週刊『めんたい♡通信』20240121号
こんにちは!
1月20日から2月3日の節分までは二十四節気の『大寒』、確かに寒いな〜とは思いますが、東京は晴天に恵まれ北風も強くないので、今年は穏やかな冬の日が続いているなという感じがします。
ただ日曜日の東京は朝から冷たい雨。
井上陽水さんの『傘がない』の歌詞が頭の中でリフレインされます。
テレビをつけると心がネガティブになる報道ばかり。ネットも含め、最近は不安を煽る報道等に出来るだけ触れないようにしています。心がダークサイドに落ちないように・・・。
ー能登半島地震の被災地の復旧ピッチが上がりますように
ー今週スタートする国会では政治資金等の問題に適切な見直しがなされますように
ー戦争が終結に向かいますように
etc
こどもの七夕の短冊状態のワタシです・・・・
【マーケット雑感】
世の中の混沌を尻目にマーケットの一部は楽観に包まれているようです。
いくつもの小さな熱狂(ブーム)も起きているようです。
高値を目前にもみ合っていた米S&P500株価指数は金曜日に2年ぶりに史上最高値を更新しました。先週に引き続き、AI(人工知能)と半導体関連株に資金が集まり、指数上昇を牽引しました。
筆頭は半導体のエヌビディア株。前週比で+8. 8%上昇し史上最高値を更新、年初からの上昇率も20.4%にもなりました。マイクロソフト株も史上最高値を更新、メタ(FB)株も2年ぶりの史上最高値です。
先週は米10年債利回りは4.1%台に上昇し、週半ばまで米国株全般は下げていたのですが、木曜日に半導体の台湾積体電路製造(TSMC)が好決算を発表したのをきっかけに、米ハイテク株が金利高に逆行する形で急上昇しました。
ちょっと『AI熱』というブームに浮かれている感じはあります。
◯
その他の市場は通常の動きといえます。
・欧州株は金利上昇や中国経済の減速から反落。英FTSE100は前週末比-2.1%、独・仏も-1%前後の下落。
・中国株は続落。上海株価指数は2020年以来の安値となっています。
・ビットコインも続落。前週に米SECが承認したビットコインETFが上場したところが、当面の高値となって下落に転じているようです。
・ドル円レートは前週の144円台から148円台に大きく円安に振れました。米国での利下げ予想がやや後退したのに加え、今週前半の日銀金融政策決定会合でも緩和政策の修正が先送りされるとの観測が強まったことが要因のようです。
・金(ゴールド)は金利上昇から前週末比-1.1%の下落。
◯
日本株はいつものように米国株連動。東京市場でも半導体関連株が大幅上昇し、日経平均はバブル後最高値を更新、一時36,000円を超えました。金曜引けはわずかに36,000円を割り込んでいますが、金曜夜に米国株が大幅高し、夜間の日経平均は36,300円に上昇しています。
東京エレクトロン株が前週末比+7.5%、円安でトヨタ株も+4.4%で高値更新、商社株もバフェット氏のバークシャー社が買い増しするとの報道を受け大幅高となりました。
*
米国株同様に日本株も指数値が上昇を続け、メディアは高値更新を囃していますが、こちらも一部の銘柄に資金が集中している感じがあります。
例えば日本では東証グロース250(旧マザーズ)指数は前週末比でマイナスでした。
当該指数の組入銘柄がもともと『グロース』とは名ばかりで、成長性が乏しい企業が多いのは横に置いといたとしても、今は半導体関連や大型優良株に資金が集中していて、これらの小型株は見向きされていないようです。
一因には中国の個人投資家が中国株を見切って、日本株など海外株への投資がブームになっていることがあるようです。これらの投資家は投資先の企業をきちんと調べないで、指数連動のETFを購入しているので、必然的にETFに組み入れられている大型株が買われることになります。
昔から中国人投資家もブームに流されやすい印象が強いです。
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