逆張り買いの重要指標、ダブルボトム、トリプルボトム(二番底、逆三尊)

逆張り買いの重要指標、ダブルボトム、トリプルボトム(二番底、逆三尊)

目次
ダブルボトム(二番底)、トリプルボトム(逆三尊)
逆張り買い、押し目買いを狙う場合の買いシグナルとして多くの場合に当てはまる重要シグナル
目的は株価が下げ止まったことの確認
短期売買がうまくいかないのは難しく考えすぎ、シンプルに考えて余計なことをしないこと
小型株のほうが板とチャートで出来高、板の厚みの変化など目視確認できてわかりやすい
小型のストップ高銘柄など、ボラティリティの高い銘柄で板と合わせて研究する
1,底っぽいところで打診していくか、2,底を確認してから買うか、3,底を確認後、上に抜けそうなところで買うかの違い
買いの入れ方は3,3,4買いが基本
慣れるまでは一番底スルー、底確認後の買いがいい
空売りはないものとして読んだほうがわかりやすい
(一番底の安値)>(二番底からのリバウンドの高値) の場合は最初の下げを一番底と定義しない。下落トレンド継続で新たに一番底探し。

類似の形と調整の種類
V字底
なべ底
もみ合い上放れ
時間調整か、値幅調整かの違い
ボラティリティや需給、ファンダメンタルズ、1人の下手くその影響など

おおよそのイメージ
下落  売り>買い
横ばい 売り≒買い
上昇  売り<買い
この境界線のポイントを探る

日足で狙う位置は
1,上昇の押し目型
2,底からのトレンド転換型

一番底<二番底
一番底>二番底

好ましいパターンチェック項目5つ
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ダメなパターン、注意するパターンチェック項目7つ
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併用するのに相性がいい指標・状況7つ
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本文

逆張り買いの重要ポイント、ダブルボトム、トリプルボトム(二番底、逆三尊)

ダブルボトム(二番底)、トリプルボトム(逆三尊)
投資において一番優先して覚えるべきはチャートの基本であり、酒田五法のようなチャートパターンだと考えている。
ファンダメンタルズも材料もテーマも、結局チャートを見て買いポイントを見つけて、初押しに飛び乗れば十分に利益が出るからだ。
そして押し目の大半がこの二つの形が見られる。
ある程度勝てるようになるまでこの二つだけ探して狙えばいいと言ってもいい。
初心者ならまずダブルボトムの動きが基本だと暗記してから実践をこなしていく。
トリプルボトムはダブルボトムが少し長引いた形と考えればよい。

逆張り買い、押し目買いを狙う場合の買いシグナルとして多くの場合に当てはまる重要シグナル
株価は上がったり下がったりしながら上昇していくので、その下がったところで買えばいい。
そして上がりはじめて最初の下がったところ、初押しが一番ローリスクハイリターンで、その後波を作るごとにリスクは上がり、リターンは下がる。
下手な投資家ほど最初の押し目を狙うべきなのに、実際は真逆で、下手な投資家ほど後になってハイリスクローリターンになってから買いにきて負けているのだ。
その理由は初押しを早く見つけるには地道な調査や監視が必要だからである。
少し調べたり、前日ストップ高の銘柄を監視に並べて探せば十分に見つかるのに、みんなが買って株価が上がったところでツイッターなどで知って飛びつくのだ。

目的は株価が下げ止まったことの確認
今回は
1,出来高の少ない状態から材料などで出来高を伴って上昇がはじまり、一度売りに押されて下がってきたところ、初押し
2,下落が続いていた銘柄が下げ止まり、反転して上昇がはじまるタイミング
にゃんたま式投資で基本としているこの二つに出現するダブルボトムに絞って考えていく。

短期売買がうまくいかないのは難しく考えすぎ、シンプルに考えて余計なことをしないこと
チャートパターンを優先して覚えるべきと以前書いたが、実践を重ねて理解するまでは、なんでこのチャートが上昇になるのかという理由が直感的に理解できないのではないかと思う。
小型株の場合はダブルボトムが多いので、これだけ覚えればいいのだが、その途中で強い買いパターンが表れて上昇ということもあるので、主な買いのチャートパターンだけは覚えたほうがいい。
ダブルボトムではない形で上がっていったら、最初はスルーでいいのだ。
当てはまるパターンを探して狙い、当てはまらなければスルーしてれば余計な損はない。
一つのパターンで儲ける方法を繰り返し行い習得したら、そこから応用した形の方法を増やすという順番にしたほうがいい。
そうでないとどれがどのくらい有効なのかを理解しないまま、いろんなパターンらしきものばかり増えていき、カンで売買してるのと変わらなくなってしまう。
その大事なチャートパターンがダブルボトムである。
トリプルボトムはダブルボトムの調整が長引いた形である。
このチャートパターンに時間の概念を合わせて、日足で押し目や底からの反転になりそうな銘柄の分足を狙って行うとさらに精度が上がる。
時間軸スライド投資法
https://note.mu/nyantama/n/n4792f4b75e65

小型株のほうが板とチャートで出来高、板の厚みの変化など目視確認できてわかりやすい
私は資産が億以下の場合は時価総額300億以下程度を目安にした小型株だけを売買することを推奨している。
チャートだけでなく板からも合わせて情報を読み取りやすいからだ。
アルゴ全盛の時代となって、板読みは昔に比べて有効性が下がったと思う。
大型株なんてかなり詳細な分析ができないと、板なんて見てもほとんど意味がない。
しかし小型株なら大型ほどアルゴや見せ板などがひどくない場合が多いので、ダブルボトム出現時の板情報も合わせて判断することができる。
板についてはいくつか後述する。

小型のストップ高銘柄など、ボラティリティの高い銘柄で板と合わせて研究する
よく初心者は値動きの激しい仕手株や小型株はやめましょうみたいなのを見るが、資産家や長期投資ならともかく億もない投資家が大型株なんて無意味である。
全力で突っ込んだり信用取引でレバかけたりしないで、勝てる見込みが出るまで一単位でいいので売買し検証を繰り返すほうがいい。
大型株は下落、横ばい、上昇のサイクルに時間がかかるので、人生の時間の無駄である。
小型株はこのサイクルが早くて大きいので、短期で利益を上げられるし、サイクルを短期で何度も見て学習できるので上達も早い。
短期売買は価格形成のゆがみが多いので、極端な動きも多い。
スカスカな板への1人の下手くその大量処分売りなど、短期で確実に利益を上げられるチャンスがある。
大型はこういうゆがみが少なく、アルゴも多いので小口でやるメリットがない。
また、100円の値動きの中で20円抜くのと、30円の動きの中で20円抜くのでは後者の難易度はかなり高くなる。
板も薄いので、多少の見せ板などはあるにしても他の投資家の動きがわかりやすい。
チャート分析の補助程度に板を使うのが私はいいと考えている。
小型株を1年ほど研究しても全然ダメなら、それに対する適切なアドバイスは大型株にしなさいではなく、短期をやめてバリュー、優待投資だけにするか、株をやめて働きなさいである。

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