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2023年11月活動報告

11月は結構色々ありました。
1️⃣地域で手術出来て居なかった最後の1匹のシマ夫のTNR
2️⃣中庭の猫さんのための防寒ハウス作り
3️⃣迷子猫さんの捜索
4️⃣大阪ねこの会&ロイヤルカナン 猫飼いさんのためのセミナー参加

1.シマ夫

2年半近くなかなか捕獲して手術出来なかったシマ夫を10/31に捕獲出来、翌日の11/1に手術を行って入院して貰い、11/2にTNRとなりました。
非常に警戒心が強い子で2mも近づけた事が無いので、保護しても里親さん探しも人馴れ修行もとても時間がかかるのは理解っていましたので、TNRで地域猫さんとしてお世話して行く事となります。

のらねこさんの手術室からご帰還のシマ夫さん

2日ほど姿を現してくれませんでしたが、その後毎日玄関食堂に来てくれています。前より好戦的で無くなったみたいで喧嘩が減ってる気がします。

これで2022年9月にいろはを保護して以来、野良猫はシマ夫しか発見出来て居なかったので、15ヶ月間他に野良猫が現れて居ない事になり、地域猫活動は日本全国で行われていますが、成功した例としてはとても珍しいケースとなっているのでは無いでしょうか。

という話を近隣の住民の方とお話していた帰りに、家の近くの地域猫さんのお世話をしているお宅の近くで子猫を見つけました😱
すぐに住民の方にも聞いたんですが、私が夏頃に子猫が駐車場に居ると聞いて1週間ほど粘ってた子が生き残ってくれていた様で、たまにご飯を食べに来ているとのお話でした。

何とか保護してあげたいんですが、なかなか難しい捕獲場所でして思案中です。
やはり人通りが多い道に面した所での捕獲作業は厳しいです。

2.イチニコサンタママの防寒ハウス

うちの外壁には電源タップが無いため、去年までは平べったいUSBケーブルを窓の隙間から通して、USB電気毛布やカメラに電力供給をしていたんですが、昨年2枚USB電気毛布を重ねて下にアルミの防寒シートを敷いてたらちょっと焦げたんですよね・・・。寝てる間にイチニコサンタママがパーマになっても困るので、100Vの電源を供給出来る様に外壁に穴を空けて外部電源ソケットをこしらえました。

爆睡中のイチニコサンタママ

去年は発泡スチロールハウスは警戒して入ってくれなかったので、今年は時間をかけてこのシェルターに入ってくれる様に誘導しました。
電気毛布を下に敷いて、その上にニトリのNウォームのあったか敷物を敷いて、去年より寒さをしのげる様にしました。
完全に人慣れ出来て居ていつでも人間と暮らせるのに、保護してあげられないせめてものお詫びです🥲
普通の猫砂のトイレもなかなか使ってくれないので、川砂を敷き詰めた猫トイレを併設して置きました。
他にもたくさん地域猫さんの面倒を看ていますが、どこで身を潜めてるか分かる子はほとんど居ないですし、公園とかは一瞬で子どもたちに破壊されるのでシェルターも置けないので、自宅の敷地内というのは最強ですよね・・・。

3.迷子猫さんの捜索依頼

ピンコーンと玄関のチャイムが鳴り、知らない女性の方が居たので出た所、こちらのお宅で保護猫活動をされてると聞いたのですがという事でお話を伺いました。
10月末辺りに通院途中でキャリーケースから猫さんが脱走されたそうで、この地域にチラシを2000枚近く配布されてるとの事でした。
それだけでも本気度が伝わって来たのですが、既にペット探偵の方にも依頼してるらしく詳しくお話を伺いました。
私独力では限界があるので、ねこから目線。さんの方にも依頼して頂き、私もほぼ活動していない地域だったんですが保護猫活動後に遠征して捜索しています。

左耳をさくら耳カットしています。

何とか年内に見つけてあげたい所ですが、脱走から1ヶ月が経ってるのと、逃げた地点が住宅密集地で1軒1軒の車庫の車下とか確認してるんですが、隠れる場所が非常に多く難航しています。
幸い捜索中に見つかった野良猫/地域猫さんは痩せてる感じは無いので、ご飯をあげてるお家は少なからずあるのかなと。
ただ私の活動地域と違って明らかにさくら耳カット済みの子が少ないので、住民の間で猫さんにトラブルを抱えてる方が少なくない地域だと思います。
幸い薬品臭などはしないので、隣町と違ってそういった犯罪者は居ないのかと思います。

4️⃣セミナー参加
2年前の11月に、大阪ねこの会さんとねこから目線。さんの講座に参加させて頂き、十三さくらねこの会や大阪ねこの会の代表とご挨拶し、ロイヤルカナンのプロ契約にも推薦して頂いたおかげで、地域猫さんに格安でロイヤルカナンの安全なご飯を提供出来る様になりました。
今回はロイヤルカナンの社員さんからシェルター運営に置ける衛生管理の講座と、大阪ねこの会代表から保護した猫さんの扱いについての講座があると聞き受講して来ました。
内容に関してはこの前noteに書きましたのでそちらを参照して下さい。

まつげが長すぎるいろは

新たに玄関食堂に2匹の猫さんが来る様になったのと、公園にも新しく2匹の地域猫さんが食べに来てくれる様になったので、43匹の地域猫さんの面倒を看ています。みんな食欲がすごいというか、ポテトチップスがスッカスカの内容になったり、お弁当が底上げされてるのと同じで、今までご飯をくれてた家も提供されるご飯の量が減ったり貰えなくなってるんでしょう。
今まで姿を見なかった子達が集まる様になっています。
保護猫活動というのは国や都道府県や市からお金を頂ける訳もなく、皆自腹で活動をしている訳です。うちの食堂に来る猫のお客さんはみんなお金を払ってくれない(笑)し、何なら撫でさせてもくれないですが、みんなお腹いっぱいになって欲しいので、自分が節制して仕事量を増やしています。
自分の食費は1日600円、猫さん達の食費は1日8000円。上手いことエンタメに昇華して広告費で賄える様になると楽なんですけどねぇ。

個人的に一番世の中の猫さんに貢献してるのってちいかわの作者のナガノさんだと思っています。猫が好きじゃなかった人も猫好きにしてるし、猫好きはもっと猫を(ハチワレを)好きにしてます。猫に対する感情を良くしてるという点で、外で見かける猫さんに優しくしてくれる人が増える訳ですし、猫をいじめてる人が居たら止めてくれる人も増えるでしょう。猫を飼ってみようというお宅も増えます。

私の今の活動は同じ志の人や全ての猫を大事に思ってる方にしか刺さりませんので、そういった点でもっと広く浅く底上げ出来る漫画って日本の素晴らしい文化だと思っています。

いつも寒い中置き去りにするのが偲びない地域猫さん。