Lil Baby Ape Club とは?!どちらが本物?!NFT史上最大の大事件に発展する可能性も
現在、NFT業界で興味深いことが起きているのでnoteにすることにしました。
Lil Baby Ape Clubというコレクションが3日前にリリースされました。
驚異的な人気で1日で発行された5000作品が完売しました。
そして本日までの総取引量3500ETHを超えています。
Bored Ape Yacht Club(BAYC)という大人気コレクションのベイビー版で
公式に派生したコレクションではないと書かれているのですが、
BAYCが高値で取引されていることから値上がり期待のバイヤーも殺到し取引量ランキングでもTOP3まで上げてきています。
しかし、この現在リリースされているコレクションが偽物だと主張するTwitterアカウントが出てきました。
それでは詳細をご説明します。
■Lil Baby Ape Club とは?!どちらが本物?!
まずは、下記をご覧ください。
現在リリース済みのTwitter アカウント(フォロワー1万1600人)
https://twitter.com/LilBabyApeClub
本物を主張するTwitter アカウント(フォロワー856人)
https://twitter.com/LilBabyApeClub1
ご覧のとおり本物を主張するアカウントのほうがフォロワーが少ない状況です。
事実、この本物を主張するアカウントが初ツイートしたのが
2021年11月16日
執筆時から24時間程度しか経過していません。
初ツイートで、リリース済みのLil Baby Ape Clubを偽物だと言ってます。
その後もリリース済みのコレクションはフェイクだと連呼しています。
現在リリースされている【Lil Baby Ape Club】
https://opensea.io/collection/lilbabyapeclub
リリース前の【Lil Baby Ape Club】
https://opensea.io/collection/lil-baby-ape-club
執筆時1時間ほど前に
「OpenSeaと協力してフェイクを排除」するとツイートしています。
しかし、コメントを読むと
"既に多くのコレクションホルダーが参加していて、これを削除したら大きな問題なる。"
"フェイクコレクションの3000人のホルダーはどうなるの?!"
"こっちのアカウントが偽物でしょ!"
などなど、様々な意見が見られます。
はい。そんな私も既に購入してしまったホルダーなので、気になってしょうがないです。
コインテレグラフ英語版の記事
こちらの記事によると、
it's possible that the BAYC community could petition OpenSea to delist the Lil Baby Ape Club project.
BAYCコミュニティがOpenSeaに苦情を伝え、Lil Baby ApeClubプロジェクトの除外を申請する可能性があります。
との見解もあります。
続報はこちらに追記していきます。
■コレクションの信頼性
現在リリースされている【Lil Baby Ape Club】コレクション
https://opensea.io/collection/lilbabyapeclub
コレクションのコントラクトアドレスを調べてみました。
https://etherscan.io/address/0xb48eb7b72ff5a4b5ef044ea9e706c990bb33884d
コントラクトアドレス
0xB48eb7B72Ff5A4B5EF044EA9E706C990bb33884D
TokenTracker: LilBabyApeClub (LBAC)
とあり、オリジナルコントラクトアドレスで作品をミントしています。
そして5000作品全て、タイトルとIDが一致しています。
これはミントする際に正確5000作品、正確に全てアップロードされているので、この点の技術力は評価できます。(作品を1作品ずつミントするとIDにずれが発生することがあります)
正確なプログラムを組んでしっかりと準備してミントしているはずです。
こちらの画像はMetaMaskのアプリ版のスクショです。
しっかり所有者が私に移転されMetaMaskアプリで表示されます。
これらの点はBored Ape Yacht Club(BAYC)
と同レベルのNFTと評価できます。
■まとめ
・現在、既にコレクションのホルダーが3000人
・本物を主張するアカウントはOpenSeaと協力し偽物を排除すると宣言
・コレクションのクオリティは問題なし
・問題は現在進行形で起きていて、展開がまだ読めない。
ここからは個人的な意見になりますが、
5000作品もの量のNFTを既にリリース済みで完売し、
全ての所有権が3000人ものホルダーに移動している。
この状況で、これをフェイク!
と主張しても、これらの作品データが既にブロックチェーン上にミントされていて、作品の所有権が3000人に移動している状況では、
著作権、データの所有権を公的に証明したとしても、簡単には解決しないと思っています。
本物を主張している方が、
この5000作品のデータを盗まれたのという証拠を出したとしても、
購入した3000人のバイヤー達は善意の第三者でそれらを知らずに購入しています。
購入した費用、その際にかかったガス代の問題もあります。
日本法を簡単に調べてみましたが、
民法192条(即時取得)
取引行為によって、平穏に、かつ、公然と動産の占有を始めた者は、善意であり、かつ、過失がないときは、即時にその動産について行使する権利を取得する。
ようするに、元の持ち主に返す義務はありません。
ただ、これは日本の民法でNFTの取引に該当するかは私も不明です。
そして、OpenSea上の取引がどの国の法律で判断されるのか、これも調査が必要です。
新情報や新しい展開があれば、ここに追記してきます。
展開次第では、これからかなり大きな問題となる可能性もあります。
みなさんも是非、この話題チェックしてみてください。
(私は既にいくつか購入してしまったので気になってしょうがない(笑)
ホルダーにとってよい方向で解決することを願ってます!
では、皆さん楽しいNFTライフを!
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