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SAKISIRUウェビナー#16(小野泰輔さん)7/10月で聞きたいこと

7/10月2100-でネットメディアのサキシルでウェビナーがあります。

私も毎回参加していて勉強になることが多いです。今回のゲストの小野泰輔さんに聞きたいこと多いので書きだしてみました。聞きたいこと多すぎるので、この中で小野さんが答えておきたい、と思うものや新田編集長が取り上げたいという2つでお願いしたいところです。

世論調査の数字を見ても維新に期待が集まっているようです。確かに地方政治での実績を見せていることは信用や説得力が、今までの新党とは異なるところです。(もはや新党ではない、とのお叱りあればスイマセン。)私は維新のいない田舎県に住んでいるので東京や関西とは印象が違うと思います。

(1)新経済連盟のイベントでの「維新の不在」

先日、新経済連盟で例年のイベントがありました。自民党から何人も政治家の方参加されて活発な政策論議されているようです。

しかし、維新からの登壇が1人もなく、私は非常に残念に思いました。自民党の先生方がDXやWeb3.0、AIなどの分野を非常によく勉強されて取り組んでいる一方で、維新も同じように専門家はいないのですか?特にDX。

維新の政調では新分野産業について、維新ならではの政策や、どのような議論なのか見えないです。小野さんも詳しいと思うのですが。維新のHPを見ても、新分野産業への取組が分かりにくい、アピール不足と感じましたがいかがでしょうか?

(2)熊本県副知事の経験から聞きたい「二重行政」への対応

大阪で実績ある二重行政のムダをやめさすことが維新の「目玉」だと有権者としては感じます。関西では維新の実績が「見える」。しかし他地域では身近なところでの「実績見えない」ので、正直「関西の人たち」感がまだあります

例えば「指定都市都道府県調整会議」が法律でも義務付けられています。熊本だと熊本県熊本市調整会議があります。しかし、HPで見ても、いかにも「いちおう会議やりました」感あります。(宇佐美典也「やってる感政治」)

熊本県副知事の経験でも、二重行政「もどかしい」不十分と感じる点ありましたか?(あるはずと思う)。統一地方選で進出した維新の県議市議に指示したりして、地方議会で二重行政等で具体的に提案させたい政策課題はありますか?「県議市議で維新が進出したからこそ問題提起された」の実績がないとニュースにならないのではと感じましたがどうでしょうか?

(3)府県での超過課税と事業評価

副知事で森林関連担当してたかわかりませんが、すいません。来年から森林環境税の徴収が始まります。ところが府県で独自に森林関連に超過課税しています。税金の二重取りではないですか?

熊本県は500円超過課税をしています。ご存じですよね?

私としては田舎在住なので森林環境政策の意義などを否定するつもりもないですが、熊本県でもこれまでの取組でHPに説明が少しあるだけです。超過課税相当分の森林関連の「事業評価」もHPからも見れないです。超過課税を徴収しておいて事業評価すら見れないのはおかしいと思います。

「超過課税してまでやるべき事業」なら事業評価あるべきではないですか?森林環境税との重複あるなしも事業評価見ないと有権者は判断できません。

他にも和歌山県で事業評価やめてしまっていたのを復活させるようですが、副知事の経験踏まえて、事業評価を維新でどのように活かして問題提起していきますか?維新の初進出の自治体での斬り込みとしては事業評価が最も簡単で可視化しやすいと思いますがどうでしょうか?

(4)奈良県の山下知事の取組について

維新から奈良県の山下知事が当選されました。予算の一部執行停止を指示して先日事業の大幅見直しを発表されています。

しかし、別地域から見ていると山下知事の孤軍奮闘感があります。県議会でも少数です。政党として維新が知事への支援が少ない印象です。県議会少数なので維新前面に出るのが、議会運営上かえってマイナスという判断なのかもしれませんが、奈良県での成果実績が維新のイメージだけに、政党としての支援が見えたほうがプラスではないのですか?それとも山下知事ご自身が議会運営考えて維新色を抑えたい意向ですか?

(5)蒲島政治学での学び。従来「新党」の失敗

蒲島郁夫熊本県知事は政治学者で、東大で教鞭とられ、小野さんもその下で学ばれています。その時のゼミでの記録も、若き日の小野さんが「新党」全記録で執筆されてます。図書館で非常に興味深く読みました。

東大法蒲島郁夫ゼミ編『「新党」全記録』木鐸社1999年
若き小野さんが新進党について執筆

民主党政権の前(1999年)での論考です。今とは事情も違い、小野さん自身の立場も学生から、議員に変わりました。しかし注目は20代の筆とは思えない鋭い指摘です。

b.解党・分裂の要因
新進党がこのような分党による解党・分裂に至った要因は実は結党当初から存在していた。
まず第一に、新進党参加議員の人間関係的確執である。・・(略)
第二に、重要政策における旧党派の見解の相違が、結党前・結党後すべての時期にわたって存在し、結局それが解消しなかったことである。・・(略)
第三に、新進党を構成する旧党派が特定の支持母体の影響を強く受けていたことがあげられる。・・(略)

『「新党全記録」第2巻政党組織』第4章新進党P222抜粋(新進党班 小野泰輔) 

同じように新党ができては期待され、消えていきました。小野さんも従来の新党の「轍」を踏まないために、考えていることがあると思いますが、これについてはいかがでしょうか。

【蛇足】
柳ヶ瀬裕文さんと高校(海城高校)同級生みたいですね。


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