見出し画像

厭世的って言葉、私にはぴったりすぎる

えんせい‐てき【厭世的】

〘形動〙 人生に絶望し、世をはかなむ傾向にあるさま。⇔楽天的。

コトバンク

太宰治や夏目漱石のような文豪の小説を読んでいるとたまに出てくるこの言葉

字面からしてネガティブなイメージの言葉なんだろうなと思って
検索ボックスに入れて意味を検索すると
えぇ、わかる…分かりみが深すぎるぜ、この言葉…!!
と驚いてしまった

私は隙あらば人生に絶望しているしなんで生きなきゃいけないんだろと答えのない悩みを常に抱えて
でもその割に解決しようと行動もしないので
ずーっと厭世的に生きている

これといった事象はなくとも私の脳みそは人生に絶望するように出来ているのか
自分を客観的に見た時に十分すぎるくらい幸せにみえるのは重々承知なのだけど
どうしても生きることに前向きになれない

まず朝起きた瞬間から絶望している
今日という一日が始まってしまう
起きたくない、働きたくない、家から出たくない
朝が1番厭世的かもしれない
これからはじまる一日に後ろ向き
例えそれがどんな日だろうと
雨が降ってても晴れていても

私はよく他者から人生楽しそうとか幸せそうとよく言われる
本当に面白い
人の前では楽観的な人間になる
人を欺くのが上手なのか、本能が厭世的な人間なのを悟られないようにしているのか
二重人格なのかと疑ったこともある

別にそれに対して悲しいとか止めようとか思ったこともない
勝手に自分がそうなってしまう
無意識というか、それが私だから
でもこうやって1人で考え事をしたり
ひとりの世界に入ったら化けの皮は剥がれる
厭世的な私になる

たぶんどっちも私なんだ
楽観的な私も、厭世的な私も

たまに疲れたなあと思うことがあるけど
どっちの私も抱えながら生きていくんだろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?