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映画嫌いな私が見つけた新しい映画鑑賞の方法~オリジナリティを作る映画鑑賞プロセス~

最近、私のオリジナリティって何なのかな?私視点ってなんだろう?と思うことがチョイチョイあります。

そこで先日、元々TVプロデューサーをしており今は連続で本を出版している方とお会いする機会があり「オリジナリティ」の見つけ方についてお話しました。

その際「簡単だよ!映画を利用するんだよ!!!」と言われたので、その時の話について書きたいと思います。

▻映画の見方には大きく3つのプロセスが存在する。

実は私は映画が苦手です。イマイチ映画を見る意味が分からなかったのです…とはいえ、ミーハーな所がある私としては話題になった映画は観ておかないとね♪という感じで観るのですが、それも基本的に早送り。(映画作っている方にはまじで失礼です…)内容さえ理解できればOKだと割かし本気で思っていました。その話を伝えたところ「え!だったらそれレビューで良いじゃん…」と言われてハッとなりました。

そこで、彼の話を聞いたところ映画を観る時に処理しているデータベースが私と違うのではないか!?ということに気づいたのです。

▻「過去の作品(映画情報)データベース」と「自分の人生(人生経験)データベース」処理する場所が違うとアウトプットが違ってくる

折角なのでフローチャートで彼と私の映画視聴の違いを図解してみました。…折角なので。(何が折角なのか書いている私も理解できませんが)

<私>

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<彼>

画像2

※処理するレーンが違います


私は今まで、過去に見た映画の情報と比較して新しい映画を処理していました。なので、「え!?先日の映画と比べてCGとかあまり使われてないしお金かかってないのかな?」とか「この感じって昔見たのと凄い似てる…ちょっと古臭いんじゃない?」とか…。そもそも、カスカスなデータに新しい情報を入力しているので大した感想も出てこず結果的に「んー、私にとってこの時間は何を得ているのか?」とビール&ポップコーンをむしゃむしゃ食べながらボヤく。という、なかなかイヤな感じの人です。

そうではない…その作品がどうこうでは無くて、自分の人生経験データベースで処理をしてアウトプットを出すことがポイントなんですよね。映画を観ながら感じる、なんかモヤっとした感情、イライラする、ワクワク!泣ける!何かしら自分の心の”ゆらぎ”を見つめて、それを言語化する。それこそが、自分視点だし私にしか語れないこと。その積み重ねがオリジナリティに繋がるのです。

▻自分の人生経験データベースで処理して映画を観てみた

そこに気づいた私は、この考え方で映画を観てみようと思い立ちました。そこで、私自身もっとも興味の低い「ポケモン」を娘と観ることにしました。(本当に酷い言い方をしているのですが、これは私自身の興味がなかっただけで、作品自体をどうこう言っているわけではありません。)

そうすると、私は女の子のポケモンマスター?が足が痛くても、長距離を走るシーンでビクつき憤っていることに気づききました。

彼女は過去に陸上選手として有名だったのに、ケガを理由に陸上を諦め目的を失い自暴自棄になっている中、イーブイと出会い自分の新たな目的を見つけたのです。そんな彼女が仲間のために長距離を走る。

下肢障がいになった後に目標を見失った自分と重なりヒリヒリしていることに気づきました。そして、足が痛くて陸上を諦めたのに、また走ることで目標を達成させようとする短絡的な展開にいらだっていました。(また、足痛くなっちゃうよ…もぉ大丈夫かな?)と心配になったのです。

長所が短所に変わった場合は、別の長所を見つければ良い!過去にとらわれなくて良いし、未来に怯えなくて良い。今を生きろ!!!!

何をまた走ってんだ…( ´Д`)=3 フゥみたいになっていました。笑

きっと、これが「自分視点」!

ポケモンを人生経験というデータベースで処理した際に私だけが出せるアウトプットであり、オリジナリティに繋がるのかもしれません。

ちなみに、娘は主人公の女の子が伝説のポケモンを隠していたのを、父親に見つかりそうなシーンで「可哀そう…こわい…」と言い泣いていました。今までも怒られたり責められるシーンでは泣く娘。

ただ、一つ大きな進歩だと思ったのは大切な仲間とサヨナラするシーンでも泣いていたこと。一人っ子の娘は、福井に住む従妹が大好きなのですが、ここ一年、いつもバイバイする時に嗚咽が出るほど泣くようになりました。彼女のデータベースにその経験が加わったからこそ、バイバイのシーンでも泣くことができるのかな?と超勝手に分析をしていました。

ちなみに、夫も感想を言ってたのですが、それはあまり覚えておらず。(本当にごめんなさい。)ただ、夫はまた少し違っていて「映画を通して経験してないことを経験するから良いんだ」と言っていました。これも、あるなぁと思い3つめの鑑賞方法として以下もつけ加えておきます。

シュミレーターを使用したアウトプットの出し方

画像3

どれが正しいという言うわけではないし、これら3つのパターンは同時並行だったり、くっ付きハイブリット型になることもあります。

とは言え、私の中で気づいて面白いなぁと思ったので書いてみました。

自分の心の”ゆらぎ”に注目して。

私だけしか持っていないデータベースで処理をするというのを意識してみたいなぁと思います。









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