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保護猫活動の男女比

保護猫活動5年目ですが、譲渡会や捕獲セミナーなどに参加すると、他の団体さんとお話する機会があり、また地元での活動でも外の猫さんを気遣ってお世話されてる住民の方と知り合う機会も多いです。

私は男性ですが、他に男性の保護猫活動家や団体の方に友人や知人は居ません。
97%くらいの活動家が女性なのが現状です。
捕獲作業や住民との話し合いなど、体力や交渉が多いのが保護猫活動でもありますが、何故こんなに男性の参加が少ないのでしょうか?

まず第一に、働き盛りの世代の男性はこういったボランティア活動に参加する時間を取れないというのはあると思います。
しかし、現代社会に置いては子育て世帯でも夫婦共働きが普通です。
ボランティア活動に割ける時間を取りづらいという点では、男女共に同じ事だと思います。

次に男性と女性を比べた場合、生涯独身の比率は男性の方が女性より10%ほど高く3割程度となっています。女性の方が結婚する比率が高い現実を鑑みると、子供の居ない夫婦の家庭はボランティア活動をする時間を取りやすい上、経済的にも余裕があるので保護猫活動にも参加しやすいと思えます。
しかしそれは夫婦どちらにも言える事で、女性だけが参加してる現実を説明出来ません。

今現在、猫を好きだと言う人は女性に限らず男性にも多く居ます。猫の漫画アニメも多く、ゲームVtuberなどのアバターにも猫は沢山居てファンは沢山居ます。
アイコン的な意味で猫が好きという方は多いですが、実際身の回りに住む猫さんに気をかけて居る方となると非常に少ないです。

外で猫さんのお世話などをしている姿を見かけた場合、保護猫団体としてお声をかけてお世話の仕方や周辺地域の情報をお教えするのですが、その殆どというかこの5年間だと100%女性です。

日本各地で高齢者の女性猫ばあさんという感じで多くの近所の猫さんをお世話していて、近隣住民と揉めるお話を聞きます。現に私の近所にもいらっしゃいまして門まわりがゴミ屋敷化していて周辺の猫さんに昔から給餌し、手術などはせず、他のご近所さんとコミュニケーションを取っていない方が居ます。
一昨年、そのお婆さんがうちの家に訪ねて来て子猫の保護依頼を受けてから色々とお話をする様になり、今では給餌してる猫さんに未手術の子が来た場合ご連絡を頂き捕獲や手術をお手伝いしています。その際にかかったお金も払って頂けています。

逆に猫じいさんというのは聞いた事が無く、ご近所に夫婦で保護猫活動をお手伝いして貰っているご高齢の方は居ますが、おじいさんで猫のお世話をされている方は少ないのは事実です。

少し話がそれましたが、男性趣味アイドルなどの推しに使うお金時間糸目をつけないという方が多いです。仕事以外の時間や休暇は趣味に投資しているからボランティア活動などに参加する時間が取れないと言っても良いと思います。

私も20代の頃はゲーム、30代の頃は小学生の頃から好きだったアニメ作品の声優さんの舞台を全て観に東京まで遠征に向かっていました。
たくさんの病気を抱えた16歳半の猫さんを引き取ってからは、そういった趣味や推しに使う時間なんて一切無いのを悟り、全てをぶーにゃんに注いで来ました。
ぶーにゃんが19歳で旅立ち、その後保護猫活動を始めてからも趣味の時間は一切ありません。それを後悔したり羨む事も一度もありません
むしろどうしたら外で生まれ過酷な生活を強いられる猫さんを1匹でも減らせるか、仕方なく外で暮らす地域猫さんが少しでも安全に暮らせる様に住民へご理解頂くための活動に時間を作れるかしか考えていません。

結局、保護猫活動に置いてこんなにも男女で参加率が違うのは性別的な生き方なのかも知れないです。男性で保護猫活動をされてる方というのは、猫が好きだからという理由が発端ではない方じゃないとなかなか居ないのかも知れない。
私は人間が嫌いですし、信じていない所が多いので、人間相手に商売をしてお金を稼ぎ猫さんに還元しているだけです。これだけ男性が少ない業界なので他の女性から警戒される事も多いかも知れないですが、そんな下賤な目的でボランティアしていないので共闘して行きたいものです。

うちの保護してる猫さんの男女比も6:1で♀優勢