに刻まれる!ギリギリ回避、アブナイ!

5ターン目

シルバーウェア、カラテミサイル6131114 残り精神力2
→シャープアックス回避21 失敗 残り体力2

インパルス、強化放電4356654 残り精神力2
→シャープアックス回避5 成功

ヘビィアックス、シルバーウェアにチェーンソー滅多斬り621/245
→シルバーウェア回避632/16
6ターン目

シルバーウェア、カラテミサイル6322 残り精神力1
→ヘビィアックス回避26 成功

インパルス、カラテ135
→ヘビィアックス回避6 成功

ヘビィアックス、インパルスへチェーンソー滅多切り、542/265
→643/42 残り体力1

「チッ、中々やるな!」「致命的な攻撃です、早めに決着をつけましょう。」「その前に貴様らを真っ二つよ!イヤーッ!」「「イヤーッ!!」」三人のニンジャが激突し、イクサはさらに加速していく!ジツとカラテが交錯する異能者達の戦い!インパルスの雷光が走りバトルアックスと飛び交うカトラリーを照らして乱反射する!「アイエエエ!」怯えるギャラリー!

「「イヤーッ!!」」「アバーッ!?」インパルスの電撃を警戒したヘビィアックスに対し、シルバーウェアのキネシス・カトラリーの群れが全身くまなく突き刺ささる!相当なダメージ!しかし血まみれのハリネズミめいた様相になりながらもヘビィアックスの異常耐久力はこれを耐え切る!

「イヤーッ!」ヘビィアックスは更なるキネシス攻撃を斧で払うと近接カラテを仕掛けてきたインパルスの拳を片手で受け止めた!「捕まえた…!」「シマッタ!」フォークが突き刺さった血塗れの顔面で壮絶に笑うヘビィアックス!

「イヤーッ!」そのまま振り下ろされるアックス!肩口に直撃!「アバーッ!?」「インパルス=サン!」刃が深々と肉に食い込む!あと数センチ深く入れば死ぬ!絶体絶命のピンチ!

7ターン目

アトモスフィアがuhardに!

シルバーウェア、カラテミサイル5261 残り精神力0
→ヘビィアックス回避665

インパルス、放電攻撃2234225 残り精神力1
→ヘビィアックス回避24 体力0 勝利

「死ねぇー!!イヤーッ!」ヘビィアックスはそのままトドメを刺そうとカラテを込めた!インパルスは哀れ両断か!?…が、しかし!「ヌッ!?」ヘビィアックスは困惑!斧が動かせぬ!?これは何たることか!?バトルアックスのヤイバ部分をご覧いただきたい!「こ…これは!」

ナムサン!その表面には奇怪な銀色の光が纏わり付いている!ゴウランガ!シルバーウェアのキネシスがカイシャクの攻撃を妨害しているのだ!インパルスはこの一瞬の隙を逃さない!「イヤーッ!!」放電するインパルスのアッパーカットがワンインチ距離のヘビィアックスの顎へ!「アバー!?」不気味に感電発光するヘビィアックス!しばらく放電した後、斧を手放し、ふらつくとそのまま床へと倒れ込んだ!気絶!ソウカイヤ側の勝利だ!

戦闘終了

イクサは終わった。「ザマァ、見やがれ…」極限の戦いが終わったことに脱力したのか、インパルスも気絶し倒れ伏す。すかさず駆け寄るシルバーウェア!正気に戻ったボーイ達も続く!

「…良かった、まだ息がある…。皆さん、医療用具と、できればスシを!早く!」「ハイ!」シルバーウェアは早速ボーイと客に指示を出し、インパルスの手当、ヘビィアックス達の拘束、ソウカイヤへの連絡を同時並行で進め始めた。

◆エピローグ

……後日、トコロザワ・ピラーのスカウト部門事務所!あの後インパルスは手早い治療の甲斐あって無事に回復。三人のニンジャはソウカイヤの回収班によって無事に回収された。二人は目の前のニンジャ、スカウト部門筆頭ソニックブームによって今回の件について呼び出されたのだ。

画像4

「随分とボロボロじゃねぇか、エエッ?てめえらなんでも俺がいない間に独断で動きやがったそうだな!?」

そう凄むソニックブームも治りきらぬ傷や打撲後が残っている。結局あの後、数十時間ほどでソニックブームは強制リフレッシュ休暇で戻ってきた。自身を捕獲した中堅ニンジャ達を死闘の末に撃破、ボロボロの体で帰り道で2〜3人のスカウトを行いながらトコロザワピラーに帰還したのだ。

「それで死にかけて帰ってきたと、ご苦労なこったなぁ?俺の仕事を増やすつもりだったのか?」話を続けつつ威圧的なオーラを発するソニックブームだが、その口調はいつもよりも幾段か機嫌がよさそうにも思えた。

「スイマセン、オニイサン! 俺らはオニイサンたちがいない間に不届きな野郎が出たって聞いて、いてもたってもいられなくなっただけなんです……。」「本当に申し訳ありませんわ。しかし我々の行動はけして叛意があったわけではないのです。」平伏するインパルスとシルバーウェア。

ソニックブームはメンポの下で唇を歪ませながら鼻を鳴らした。「フン、まあ、勝手な行動とはいえソウカイヤの事を思ってのことだ。しかもサンシタとはいえ、ニンジャ3人とはな……なかなかの収穫、と言っておいてやる。」ソニックブームは手元の3枚の資料を見ながら答える。既にそこにはトレーニング計画や初期割り当て任務の種類まで細かく決定がされていた。

「今回の件で若い世代が活発なのは良いと、ラオモト=サンも喜んでおられる。そこでラオモト=サンはてめえらにボーナスを下さった。」そういうと、キモノをはだけたオイランが煌めくコーベインが積まれた台車を押しながら登場する!キャバーン!キャバーン!「ラオモト=サンのお心遣いに感謝しろよ!エエッ!?」「「ハイ!ラオモト=サン!バンザイ!」」インパルスとシルバーウェアは報酬を受け取り退出した。

ソニックブームは二人の背中を見送り、一人になると独り言を呟いた。「あいつらも中々やるようになったな…。」そういうとソニックブームは新たに増えたニュービー達の資料へと一人向き直った。やることはまだまだ沢山ある…。

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「今回は本当にありがとうな。」その夜、インパルスはなじみのスシ屋でシルバーウェアとスシを食べていた。今回の礼であり、インパルスのオゴリである。「いえ、私も貴重な勉強の機会とさせていただきました。」インパルスからサケを注がれながら、シルバーウェアは応えた。

実際、正気に戻ってからの本格的なニンジャ戦闘、そして他ニンジャとの連携はシルバーウェアには初めての経験であり、学ぶことが多かった。スカウト部門としてこれからも働いていく以上、必ず役立つ経験を積めたと言えるだろう。「そうか、まぁ何か困ったら言ってくれよ。今度は俺が力になりてぇからな!」「フフッ、そうですね、では期待しておきましょう。」

やがてスシのプレートが運ばれてきた。二人は自身のスシとサケを摘む。やがて酔いが回り始めると二人は今の目標やキャリアについて話し始めた。

「俺はいつかソウカイヤのテッペンを取るぜ、見てな!」「奇遇ですね、私も自分の力でどこまでいけるか試したい…、僭越ながらそんな野望を持たせていただいておりますわ。」「そうか、つまりライバルだな!」「そうですね!お互いに頑張りましょう。」

電脳都市に無数に光る星の一つ、小さなスシ屋のカウンター。夢と未来を語る若人二人。卓上のスシは窓から入るネオサイタマの夜景を宝石めいて反射し、そんな情景を照らし出す。ネオサイタマにはありふれた、しかし同時に珍しい光景であった。

【メタリック・シャイン・アンド・ジュエル・ファイア】終わり 

少しアブナイでしたが無事に生還しました。ビッグ・ニンジャの耐久を侮りました。さて余暇です。

◆リザルト・余暇

・ニンジャ達に勝利した
万札25+名声1+余暇3日

・シルバーウェア

ユウジョウ判定インパルス 難易度hard 6成功 ◉知識:ホストクラブ GET

買い物 アサシンダガー購入

余暇1 万札6でワザマエトレーニング5,5→ワザマエ5に

余暇2 万札5でスキルトレーニング ◉魅了

余暇3 万札6でニューロントレーニング 36成功 ニューロン6に

最終的なステータスがこちらです。

◆シルバーウェア (種別:ニンジャ)  DKK:0  名声:3   所属:ソウカイヤ
カラテ    4  体力   4
ニューロン  6  精神力  6
ワザマエ   5  脚力   3
ジツ     3  万札   10
攻撃/射撃/機先/電脳  4/4/7/8
回避/精密/側転/発動  6/5/5/9
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇ジツ
『☆カラテミサイルLV3』
◇サイバネ
▶︎生体LAN端子LV1
◇スキル
『◉魅了』
記憶:『◉知識:貴族の流儀』「◉知識:ヤクザの流儀』『◉交渉:超然』『◉知識:ホストクラブ』
◇アイテム
アサシンダガー、オーガニック・スシ
◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度1
インパルス親密度1​

ちょっとずつ強くなっていますね。ついでにインパルスもやってみましょう。

・インパルス

ソニックブームユウジョウ判定 64424 成功 『◉知識:悪趣味な服』GET

余暇1 万札6でカラテトレーニング 15 成功

余暇2万札6でカラテトレーニンング 39 成功

余暇3万札6でワザマエトレーニング 53 成功


◆インパルス (種別:ニンジャ) DKK:0  名声:3   所属:ソウカイヤ
カラテ    5  体力   5
ニューロン  4  精神力  6
ワザマエ   6  脚力   3/N
ジツ     3  万札   17

攻撃/射撃/機先/電脳  5/6/4/4
回避/精密/側転/発動  6/6/6/7
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇装備や特記事項
『◉疾駆』、『◉忠誠心:ソウカイヤ』x2、『◉マーク・オブ・ソウカイヤ』
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』『◉知識:ヤクザの流儀』『◉知識:歓楽街』『◉交渉:共感』『◉知識:悪趣味な服』 
『★強化放電攻撃(デン・ジツ)』
【精神力】を2消費し、『難易度:HARD』で発動判定を行う。
発動に成功すると、自分を中心とした3×3マスにいる敵全てに対し、
自動的に『電磁属性ダメージ2』を与える(回避難易度:HARD)
​◇ユウジョウ
ソニックブーム親密度1

弱点である耐久を埋めました。これで少し安心です。

今回は遂に原作キャラ(というと、ちょっと微妙ですが)が本格的に関わる回となりました。今後はこうしたNPCと行くシナリオもやって行ってみたいですね。ではまた次のリプレイでお会いしましょう。

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