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毛孔性苔癬を治すために80万以上課金した美容ナースの治療まとめ🐼


自己紹介

はじめまして。
毛孔性苔癬に悩んでいた美容ナースのぱんだです🐼♥

色々な治療を試して、ブツブツだった二の腕がここまで目立ちにくくになりました。


ツルツルという訳ではないですがかなり目立ちにくくなりました🥹

このnoteでは私が毛孔性苔癬が改善するまでにやったことを紹介したいと思います。

□ noteを書こうと思ったきっかけ

私は毛孔性苔癬が本当に本当にコンプレックスで辛い思いをしてきました。
毛孔性苔癬は治療法がきちんと確立されておらず、悩んでいる人の割合に対して情報が少ないです。
皮膚科に行っても満足できる効果が得られなかった方も多いと思います。


「ノースリーブを着たい!」
「二の腕に触れられるのが、見られるのが嫌だ!」 


私と同じ様に辛い思いをしている人への、少しでも手助けになればなと思いこのnoteを書きました。


□ 二の腕のブツブツがコンプレックスだった

皆さんの中にも私と似たような経験をされた方がいるかもしれませんが、まず私がどれだけ辛かったかお話させてください…🥲

私が二の腕のブツブツに気づいたのは小学4年生の頃です。子供ながらにブツブツとした見た目と肌触りがすごく嫌でした。友達からも「鳥肌すごいよ?ブツブツだよ?」と言われて毛孔性苔癬がコンプレックスに感じ始めました。

親に頼んで皮膚科に連れてってもらうと、医師に「大人になったら治るからね、とりあえずこのお薬出しとくね」と言われて尿素クリームを貰いました。
毎日一生懸命塗ったのですが、何も変わらずブツブツとしたままでした。

そのまま中学生になり、ブツブツが更にコンプレックスに感じるようになりました。自分自身、ぶつぶつした見た目が嫌だったし、何より人に見られてり触られたりするのが本当に嫌でした。

体操服が嫌だし、可愛いノースリーブの洋服も着たいけど着れない、二の腕を見られるのが本当に恥ずかしくてコンプレックスでした。

中学生の多感な時期に私自身が1番気にしているのに、友達に「体洗ってる?」「クリーム塗ってないの?」と笑われたり。「触るとうつる?」と聞かれたり。
「彼氏に触られたら嫌じゃない?」と言われ本当に傷つきました。毛孔性苔癬がコンプレックスなのもあり、夏という季節も嫌いになりました。(洋服にも困る…)

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、思春期の身体のコンプレックスは私にとってそれほど辛かったです。   

皮膚科の先生の「大人になったら治るからね」という言葉を信じて1番見た目を気にする思春期を我慢して過ごし大人になったのに二の腕はブツブツとしたままでした。

友達の綺麗な二の腕を見る度に羨ましいし、自分の肌がすごく汚く感じました。

大人になってからも、悪意のない「腕どうしたの?」「鳥肌立ってるよ」という言葉だけでもすごく傷つきました。
「保湿してる?」「皮膚科行った?」とアドバイスされるのも嫌でした。(めちゃくちゃ悩んで調べてお金かけてるのに🥲)

私はこの辛い経験があって、見た目で悩んでる人達には想像力を働かせて関わる大切さを知りました。(何気ない一言でも、傷つけてしまうことがあるということ)

今このnoteを読んでる方はきっと悩まれていて、嫌な思いをした人もいると思います。
毛孔性苔癬が改善するのが1番ですが、もし傷つくことがあってもあなたは何も悪くないことを忘れないで欲しいです…🥹

特にスキンシップの多い彼氏・彼女にどう思われるのか、何て言われるんだろうって不安になる方も多いと思います。

私が今までお付き合いした彼氏の中で、良い人だったなって振り返る人達は、私が傷つくことを一切言わなかったです。高額な治療を受けることを相談した時も「俺は何とも思ったことないけど、自分が気にしてるなら良いと思う!頑張ってね」と言ってくれて、治療が終わった後は「痛かったね、頑張ったね」って言ってくれました。

彼らのくれた言葉や優しさがあったからこそ、傷つくことを言われても「この人はそういう人なんだな」って割り切れるようになりました。(一応傷つくけど🥲)

元彼達ほんとにありがとう🥹🫶🏼(心救われたよ)


□ 色々な治療を試し、お金を使う

社会人になり保険診療の皮膚科だけではなく美容クリニックで様々な治療を試しました。
私は美容クリニックで働いているため、福利厚生でスタッフ価格という恩恵は受けましたが、他のクリニックにも患者として通っていたのでトータルでいうと80万以上は費やしたと思います。
(仕事の福利厚生がなければ、100万以上は越えてます)


きれいな二の腕を手に入れるため、お金を使ったのにブツブツが再発したり、改善しなかったときにはメンタル的にも本当に辛かったです…🥲

毛孔性苔癬の治療は難しいですが
私の経験がみなさんの参考になればと思います。

(美容ナースでもあるので、私の体験も踏まえつつできるだけ専門的にお伝えできればと思います)

私は美容ナース7年目になります。
このnoteを書くにあたり、一通り勉強し直したのですが勉強不足があればすいません…🙇🏼💦


□ 私が受けた治療法

私が今まで受けた治療と、時系列が分かるように年齢も記載してます。 

・塗り薬 保険診療・市販薬(小学生~不定期)
・医療脱毛 (21歳)
・ケミカルピーリング(22歳〜26歳)※不定期
・フラクショナルレーザー (23歳)
・ダーマペン (24歳)
・ハーブピーリング(26歳)
・レチノール(26歳~)
・食生活改善(25歳〜)

□このnoteで知れること

▫️現在行われている毛孔性苔癬の治療
▫️私が受けた治療についての詳細
    (効果・ダウンタイム・経過・費用)
▫️私の考える毛孔性苔癬の治療法まとめ

⚠️毛孔性苔癬は、はっきりとした原因は不明と言われています。見た目以外問題がないことから研究が進んでいない現状です。そのためしっかりと治療法が確立されていません。私には効果がなくても、他の人には効果があることがあります。また逆も然りです。医療機関を受診されて治療を受けられる場合は医師の指示に従って頂き、このnoteはあくまで一個人の実体験として参考程度に読んでいただけたらなと思います🙇🏼







毛孔性苔癬とは

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は毛穴に一致してできる2~3mmのブツブツのことです。

毛孔性苔癬がひどかった時の私の二の腕です

見た目以外、痒みなどの症状がないことも特徴です。

毛孔性苔癬は皮膚のターンオーバーに異常がおき、角質(角栓)が毛穴を塞いだ状態です。毛穴が角質により塞がれ、毛穴周辺の皮膚は赤く炎症、炎症により茶色にくすむ場合があります(色素沈着)

□原因
遺伝性であるとは言われていますが、確実な原因が証明されていません。

好発部位:二の腕(外側)・背中・太もも(前面)・お尻・頬

□どういう人にできるのか

遺伝性
:両親のどちらかが毛孔性苔癬の場合、子供にもできる可能性があります。
常染色体優勢遺伝です。(両親のどちらか一方が毛孔性苔癬の遺伝子を持つ場合、50%の確率で発症する遺伝のこと)

年齢:10代から発症し思春期をピークに30代~50代で消失していくと言われていますが、個人差があります。

性別:一般的に女性に多いと言われていますが、男性にも発症します。女性の方が見た目を気にするから女性が多いとうデータになった可能性も示唆されています。

アトピー:アトピーも併発している人が多いと報告があります。

肥満:肥満にも合併しやすいと言われています。

ホルモンバランス:ホルモンバランスが乱れた時に悪化するとも言われています。




毛孔性苔癬の現在行われている治療について


一般的に行われている治療法は保険診療で処方される塗り薬です。尿素軟膏や保湿剤の処方が主流でしたが効果がある人もいれば私の様に効果がない人もいます。

市販薬でも「ニノキュア」「ザラプロ」が販売されていて知っている方も多いと思います。
毛孔性苔癬は見た目以外の問題が特になく、大人になれば軽快することから重要視されることもなく治療法の研究があまり進んでいないそうです。

しかし、近年の美容医療の発展により毛孔性苔癬の様々な治療法が出てきました。
自由診療(美容クリニック)になりますが、医療脱毛、ケミカルピーリング、フラクショナルレーザー、ダーマペン、レチノール等。

それでもまだ、治療法がしっかりと確立されていません。
決して安くない治療の中からどの治療法を選択すべきか迷う方も多いと思います。 


色々な治療を試してみて思ったこと


私は様々な治療を受けてきました。
治療中は多少効果があっても、治療を辞めると元のブツブツの状態に戻りるという再発を繰り返してきました。(私の場合であって再発しない方もいると思うので参考程度に🙇🏼)

その経験から

「効果的にコスパ良く毛孔性苔癬と付き合っていく」
が大切だと思っています。

なぜなら毛孔性苔癬は再発しやすいからです。 

「付き合っていく」のイメージとしては…
例えば、ニキビ肌の人は自分がニキビが出来やすいと理解してスキンケア、食生活を意識しています。しっかり対策してる人は枕カバーをマメに変えたりと細部まで気をつけています。
アトピーの方も同様に薬の適切な使用、保湿、刺激に気をつけるなど自分の肌質と付き合っています。

この様に「毛孔性苔癬ができやすい肌質だから、〇〇を意識してやる」など付き合っていくことが大事なのかなと思います。


このnoteを購入された方には「必ず良くなるな薬」や「必ず良くなる美容医療」を期待していた方もいるかもしれません。

ただ毛孔性苔癬がかなり酷かった私でもここまで綺麗になりました😭




「効果的にコスパ良く毛孔性苔癬と付き合っていく」
の具体的な方法ももちろん紹介していきますが、効果に関わらず私が受けた治療について紹介していきます。



ブツブツは潰してはダメ

治療法の前に、まずはブツブツを潰さないように気をつけましょう。
気になって潰してしまうと、跡になる可能性があります。
私はブツブツが気になって癖で潰してしまい、色素沈着を作ってしまいより肌が汚く見えました…🥲

色素沈着についてはこちら🐼♥



塗り薬


まずは塗り薬について。
塗り薬は毛孔性苔癬で1番多い治療法です。試したことがある方も多いと思います。
また、このnoteをご購入された方は、塗り薬で十分な効果が得られなかった人も多いかと思います…

🔖乾燥していると毛孔性苔癬は悪化すると言われています。乾燥している方はまず保湿を徹底することから始めてみてください🧴✨

塗り薬の種類をおおまかに分けると7種類あります。

①尿素軟膏  (保険適応・市販薬)
②ヘパリン類似物質  (保険適応・市販薬)
③トレチノイン  (自由診療)
④レチノール  (自由診療・市販薬)
⑤ディフェリンゲル  (保険適応)
⑥サリチル酸ワセリン  (保険適応)
⑦ステロイド  (保険適応)

※順不同


また購入方法も
▫️皮膚科で保険適応で処方される
▫️市販で購入できる
▫️保険適応外(自由診療)で処方される
と違います。
自由診療の場合は美容クリニックでの処方になります。



①尿素  (保険適応・市販薬)


皮膚科で1番処方されることの多い「尿素軟膏」。
尿素は「角質を柔らかくして、水分を保持する」という効果があります。
毛孔性苔癬で硬くなった角質を柔らかくしてくれる効果があります。薬の添付文書の効果・効能においても、毛孔性苔癬の記載があります。

尿素の濃度は20%と10%があります。20%は角化が気になる部位やひじ・かかとに使います。10%は皮膚の薄い手などに使用されることが多いです。
毛孔性苔癬は角化して皮膚が厚くなっているため皮膚科では基本的に20%が処方されます。

皮膚科で処方される尿素軟膏には、尿素クリーム、ケラチナミンコーワクリーム、パスタロンソフト軟膏があります。(成分は同じ尿素軟膏でも商品名が違います)


尿素20%のクリームは市販薬でも購入できます↓
(こちらも商品名は違いますが、処方薬と成分は同じです)



尿素にプラスして毛孔性苔癬に対する有効成分を配合したクリームも市販薬で販売されています。

それが「ニノキュア」「ザラプロA」「フェルゼア」「ケラチナミン クロザラエイド」です。ニノキュア、ザラプロはCMでも流れていますし、使ったことがある人も多いと思います。

□ニノキュア


【 ニノキュアの成分  】
尿素20%  角質を柔らかくする
トコフェロール酢酸エステル  血行を良くする
グリチルリチン酸モノアンモニウム 炎症を抑える


尿素20%
に加え、毛孔性苔癬に効果的な有効成分が配合されています。「トコフェロール酢酸エステル」は血行を良くする作用があるので、お肌のターンオーバーを促進してくれます。「グリチルリチン酸モノアンモニウム」炎症を抑える成分です。毛穴に角質がたまることによる炎症を抑えてくれます。3つの毛孔性苔癬に有効な成分が入ってます。


□フェルゼア

ニノキュアと”同じ成分”でコスパが良い「フェルゼア」


ニノキュアは30gしか入ってないのですぐに無くなってしまうのですが、フェルゼアは量も多くコスパが良いです。


□ザラプロA


【ザラプロAの成分】
・尿素20%
 角質を柔らかくする
・トコフェロール酢酸エステル 血行を良くする
・グリチルリチン酸モノアンモニウム 
炎症を抑える
・ビタミンA油 
ターンオーバーの促進


ビタミンA油
が入っている以外、ニノキュアと同じ成分になります。ビタミンA油は、肌の代謝を促進させ角質を取り除く効果があるため毛孔性苔癬の治療目的で配合されています。ザラプロAは尿素が主成分の薬の中では有効成分が1番多いです。 


□ ケラチナミン クロザラエイド

尿素20%のケラチナミンにプラスして、毛孔性苔癬に対する有効成分が含まれています。炎症を抑える成分であるアルニカチンキが配合されている以外ニノキュアと同じ成分になります。


【 クロザラエイドの成分  】
尿素20%  角質を柔らかくする
トコフェロール酢酸エステル  血行を良くする
グリチルリチン酸モノアンモニウム 炎症を抑える
アルニカチンキ 炎症を抑える

尿素のみのケラチナミンに比べたら少しお値段は高いですが、毛孔性苔癬に効果的な有効成分がクロザラエイドの方が多く入っています。


②ヘパリン類似物質  (保険適応・市販薬)


ヘパリン類似物質も毛孔性苔癬の塗り薬として皮膚科で処方されます。高い保湿力と血行をよくする作用があります。毛孔性苔癬のケアで大切な保湿と血行を良くする有効成分が入っています。血行を良くすることで、角質のだまりの原因である肌の代謝異常を正常化してくれると言われています。

ヘパリン類似物質を含む市販薬もありますが、量に対して少しお値段が高い気が…🥲広範囲の二の腕に塗るのですぐ無くなっちゃいそうです…
個人的には保湿目的だったら、コスパ悪いので他の保湿剤でも良いのかな〜と思います。


 



③トレチノイン  (自由診療)


トレチノインはビタミンA誘導体です。肌のターンオーバーを促進、古い角質を剥がす作用があるため毛孔性苔癬の治療にも使われます。
ニキビ・シミ・シワにも効果のある成分で、美容に詳しい方は知ってる方もいるかと思います。

副作用として、赤み・皮むけ・痒み・乾燥などがあります。医師の診察・処方が必要なお薬です。
医師の指示通り用法・容量を守って使用する必要があります。

トレチノインは医療機関で取り扱われますが、保険適応外です。自由診療の美容クリニック等で処方されます。 


④レチノール(自由診療・市販薬)


トレチノイン同様、肌のターンオーバーを促進、古い角質を剥がす作用があるレチノール。
トレチノインの方が生理活性が強く、レチノールの50~100倍と言われています。
トレチノイン同様、副作用として赤み・皮むけ・痒み・乾燥などがあります。

レチノール製品は市販で購入可能です。
ドクターズコスメとして美容クリニックで販売されている商品もあります。

また、③トレチノイン④レチノールは代謝が促進されることにより“毛孔性苔癬による色素沈着(潰した跡)の改善”も期待できます

私が塗り薬の中で効果を感じたのはレチノールです!
🔖③トレチノイン④レチノールに関しては更に詳しく次項目でお伝えします。



⑤ディフェリンゲル  (保険適応)


以前、フォロワーさんに「毛孔性苔癬の治療でディフェリンゲルを処方されました」と言われたことがありました。
ディフェリンゲルはニキビの治療薬で第三世代合成レチノイド(レチノール)と言われています。
ざっくりいうとトレチノインやレチノールの仲間です。
トレチノイン同様の角化抑制作用があります。

ディフェリンゲルは保険適応の薬になるため、トレチノイン・レチノールが処方できない保険診療の皮膚科で処方されたのかな?と思いました。
トレチノインやレチノール同様、赤み・乾燥・皮むけ・刺激感などの副作用がでる薬にります。


⑥サリチル酸ワセリン  (保険適応)


「サリチル酸+ワセリン」の組み合わせです。
サリチル酸は角質を軟化・溶解させる効果があります。

私はいろんな皮膚科で毛孔性苔癬の軟膏をもらったことはありますが、サリチル酸ワセリンを処方されたことはないです。


⑦ステロイド  (保険適応)


ステロイドを処方するクリニックもあるそうです。
私は毛孔性苔癬に対してステロイドを処方されたことはないです。ステロイドには炎症を抑える作用があります。
毛孔性苔癬は、毛穴に角質が詰まることで炎症を起こし少し赤くなります。
ステロイドで炎症を抑えようという目的で処方されているのかなと思います。
ステロイドは長期で使い続けると皮膚が薄くなったり、毛が濃くなったり、薬が効きにくくなったりと副作用があります。

⚠️ステロイドは医師の判断のもと処方となります。
もし使用する場合は信頼できる医師の判断・指示を守って使用する必要があります。


📋塗り薬まとめ

・保険診療では尿素が主流だか、医師の判断で他の塗り薬が処方になる場合がある
・保険診療・自由診療・市販薬がある
・尿素の市販薬では有効成分の種類が多いのは「ザラプロA」コスパが良いのは「フェルゼア」
・私はレチノールが一番効果を感じた(次項に詳しく記載)
・効果には個人差がある



私が効果を感じた塗り薬


私が塗り薬の中で効果を感じたのはレチノールです。

皮膚科で処方された尿素やヒルロイド、市販薬のニノキュア・ザラプロ・フェルゼア・ケラチナミンも全て使ったことはあります。
これら全て、使っている間は肌のごわつき感が減り触り心地は少し良くなりますが、私の場合は見た目のブツブツ感は大きくは変わらなかったです。

私の友達でヒルロイドを塗っていて良くなったと言っていた子もいました。ネットではザラプロやケラチナミンで改善したと言う記事も読んだことがあります。

個人的にはちょっとブツブツができる程度の人だったら、尿素や保湿は効果ある印象です。私みたいにブツブツが酷い人には大きい効果が期待できない印象です。

32名の方にご協力頂きました。ご参考までに☺️


使い続ける場合、テスクチャーや使用感も大切なポイントになるかと思います。色々試して、自分に合う薬を見つけるのも良いと思います🐼✨


トレチノイン・レチノール(自由診療・市販薬)

 
トレチノイン・レチノールは更に詳しく書きたいと思います️📝

トレチノインはビタミンA誘導体、レチノールはビタミンAのことです。ざっくり説明すると「ビタミンA・レチノール・トレチノインは同じ仲間」とイメージすると分かりやすいかと思います。
※ディフェリンゲルもざっくり言うと同じ仲間ですが、基本的にニキビ治療薬なのでここでは省きます。

トレチノインは生理活性(効果・作用)がレチノールの50~100倍と言われています。トレチノインはレチノールに比べ“効果”も“副作用”も強くなります。


□ トレチノイン・レチノールの効果 


大きく4つの作用があります。

①ピーリング作用(角質を剥がす作用)
②ターンオーバーを正常化(古くなった角質を正常化)
③コラーゲン、ヒアルロン酸の生成促進によりハリ向上・保湿力向上・シワの軽減
④皮脂分泌を抑制することによりニキビを改善

毛孔性苔癬における治療では…
①ピーリング効果
②ターンオーバー正常化
により毛孔性苔癬の改善が期待できます

(毛孔性苔癬はターンオーバーに異常が起きているため)

また代謝が促進されることにより毛孔性苔癬による色素沈着の改善も期待できます



□ A反応

トレチノイン・レチノールを使用するにあたり絶対に知っておくべき「A反応」について(使い始め起きる副作用みたいなもの)
「A反応」とはビタミンAが不足している肌に多くのビタミンAを補った際に起きる反応です。

塗った箇所に一時的に赤みや腫れ、乾燥、皮向け、ほてり、ヒリヒリ感などが起こる反応です。このような反応は、肌がビタミンAに慣れていくと自然に治まっていきます。
週に2~3回から少ない使用回数から始めたり、濃度の低いビタミンA製品から使用し、肌が慣れてきたら濃度を高くしていけば強いA反応が出にくくなります。A反応が強い場合は使用量や使用頻度を減らして調節します。  


□ トレチノイン

生理活性がレチノールの50~100倍と言われているトレチノイン。レチノールに比べると効果も高い分、A反応も強く出ます
トレチノインは保険適応外になるため自由診療になります。美容クリニックで購入可能です。
トレチノインは低濃度0.05〜高濃度0.4%があります。低濃度から使用を開始し、肌の反応をみながら主治医と使用するトレチノインの濃度・使用量・使用頻度・期間を決め治療を進めていきます。

⚠️主治医からの用法用量、注意事項を守って使用する必要があります。

◽️料金目安 ※クリニックにより料金は変わります
20gあたり  約¥5,000〜¥8,000(相場)

◽️肌トラブルが起き、跡(色素沈着)になる可能性もある。
私の肌には刺激が強く、想像以上に皮むけが起きました↓

トレチノイン0.1%使用

乾燥・皮むけが強くなり赤くただれてしまい痒みも強くなり使用を中止しました。

ダウンタイム中の乾燥が強く、痒くて掻いてしまい色素沈着が一時的に起きてしまいました。2~3ヶ月くらい赤茶色になりました。

📌A反応の何が怖いかというと、場合によっては炎症が強く出て色素沈着か残って跡になってしまうことです。

元々、私はアトピー持ちで肌も強い方ではないため、私にはいきなりトレチノインという治療法は合わないなと思いました。(毛孔性苔癬がある方はアトピーもある方多いため、アトピーの方は注意です)

毛孔性苔癬の治療でトレチノインは使用されますし、顔に比べ二の腕の皮膚は厚いのでトレチノインを使用することに抵抗はありませんでした。
しかし、二の腕に使用するとなると洋服(特にヒートテックなどの化学製品)で擦れて刺激になるので注意が必要だと思いました。

この経験もあり、改めていきなり濃度が高いものを使用するのではなく、もっと濃度の低いレチノール製品を使用して肌が慣れてきてから濃度を高くしていく方が安全だと思いました。どちらにせよ、トレチノインを使用する場合は医師の診断で濃度・使用量・使用期間が決まります。

続いてレチノール製品について、レチノール濃度が低い順から紹介していきます。

□ 市販で購入できるレチノール


「トゥヴェール レチノショット0.1」
他にも市販のレチノール製品はありますが、使用したことがあるのがレチノショットなのでレチノショットを紹介します。

トゥヴェールという化粧品会社から販売された日本人向けに作られたレチノール製品になります。
レチノール0.1%なので、比較的濃度が低いです。

レチノショットを購入した際に説明書も丁寧に使用方法が書かれていました↓

レチノールメゾットの冊子付きです📑


レチノールは非常に不安定な成分ですが、容器もアルミチューブで作られおり紫外線から守られる作りになっています。通販でも安心して購入できる印象を受けました。
量はそんなに多くないですが、伸びも良いので意外とすぐには無くならな〜と思いました。

🐼レチノールの濃度が比較的低いため、レチノール初心者の方にもオススメです
私も使用したことありますが、A反応は比較的マイルドでした。

⚠️A反応が出る製品になるので使用方法をよく読み使用する必要があります。


□ ゼオスキンのレチノール製品

レチノール製品は色々ありますが、代表的なゼオスキンというスキンケアブランドのレチノール製品が有名です。ゼオスキンは、美容クリニックで取り扱われている商品でドクターズコスメになります。(基本的には顔用ですが医師判断で体にも使用可能です)
ドクターズコスメのレチノールは他にもありますが、私が使ったことがあるのがゼオスキンなのでゼオスキンを紹介します。※購入には医師の診察が必要になります。

ゼオスキンには様々なビタミンAのアイテムがあります。「アクティブレチノール」という高濃度ビタミンA(レチノール)を含む4種類の製品があります。
メインの成分はレチノールですが、それぞれレチノール以外にも美容成分が配合されています。

ARナイトリペアとスキンブライセラム(0.25/0.5)の3種類はビタミンC等の美白効果のある成分も配合されています。(本来は顔のシミやくすみを改善する目的で作られてる為)これらの成分が毛孔性苔癬による茶色い色素沈着やくすみにも効果的です。

ダブルテクスチャーリペアは、美白効果というより小じわ・ハリに効果的な成分が配合されています。ダブルテクスチャーリペアもレチノールの効果により毛孔性苔癬による色素沈着にも効果はありますが、よりプラスして色味に対する有効成分が欲しい場合は「スキンブライセラム(0.25/0.5)・ARナイトリペア」が良いと思います。

【 アクティブレチノール 】

上図の右に行けば行くほど濃度が強くなります。
私はトレチノインだと強すぎたので、レチノール0.5%のスキンブライセラムから使用を開始しました。スキンブライセラムを週2〜3回ペースで使用しました。使い始めは皮むけや赤みが出るなどA反応はありましたがトレチノインに比べれば軽いA反応でした。
肌が慣れてくると次第にA反応が出なくなってきます。

スキンブライセラム0.5使用でこのくらいA反応がでました🥲


A反応はレチノールの濃度だけでなく使用量や使用頻度により変わります。また肌質の個人差もあります。私の場合A反応が出やすいです。私は「トレチノイン1%」→「スキンブライセラム0.5」に変更したのですが、それでも肌トラブルになったので「レチノショット0.1%」をしばらく使ってから「スキンブライセラム0.5」に戻しました。A反応が出なくなってからはレチノール1%の「ARナイトリペア」使用に切り替えました。


⚠️スキンブライセラムもARナイトリペアもオレオソーム化されておりA反応がゆっくり出る為、A反応がでないからと塗りすぎないように注意が必要です!後からA反応がばっと出ることがあります。週に1~2回から始めた方が無難です。

レチノールを使い続けて見た目のブツブツ感も触り心地も少しずつ滑らかになりました。また、色素沈着も改善されていきました。

肌が弱い方や、A反応が心配な方は低濃度のレチノールがオススメです。肌状態や個人差もあるので、使用アイテムや使用量は医師と相談して使用方法を守りましょう。


□トレチノイン・レチノール使用時の注意

クリニックで指示がある注意事項を守るのも必須ですが、使用中は以下のことを気をつけました。

📌紫外線対策をする
使用中は紫外線にも敏感になります。
洋服で隠れない春〜夏は特に日焼け止めを塗りましょう。

📌炎症が強く出たらワセリンで保護する
赤みや痒みが強く出てた場合はワセリンで保護しています。また掻いてしまうと更に炎症を強めてしまうので掻かないように気をつけなければいけません。

📌関節付近への使用は注意
関節付近は良く動く部分になるため、乾燥や皮むけが強く出ました。

私は二の腕の付け根が特に気になっていたので、関節に近い二の腕の付け根に多めにレチノールを塗っていました。
乾燥・皮むけが強く出てしまい無意識に掻いてしまっていました。よく動く関節付近は、量を少なめにしてたり部分的にワセリンで保護したりして調節しています。


📌洋服での刺激に注意
二の腕に使用する場合、洋服で擦れて刺激になるので注意が必要だと思いました。
特にヒートテックなどの化学製品は肌への刺激になることが多いです。A反応が出ている間は着用しない、綿100%のヒートテックを選ぶなどの対策をオススメします。


📋 トレチノイン・レチノールまとめ

「ピーリング効果」「ターンオーバー正常化」により毛孔性苔癬の改善が期待できる
毛孔性苔癬の色素沈着(潰れた跡)改善も期待できる
・トレチノインの生理活性はレチノールの50~100倍
「A反応」という副反応が出るため注意して使用する
低濃度から使用し、肌が慣れてきたら濃度を高くするとA反応が出にくい
・クリニックで購入する製品(トレチノインやドクターズコスメのレチノール)は医師からの使用方法を守り、トラブルがあった際にしっかりフォローしてくれる信頼できるクリニックを選ぶ



私の塗り薬のケア

私が実際にやっている塗り薬のケアをご紹介します🪄︎︎

・レチノールを週3回くらい使用
・レチノールの濃度は肌の状態を見ながら変える
・A反応で赤みや痒みが強く出そうな場合は保湿のみにする。
・掻いてしまったら刺激しないように注意しワセリンで保護する。
・色素沈着に対して、レチノール・ビタミンC・ハイドロキノンの成分を使う

私はA反応で肌の炎症が強く出てしまい跡になったことがあります。レチノールを上手に使う為に、A反応を見ながらレチノールの製品(濃度)を変えたり使用頻度を変えて調節しています。また赤み・痒みが出たらワセリンで保護するようにしています。

常にストックしているのはコチラ↓です。

左から…

・フェルゼア(尿素)
・トゥベール レチノショット(レチノール)
・ゼオスキン スキンブライセラム(レチノール)
・ミラミン(ハイドロキノン)
・ボディークリーム(保湿できるもの)
・メラノCC(ビタミンC)
・ワセリン

ブツブツだけでなく、色素沈着のケアでビタミンC・ハイドロキノンを使っています。

塗る順番は
「メラノCC→ミラミン→レチノール→保湿クリーム」の順で使用しています。
※レチノールではなく尿素のときもあります。

保湿クリームは肌荒れせず保湿できるものであれば良いと思います◎アトピーの私はセラミド配合のケアセラが潤って相性良いです!テスクチャーも含めて気に入ってます🫶🏼


ワセリンは種類によって純度が異なります。
A反応や、ブツブツが潰れた時など肌が敏感な時に使うので、純度が高いものを選んでます。サンホワイトとベビーワセリンは純度が高いワセリンです。




医療脱毛


医療脱毛は毛孔性苔癬の治療目的でも行われる治療です。
医療脱毛で毛孔性苔癬が改善したという文献もあります。
ケミカルピーリングと医療脱毛を組み合わせて毛孔性苔癬の治療をしているクリニックもありました🔎

□ 毛孔性苔癬が改善すると言われている理由

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