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起業して死にそうなヤツらへ捧ぐ!君たちにSUNABACOを届けよう!①~SUNABACOとの運命の再会編〜

はじめまして、株式会社nyansを創業した人間社長の猫谷です。

私は生まれた時から大の猫好きでした。

物心がついた頃から欲しいものを聞かれると「猫!」と即答。
さらに将来の夢は猫になることで、当時の写真を見返すとほぼ全ての写真で猫のぬいぐるみと写ってます。

毎年の誕生日プレゼントは猫のぬいぐるみ


旅行でも絶対猫と一緒


いつか大人になれば猫になれると信じていました。

中学受験のご褒美に念願の猫との暮らしがスタートしてからずっと、頭の中は猫のことしか考えていません。
学生時代に放課後に友達と遊ぶよりも、猫に会いたくて直帰していたり、サラリーマン時代も猫と過ごす時間を捻出するために、できるだけ遅く出社しサッサと仕事を終わらせ帰宅していました。

幼少期から頭の中が猫だらけで、猫のために生まれてきた私は、2017年に株式会社を設立しました。
社名は株式会社nyansで、もちろん猫のための会社です。
設立当初はスタートアップ企業として、ご近所の猫の飼い主のコミュニティサービス「ニャッチング」をつくりました。

ニャッチング』は猫のことで何か困ったらご近所同士で助け合える互助ができるサービス。
シッターし合えたり、猫の血液ドナーが見つかったり、災害時助け合えたり、情報交換ができたり。
犬はドッグランがあるけど猫はないからいざというときに頼れる仲間が見つかればいいなと思いスタート。

当時の私は、ITの知識は0だし、ビジネスの勘所も0で、完全にビジョンドリブンだったわけですが、営業力はあるので5000万調達出来てしまいました。
案の定、マネタイズまで持っていくことができずに、お金は底をつき、預金残高30万になりました。

そこからとにかく、飯を食わないかん、とニャッチングのコミュニティやインフルエンサーを活用した猫マーケティング事業を始めました。
ビジネスをtoBにしてしまえば、営業力はあったので、なんとか生き延びることに成功しました。

ニャンズカード


toBでは生き延びることは出来ましたが、
私が本当にしたいことはできていなかったので、自社サービスを生み出そうということになり、何をしようか考えた時に
『私は猫のことをいちばんに考えた商品をつくり流通させたい。』と思いました。

そこで商品開発に着手。
商品開発のネタは大量にあるので、また後日書きますが、例えば鹿肉フードを作るも(狩猟免許まで取得し山に篭って鹿を狩るという狂気)猫の好みが激しく、商品化まで至らんかった話とかあります。

最初の商品をまたたびと爪とぎに絞り、ホームセンターやドラッグストアなどに営業活動をしていました。

数多くある小売店のなかには「高い」「これは良い商品だからPBが売れなくなる」そんなことを言うバイヤーもいました。(もちろん素晴らしいバイヤー様もいらっしゃいます!!)

nyansの商品は店頭に並べて他の商品と比較すると少し高いです。
高いといっても数百円ですよ。
しかも、高いのには理由があります。
例えば、またたび。

またたびマフィア


私たちのまたたび「またたびマフィア」という商品は、原材料であるまたたびそのものを国産のものを使用しています。
国産のまたたびは大変貴重で原料の値段も高いです。
生産者が丁寧に収穫したまたたびを猫にも届けたいという思いで、原料を調達しております。
しかし、国産という表記がされている商品でも外国産の原料を日本で粉末加工すると「国産」と表記にできてしまうので、ほとんどの企業が外国産の安いまたたびを日本で加工して国産と謳っていたります。

猫を愛してやまない飼い主は、安い商品じゃなくて、良い商品が欲しいはずなのに。
なんでそれを、わからないんだろう。
というか、分かろうともしないんだろう。
と悔しくてたまりませんでした。
(もちろん素晴らしいバイヤー様もいらっしゃいます)

さらに良い商品を安く販売していたので、全然稼げてませんでした笑
営業すればするほど、色々要望されて、出張費用も嵩むし現金が減るというおかしな状況でした。

そんな中、運命の再会をします。


「谷口、、、、生きてたの!」

スタートアップなんてほとんどが潰れたり、連絡がつかなかったりして消えていくような会社が多い中、7年ぶりにSUNABACOの代表お二人のナカマコさんと若林さんと再会しました。
二人が私を見る表情は、まるで戦後の生き残りを発見したみたいな感じでした。

久々にお会いした勢いで、いまの会社の状況をバーっと話していました。

そういえば、ナカマコさんと若林さんに初めて出会った時もそうでした。
会社を設立したてだった私は、当時のチームメンバーと一緒に沖縄合宿にいきました。
その頃はスタートアップ企業らしくITサービスの開発をしていて、猫の飼い主同士のコミュニティーサービス「ニャッチング」をリリースするためにシステム開発をしていた時期でした。
当時は起業というものが全くわからないながらに、サービスをリリースさせなければならないと一心不乱にメンバーを動かしていました。
なぜか新卒採用もしたし、インターン生もいたし、開発にフルコミットしてもらうためにフリーランスの方にもそれなりの金額を払っていました。
そんなメンバーとともに沖縄に開発合宿にいったとき、当時沖縄に「すげー人がいる」と噂だったSUNABACOに遊びにいってみることにしました。
そこでたまたま出会えたのがSUNABACO代表のお二人のナカマコさんと若林さんでした。
初めて会ったにもかかわらず当時の会社の悩みを泣きながら話していましたが、優しくアドバイスをいただきました。

当時のことを懐かしく感じながら
今の会社の説明をしていたら
若林さんが爆笑して、止まらないんですよ。

私たちが販売している爪とぎの価格の
『398円』に。

『なんでこんな安く売ってるの?1000円くらいかと思ってたわ!』

当時はなんでそんなに笑うのかほんとに分からなかったんですが、
あまりにも若林さんの笑いが止まらないので

あれ、なんか私たち、おかしい?

と感じるように。

ナカマコさんが、
『お前ら、良い商品安く売ってたら儲からんに決まってんだろ。そもそも小売は並べてるだけで、良さを説明してくれないから良い商品を小売に並べるのは間違ってる。良い商品は直接自分たちで説明して売らないと。』

なるほど。確かに。何やってたんだろ。

若林さん
『小売に並べたら安い商品を売るために使われるだけだよ。』

間違いない。


これ当たり前に思えるでしょ?
nyansアホすぎない?って読んでる人思うでしょ?
でも、ほんと必死だからおかしいことに気づかないんですよ!!!
誰かに爆笑してもらって初めて少し疑いを持つ、くらいだったんですよ。

現状維持バイアスもあるし、今までやってきたことを全否定するのも、なかなか脳みそが切り替わらない。
(これで脳の老化と年とったなと感じた)

ナカマコさんに
『営業を辞めなさい』
と散々言われても、テレアポしたくてたまらないし、クロージング追いかけたくてたまらない。商談が入らないと、不安で不安でたまらない。

まあ、でも今までやってきてうまくいかなかったんだから、
勇気持って今までと全く違う選択するかーと決意。


ナカマコさんに
『SUNABACOのDX講座を受けなさい、全てが詰まってるから』
と言ってもらい、

SUNABACO八代まで受けにいくことに。

次に続く。


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