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75歳と25歳の恋

元ペンシルバニア州の議員で、ジョン・F・ケネディやマーティン・ルーサー・キング氏らのアドバイザーを務めたハリス・フォワード氏が結婚した。

フォワードさんは90歳で、お相手は50歳年下の男性。

彼は20年前、70歳の時に、48年連れ添い三人の子供をもうけた妻を白血病で亡くしていて

この先の人生、もう恋することなんてないだろう......そう思っていた5年後、フロリダで25歳の青年に出会う。

なんて感じの良い、魅力的な青年だろう

二人は、出会った瞬間に『スパーク』を感じたそうだ。

それから15年、フォーワードさんはその男性との結婚をニューヨークタイムズで発表した。

Too often, our society seeks to label people by pinning them on the wall — straight, gay or in between. I don’t categorize myself based on the gender of those I love. I had a half-century of marriage with a wonderful woman, and now am lucky for a second time to have found happiness.
私たちの社会は、多くの場合、人々を、ーストレート、ゲイ、その中間ーとグループ分けすることで、ラベル付けしようとする。私は、自分自身を、愛する人の性別でカテゴライズしない。私は半世紀に渡って、素晴らしい女性と結婚生活を送り、そして今、幸運にも二度目の幸せをみつけた。

75歳で人生二度目の大恋愛をして、90歳で結婚.....なんてドラマティックな人生。

それにしても、25歳の時に75歳の相手と恋仲になって、その後15年間一緒にいる....というパートナーがすごい。

25歳から40歳って、人生の中でも、最も多くの恋と経験をする時期なのに。

フォーワードさんは、元議員だけど、ルパート・マードックじいさんみたいなマルチビリオネアでもないし、15年という歳月を考えると、お金目当てとも思えない。

人間として惹かれた気持ちが、愛に変わったというやつなんだろうか?

それほど純粋な気持ちを持ち合わせていない私としては、パートナーの真意が気になるところだけど、75 歳でそんな相手と巡り会った方からしたら、相手が男だろうが、女だろうが、そりゃあ、どっちでもいいと言う話だろう。

というか、人生の中で、一度でもそんな相手と出会えるのなら、歳の差も性別も、ほんと、どうでもいいことかもしれない。

日曜日の夕方に、ソファーに寝そべってニューヨークタイムズを読みながら、つくづくそう思った。

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