初めに

ドーモ、nyamotomoです。今回は前々からやりたかったニンジャロワイヤルをやっていきたいと思います。

磁気嵐の荒野の中で複数の陣営のニンジャ達が物資を奪い合う殺し合いを行う公式のセッティングです。今回は既にいくつかのロワイヤルPCを作成済みなので彼らにいってもらいましょう。ルールは1版と2版をいい感じにMIXしていきたいと思います。

参加ニンジャ

今回は9人のニンジャに行ってもらうことにしました。多少多いですがまぁいいでしょう。（元は少人数でニンジャロワイヤルやる時のNPC相当として作ったニンジャ達なので、あまり活躍しすぎないように少し控えめです。）

1 ブルーアント:ソウカイヤ

◆ブルーアント（種別：ニンジャ）所属:ソウカイヤ
カラテ3　　　　　　体力3　　　
ニューロン3　　　　精神力3　　
ワザマエ3　　　　　脚力2　　　
ジツ2　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　3/3/3/3
回避/精密/側転/発動　　3/3/3/5
◇装備や特記事項

⭐︎スウォーム・ジツlv2、▲▲戦闘用バイオサイバネ、
トロ粉末、家族の写真

・作戦開始、見ていてくださいオヤブン…。
・ナンオラー！ソウカイヤ舐めんなオラー！
・うちの若ぇモンの餌にしてやるぞオラー！
・グワーッ！…なんだ？蟻の方がまだ強い！
・ソウカイヤ万歳！サヨナラ！

2 ライトロード:ザイバツ

◆ライトロード（種別：ニンジャ）所属:ザイバツ
カラテ3　　　　　　体力3　　　
ニューロン5　　　　精神力5　　
ワザマエ3　　　　　脚力1　　　
ジツ3　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　3/3/5/5
回避/精密/側転/発動　　5/3/3/8
◇装備や特記事項

⭐︎ヒカリ・ジツlv3​

・作戦開始、下民どもを粛清せねばなぁ。
・下劣〇〇など視界に入れるも不快、消えよ。
・我が道を開けろ下郎！ヒカリ・ジツ！
・グワーッ！！…下等階級が…！！我に触れるとは無礼な！
・我がこんなところで…！サヨナラ！

3 ディスパッチ:アマクダリ

◆ディスパッチ（種別：ニンジャ）所属:アマクダリ
カラテ3　　　　　　体力4　　　
ニューロン3　　　　精神力4　　
ワザマエ3   　　　　脚力1　　　
ジツ1　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　5/3/4/4
回避/精密/側転/発動　　5/4/3/
◇装備や特記事項

⭐︎格闘系ソウルlv1
『近接攻撃ダイス』＋１、『遠隔攻撃ダイス』＋１、『回避ダイス』＋１

▶︎生体LAN端子lv1、▶︎テッコlv1、▶︎クロームハートlv1、カタナ

任務を開始する…。
・敵対存在を排除…イヤッー！！
・グワーッ！…,。
・任務失敗…サヨナラ！

※第4部に登場するセト配下の同名ニンジャとは実際無関係。

4 バーゲナー:ウチコワシ

◆バーゲナー（種別：ニンジャ）所属:イッキ・ウチコワシ
カラテ4　　　　　　体力4　　　
ニューロン3　　　　精神力5　　
ワザマエ3　　　　　脚力1　　　
ジツ2　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　4/3/3/3
回避/精密/側転/発動　　4/3/3/5
◇装備や特記事項

⭐︎カナジバリ・ジツlv2、●連続攻撃2

・フシュッー！現地到着！！創造的かつ革命的に交渉を開始する！！
・腐敗矯正鉄拳交渉開始！！イヤッー！！
・ブルジョワ的腐敗脳細胞粉砕交渉開始！！カナシバリ・ジツ、イヤッー！！
・グワーッ！！交渉失敗！信念を持って再交渉開始！！
・革命思想伝播失敗！無念！！サヨナラ！！

5 ニンブルラビット:ドラゴン・ドージョー

◆ニンブルラビット（種別：ニンジャ）所属:ドラゴン・ドージョー
カラテ3　　　　　　体力3　　　
ニューロン3　　　　精神力4　　
ワザマエ4　　　　　脚力1　　　
ジツ2　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　5/6/3/3
回避/精密/側転/発動　　6/6/4/
◇装備や特記事項

⭐︎格闘系ソウルlv2
『近接攻撃ダイス』＋2、『遠隔攻撃ダイス』＋2、『回避ダイス』＋2

●タツジン:ジュージュツ、●連射2

・落ち着けニンブルラビット！センセイからの直々のクエスト！失敗は許されぬ！
・ドラゴン・ニンジャの拳を味わえ！イヤッー！
・インストラクション・ワン！！イヤッー！！
・こんなところで…スミマセン、センセイ…サヨナラ！！

6 ワーペンギン:ヨロシサン製薬

◆ワーペンギン（種別：ニンジャ）所属:ヨロシサン
カラテ3　　　　　　体力3　　　
ニューロン4　　　　精神力5　　
ワザマエ3　　　　　脚力1　　　
ジツ3　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　3/3/4/4
回避/精密/側転/発動　　4/3/3/7
◇装備や特記事項

⭐︎コリ・ジツlv3、▲▲戦闘用バイオサイバネlv1

・ワーペンギン現地到着、任務を開始する。
・非ヨロシサンタンパク質の耐寒性などたかが知れている…コリ・ジツ、イヤッー！！
・カキゴオリめいて砕け散れ…イヤッー！！
・バイオニンジャの私が…非バイオのクズどもに…サヨナラ！！

7 メカモグラ:オムラ・インダストリ

◆メカモグラ（種別：ニンジャ）所属:オムラ・インダストリ
カラテ4　　　　　　体力4　　　
ニューロン3　　　　精神力3　　
ワザマエ3　　　　　脚力1　　　
ジツ2　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　6/3/3/3
回避/精密/側転/発動　　6/3/3/5
◇装備や特記事項
⭐︎ドトン・ジツlv2、▶︎▶︎テッコlv2

・イヤッハー！！新式ヘビィテッコの性能テストを開始！！
・インダストリパワーMAX！！イヤッー！
・掘削開始！！ドトン・ジツ！！
・グワーッ！まだまだ！！サイバネはパワーが違うんだ！！
・わ…私のテッコが通用しない！？嗚呼…サヨナラ！！

8 スイングダウン:ネオサイタマ市警49課

◆スイングダウン（種別：ニンジャ）所属:ネオサイタマ市警49課
カラテ4　　　　　　体力4　　　
ニューロン3　　　　精神力3　　
ワザマエ3　　　　　脚力1　　　
ジツ1　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　5/4/3/3
回避/精密/側転/発動　　5/4/3/
◇装備や特記事項

⭐︎格闘系ソウルlv1
『近接攻撃ダイス』＋１、『遠隔攻撃ダイス』＋１、『回避ダイス』＋１

●タツジンイアイドー、●連続攻撃2、カタナ　

・このスイングダウンに恐れなし！どこからでもかかってくるがいいい！
・正々堂々勝負せよ！！イヤッー！！
・一刀流/〜に勝てず/無念なり、サヨナラ！！

9 クァドロコーン:フリーランス

 ◆クァドロコーン（種別：ニンジャ）フリーランス
カラテ3　　　　　　体力3　　　
ニューロン3　　　　精神力3　　
ワザマエ4　　　　　脚力1　　　
ジツ1　　　　　　　万札　　　
攻撃/射撃/機先/電脳　　4/5/3/3
回避/精密/側転/発動　　5/5/4/
◇装備や特記事項

⭐︎格闘系ソウルlv1
『近接攻撃ダイス』＋１、『遠隔攻撃ダイス』＋１、『回避ダイス』＋１

●連続攻撃4

・ガハハッ！！どーれ、サンシタどもをツブすとしようぞ！！
・ワシの竜の構えでクズ肉となれ！！イヤッー！イヤッー！イヤッー！イヤッー！
・そっそんなバカな〜!この天才格闘家が〜！サヨナラ！！

以上

　実際大量ですね。大変そうですが、まぁなんとかなるでしょう。次はルール説明です。

ルール説明

それではいよいよ本篇開始です！

本編開始

ネオサイタマ西、磁気嵐の荒野。その一角は現在様々な勢力のヘリや輸送機が飛び交い剣呑な牽制が行われていた。地上ではいくつもの黒煙がたなびいている。磁気嵐をまともに食らった暗黒メガコーポ輸送船団の成れの果てだ。この船団墜落ニュースを聞き、「ニンジャロワイヤル」の気配を察した様々な組織達が一斉に動き出しこの地にニンジャを搭載した航空機を派遣したのである。

変幻自在の魔境で知られるこの他では時折、ニンジャロワイヤルと呼ばれる現象が起きる。新たなるレリック遺跡の発見、謎めいた野良ニンジャの出現、輸送船団の崩壊など様々な要因で限られた範囲内に所属組織を異にするニンジャ達が集まり、殺し合いと物資の奪い合いを始めるのだ。

裏社会ではこれに参加して生き残ることはそれなりの名誉であり、闇カネモチ連合などは賭けの対象にもしている。いわば古代ローマのコロシアムや未開の他の生贄儀式めいた、一種の暗黒オマツリとでも言うべきイベントである。

そして今宵、磁気嵐の荒野で突発的磁気嵐が発生、同時多発的に複数の輸送船団が落ちたのだ！それらの物資を狙い幾つものニンジャ組織が、今すぐに動かせるニンジャ戦力を投入、ニンジャ同士による新たなバトルロワイヤルがはじまったのである！ニンジャ達よ、争え、そして生き残れ！

0ターン目

初期投下地点　

ライトロード　光

荒野に点在するバンブー林の一つに魔術的フードのニンジャが降り立った。彼の名はライトロード。キョートの秘密結社、ザイバツシャドーギルドのニンジャである。「フーッ、下郎共を粛清し速やかに証拠品を回収だな」目の前にはUNIXカーゴがある。

「簡単なセキュリティだ」ライトロードは指から微弱光線！ロックを破壊して内部から武器を取り出す！「フム、バズーカか、戦力にはなるな。」ライトロードは背中に背負った。単独任務の多い彼は多くのザイバツ・ニンジャと違い、こうした銃器も柔軟に取り入れる！

ディスパッチ　 派　

いくつかの兵器の残骸が飛び散る地点には黒色装束と金色のモヒカンが特徴のサイバネニンジャが降下した。彼の名はディスパッチ、ネオサイタマに現在形成されつつある新興団体、アマクダリのエージェントである！「ディスパッチ、これより現地に入る。」

目の前には砕け散った戦車の残骸！ディスパッチはすかさず駆け寄るとハッキングで制御を奪おうとした。どんなものでも使えるならば使うが彼の流儀だ。しかし戦車のプロテクトは意外にも厳しく、機関部が破損。ディスパッチは肩をすくめてその場を後にした。

ワーペンギン　氷

近隣の村からやってきたスカベンジャー民間人の一団がツェッペリンの残骸を漁る地点に降下したのは、ペンギンじみた頭部を持つヨロシサンのバイオニンジャ、ワーペンギン！「着地成功、任務を開始します。まずは非バイオのクズを殲滅し物資を…」

殺戮を開始しようとしたワーペンギンは何かに気づき顔を上げる、見やれば空中より舞い降りる別の影！別団体のニンジャだ！「…どうやらその前に排除するべきものがいるようです。」カラテを構える！

バーゲナー　交

ライトロードとは別の箇所、所々が燻るバンブー林地帯に降り立ったのは赤緑の装束のニンジャ！反抗組織イッキウチコワシに属する自称交渉人バーゲナーである！「フシュッー！現地到着！！創造的かつ革命的に交渉を開始する！！」

バーゲナーは近くに落下していたカーゴを慣れた手つきでハッキング！中からスナイパーライフルを取り出す！「ウム！革命的長距離交渉に最適な物資を確保！我が道のりは確実に進歩している！」そしてそのまま走り出した！革命を世界に伝えるために！

スイングダウン　剣

先程のワーペンギンとは別の地点、民間人が物資を漁る地点に降下したのはケンドー姿のニンジャ、ネオサイタマ市警49課に属するスイングダウンである！「ハァー！スイングダウン現地到着！これより犯罪者のクズの粛清を開始する！」

スイングダウンは立ち上がり周囲の民間人を見渡す。どうやら物資漁りに夢中で気づいていないようだ。窃盗の現行犯として切り捨てても構わないが、今はそれよりもニンジャだ。スイングダウンは獲物を求めて走り去る。

メカモグラ　土

ワーペンギン投下地点、民間人達のスカベンジャー行為現場に続いて落下したニンジャ！それはオムラインダストリ所属のメカモグラである！「イヤッハー！！新式ヘビィテッコの性能テストを開始！！」巨大なテッコアームが唸りを上げる！イクサ勃発！

ニンブルラビット　兎

カーゴの散乱する荒地！接地前転で着地をきめたのはドラゴンドージョーの若きニンジャ、ニンブルラビットである！本来ドラゴンドージョーはこのような騒乱には参加しない。しかし今回のイクサに関して、この地に眠るニンジャレリックについて知るドラゴンゲンドーソーは懸念した。そしてその話を盗み聞きしたニンブルラビットは自発的にこの地にやってきたのである！

ニンブルラビットの目的は何者かがレリックに気づかないように監視すること、そしてできるならば自分自身が確保することである。だがまずそのために生き残らなくては！「センセイの憂いを晴らすため…失敗は許されない…」ニンブルラビットは目の前のカーゴからトロ粉末を取り出した。何かの役に立つだろうか？とりあえずニンブルラビットは状況を確認するためにその場から離れることにした。

クァドロコーン　四

平原に落下した巨大なUNIX付きカーゴの前に投下されたのは、恐るべき古代ローマカラテ使いのフリーランス、クァドロコーンである！「どぉーれ！真のニンジャのカラテというやつを見せてやるかぁ！」

クァドロコーンはそう意気込むと目の前のカーゴにしばし挑戦し、そして諦め去っていった。彼には電脳の知識はなかった。

ブルーアント　蟻

湾岸警備隊がかつてこの地に建設したトーチカに舞い降りたのはソウカイヤのニンジャ！ブルーアント！「ようやく着いたな…見ていてくださいオヤブン…」ブルーアントはアリめいたバイオアゴから独り言を漏らし懐の写真に触れた。

しばらくトーチカを見ていたブルーアントだがやがて中にエントリーし、しばらく機会を伺うことにした。「漁師が得をする」今のボスの好きなコトワザの一つである。

今ここに9人のニンジャが出揃った！果たしてこの荒野で生き残るは誰か？目的を達成するのは！？戦いのゴングが鳴り響く！ニンジャロワイヤル、レディー…ファイト！

1ターン目

・マップ

ライトロード

ライトロードはバンブー林を突き進む。過酷極まりない磁気嵐の荒野といえどもバイオバンブーの生命力は克服してみせるのだ。やがて一際厳重なカーゴを発見し開いてみると中にはスナイパーライフル！「フム、まぁヒカリ・ジツで事足りるだろうが…何かの役に立つかもな」これも担いで歩き出す！

ディスパッチ

ディスパッチは墜落したての輸送機を発見！しめやかに侵入し中のUNIX付き金庫に挑どむ！キャバーン！無数のカネが転がり出る。「物資回収…」ディスパッチは無表情でそれらのカネを拾い集める！

ワーペンギン

バーゲナー

バンブー林を突き進むバーゲナーは巨大なジェラルミンカーゴを発見！早速開けると中身は赤いイナズマのマークが刻まれたハイテック銃器！最新式アーク放電ライフルだ！「グフフ！赤いイナズマとは縁起が良い…革命的かつ電撃的作戦にもってこいだ！」

スイングダウン

「トリャアー！む？だれもおらんのか？」先ほどまでバーゲナーがいたバンブー林にスイングダウンが到着！一瞬の入れ違いになった形だ。「犯罪者は何処へ？早く俺の刀で首を刎ねたい！イアイドーの腕前を見せたい！」

ニンブルラビット

「エ？」「ム？」バンブー林に飛び込んだニンブルラビットが遭遇したのは魔術的な謎のニンジャ！今まさにこの地を遠ざかろうとしたライトロードとバッタリ遭遇してしまったのだ！「ドーモ、ライトロードです。」「ドーモ、ニンブルラビットです。」

ライトロードが尊大に口を開く。「下劣な野良ニンジャの類か？何のようだ？」「応える義理はない…」ニンブルラビットがその場を離れようとするとライトロードはすかさずクナイを投げて牽制！

「待て！逃すと思うか？ザイバツの千年帝国の礎となるがいい！」ライトロードの挑発にニンブルラビットも乗った！「……なるほど、ザイバツとかいう組織のものか…いいだろう！アンタを倒しておいた方が世のため人のためというもの！」イクサ勃発！

メカモグラ

クァドロコーン

「ほぉ？これは湾岸警備隊のトーチカというやつか？」丸い亀じみたトーチカにたどり着いたクァドロコーンは中身を物色する。放置されたアサルトライフルを一丁発見！「まぁ使い方に多少覚えはある。貰っていくか」そのまま担いで歩き出す。

ブルーアント

「スゥーハァー」ブルーアントがトーチカ内で呼吸を整えるとその体から無数の蟻が這い出、内部を満たす！ブルーアントのジツ、スウォーム・ジツだ！「さぁ、どっからでもかかってきやがれ！」

・イクサ

ワーペンギンvsメカモグラ

モータル集団スカベンジャー地点！先ほども申しあげたとおり、この地には二人のニンジャが降り立っていた！両者はある程度距離をとって向かい合い互いにアイサツ！「ドーモ、ヨロシサンのワーペンギンです。」「ドーモ、オムラのメカモグラです。」そしてアイサツするやいなや飛びかかった！

「「死ねー！非モーター（バイオ）のクズ！！」先手を取ったのはワーペンギン！敵から数メートル地点まで近づくと奇妙に嘴を震わせる！「非ヨロシサンの鉄屑よ、せめて美しく凍りつきなさい。イヤーッ！」口から超低温の息を吐く！「アバーッ！？」巻き添え民間人凍死！

しかしメカモグラはこの攻撃を喰らう瞬間に両腕のテッコを回転！地面に突き刺さり潜る！ドトン！だれもいなくなった地面を冷気が虚しく白に染める！「ナニ！？」そしてメカモグラはそのままワーペンギンの眼前へと飛び上がりテッコチョップで切りつける！「イヤー！」「グワーッ！？」

「ハッ！鳥頭にわかりやすく言って差し上げましょう！鉄屑ではなく、超　合　金　！ですよ！」地面に飛び出たメカモグラは嘲笑う！「オノレーッ！カキゴオリじみて砕け散れ！イヤーッ！」ワーペンギンも負けじと反撃する！アイスピックじみた嘴攻撃！

「見切った！イヤーッ！」しかしメカモグラは容赦なきカウンターパンチ！強力なテッコが嘴ごとワーペンギンの顔面を打ち砕く！「アバーッ！？サヨナラ！」ワーペンギン爆発四散！イクサ決着！

イクサ終了

ライトロードvsニンブルラビット

荒野中央やや東の竹林ではライトロードvsニンブルラビットのイクサが開始された！先手を取ったのはライトロード！バンブーを蹴り渡り頭上を取るとニンジャサインを結ぶ！「我が道を開けよ下郎！ヒカリ・ジツ！」次の瞬間、ライトロードの額から太い光線がニンブルラビット目掛け発射された！

「な…イヤーッ！」ニンブルラビットは素早く連続側転してこれを回避！先ほどまでニンブルラビットのいた地点が薙ぎ払われバンブーが吹き飛び、黒焦げの道ができる！「クソッ！お返しだ！イヤーッ！」ニンブルラビットは小弓を取り出し反撃の乱射！「イヤーッ！」ライトロードはこれを弱光線で撃ち落とす！

「フハハ！弱敵！貴様の如き下郎、ジツを使うまでもない！」ライトロードは背中から下ろしたバズーカでニンブルラビットを狙う！BLAM！正確無比に発射！「や…やりたい放題しやがって、イヤーッ！」ニンブルラビットはバズーカ弾を矢で撃ち落とす！強烈な爆発がバンブー林を照らした！二人の遠距離戦はゴジュッポ・ヒャッポ！こちらのイクサはまだ終わらない！

2ターン目

・マップ

ライトロード

ディスパッチ

ディスパッチは民間人達が墜落物資を漁っている区画に到達した。この場で皆殺しにして物資を奪ってもいいが…「各地でイクサが勃発中。虐殺時の不意打ちを判断しここは無視します。」無機質な報告をインカムに残しその場を後にする！

バーゲナー

一方南の竹林地帯では二体のニンジャが遭遇していた！「グフフ…交渉しがいのある堕落存在の気配を察知して戦略的後退をしてみれば…これはチョージョー！ドーモ、圧倒的革命交渉戦士バーゲナーです！」

相手のニンジャもアイサツを返す！「ドーモ、我こそはスイングダウン！ネオサイタマ市警49課のニンジャにしてケンドーのタツジン！わざわざ戻ってきてくれるとはな！お手合わせ願いたい！」イクサ…勃発！

スイングダウン

ニンブルラビット

メカモグラ

イクサを終えたメカモグラは周囲を改めて見渡した。辺りの民間人達は全員NRS（ニンジャリアリティショック）で動けない。「……我が社の物資をくすねようとはいい度胸ですね？イヤーッ！」「アバーッ！？」テッコを唸らし民間人虐殺！死体の山のなかのカーゴからスシを取り出すとメカモグラはその場を後にする。

しばらくいくと再びカーゴ点在地点！「イヤーッ！」テッコでカーゴを砕き中身を改めるとショットガンだ！「他社製品…まぁ火力は申し分ありませんね。テッコがあるのでいらないでしょうが」メカモグラはショットガンを背中に背負いその地を後にしようと歩き出した。

クァドロコーン

クァドロコーンは小高い丘のような所に出た。ここからなら荒野を見渡せそうだ。「アイエ…」「うるさいぞ」「アバーッ！？」たまたま投下物資を漁りに来ていた民間人を無造作に殺し、その収穫であるチャカガンを拾いう。そしてクァドロコーンは戦場を見渡した。

見渡せば程近い位置に血塗れのテッコニンジャ。少し離れた竹林には向かい合う赤緑とケンドーのニンジャを発見した。他にも気配はあるが今のところ視界内には見当たらない。「フム…」しばし逡巡…そしてクァドロコーンはそれらとは別の方向に向かうことにした。「他にも色々いるようだ。今は潰し合わせた方が無難だな」

ブルーアント

ブルーアントはトーチカに篭りながらバイオ触覚によりイクサの振動を感じていた。どうやら殆どのニンジャがここから離れている場で起こっているようだ。おそらくここに籠っていても誰も来るまい。「虻蜂取らず…になってはならない」ブルーアントは待ち伏せをやめ、移動することにした。一つの戦法にこだわって機を逃してはことだ。

ブルーアントはアリ達と共にトーチカから飛び出る。しばらくいくと毒ガス噴霧地帯に到達した。「なるほど、だから誰も来なかったのか？」ブルーアントは悠々と毒ガス地帯を進む。彼も彼のアリもバイオ器官により毒を吸収分解した。そして毒ガス地帯の真ん中に巨大な太刀が突き立てられているのを見つけた。「扱えそうもないな。だがカネにはなるかもしれん。」太刀はアリ達に回収させて先に進む。

・イクサ

ニンブルラビットvsライトロード

一方東の竹林ではニンブルラビットとライトロードのイクサが続いていた！「フハハ！獣狩りだ！死ぬがいい！」ライトロードはジャンプ…しようとしたが突如足場のバンブーが砕けた！「ぬわーッ！？」「ザマァミロ！」ゴウランガ！ニンブルラビットが先ほどの乱射でヒビを入れていたのだ！「クソッ！」落下しつつ咄嗟のスリケンをニンブルラビットに放つが避けられる！

スリケンをかわしたニンブルラビットは近場のバンブーにジャンプ！バンブーをしならせ…ピンボールめいて弾き飛びライトロード目掛けて飛びかかる！「イヤーッ！」「なっ！？グワーッ！？」加速されたトビゲリがライトロードにヒット！

「これがインストラクションツーだ！」フーリンカザンの利用、ドラゴンドージョーの教えの賜物だ！「オノレ！イヤーッ！」ライトロードは反撃のバズーカを放つがこれも前転回避される！そしてニンブルラビットはそのまま勢いをつけたカラテストレート！「イヤーッ！」「グワーッ！？」命中！イクサはニンブルラビット優勢！

バーゲナーvsスイングダウン

一方こちらは南のイクサ！「早速ブルジョワ的腐敗脳細胞粉砕交渉開始！！カナシバリ・ジツ、イヤッー！！」先手を取ったバーゲナーの両眼が怪しく光る！バーゲナーはこの精神破壊のジツで数々の人間を交渉説得（精神崩壊死に追い込むこと）してきたのである！

しかしスイングダウンはこれをはね退ける！彼を49課に左遷せしめた戦闘本能がカナシバリを無効化したのだ！間髪入れず滑るようなステップで切り掛かる！「暴徒鎮圧！イヤーッ！」「ナニッ！？イ、イヤーッ！」バーゲナーは咄嗟にブリッジ回避！そしてマカーコで距離を取ると今度は素早く構えたアーク放電ライフルを発射！

「革命的迅速的柔軟的捕獲武器による電撃的破壊的統括弾だぁー！！！避けられるか！？」だがスイングダウンは逃げもせずカタナを振り下ろした！「キエー！！」ゴウランガ！電撃が剣圧で掻き消える！「はぁ！？」バーゲナーは思わずアーク放電ライフルを取り落ととすが、我にかえりボックスカラテを構えた！

「ならば我が進歩的革命的鉄拳説得で貴様の腐敗脳細胞粉砕改善重て…「イヤーッ！」「アバーッ！？」しかしセリフの途中でバーゲナーは真一文字両断殺！スイングダウンが目にも取らぬ速さで切り付け駆け抜けたのだ！タツジン！バーゲナーの上半身はずり落ち、地面に触れて爆発四散！「アバ…道半ばで…我が革命…サヨナラ！」

イクサ終了

「イクサ中の無駄口は良くないぞ！どうやら迂闊な御仁だったようだな」スイングダウンはカタナを鞘に収め、ドロップ銃器をフロシキに詰めながら一人ゴチる。ナムアミダブツ、バーゲナーは実際強く、カラテだけならば今この荒野にいるニンジャ達のなかでも上位だった。しかし一瞬の判断ミスが死を招くのがニンジャの世界なのだ。

一方勝利したスイングダウンは明らかな違和感を肉体に感じていた。実際彼はイアイドーの心得はあるが普段ここまでの腕前はない。明らかにこの荒野に入った瞬間に何かが自らの肉体に起きている。「まぁいい！強くなったなら利用するまで！次の獲物だ！」スイングダウンは一人で納得すると次なる獲物を求めて移動を始めた。

【イービル・スピリッツ・イン・ザ・バッド・ランド#1】終わり、#2に続く