私が太ってブリジット・ジョーンズになった日

何を隠そう、私はブリジット・ジョーンズの日記が大好きで、常日頃から、ブリジットくらい自分を下に見せるテクがあれば、どれだけ毒を履いても愛嬌があって羨ましいと心から思っている

私もブリジットのようになりたい....!

そう思っているものの、私にはブリジットになれない決定的理由があった。

私はタバコも吸わないし、お酒も10年前にやめたし、毎日運動もしているし、体重も増減しないのだ。

だから、ブリジットが

3月8日、タバコ15本、お酒ワイン5杯、運動0、カロリー2700

とかなんとか毎日記録しているのをみて

「大変そうだなあ」

なんて思っていた。

それがである。

先日、半年ぶりに壊れた体重計をなおして測ってみたら、なんと5キロ以上も増えていた。

妊娠後期以来、みたことがない数字がそこにあって、驚いて心臓が止まりそうなった。

確かに、下半身が重たくなったような気はしていたのだけど、最近はまっていたバーメソッドの運動で筋肉がついて、ヒップアップしたのだとばかり思っていたのに、まさか単に太っただけだったとは.....!

とはいえ、思い当たらない節がないわけではなく、年末以来、パスタやパンなどの炭水化物を我慢することなく食べていたし、夜の腹八分めもすっかり忘れていたし、週末の楽しみは美味しいケーキを食べることだった。

かと言って、決して暴飲暴食していたわけではない(はず)なのに、こんなに太るなんて!!

普通に食べているだけでデブになるなんて、一体どういうことなんだろう。40近くなった女は、普通に食事することも許されないってこと??

と考えれば考えるほど腹が立ち

つい先日、仕事で期待していた話が延期になってがっかりした時などは

「この上食べる楽しみさえ奪われるなんて....!!」

と本気で泣きそうになった。

体重やダイエットのことばかり考えなくてはいけない人生ってなんて辛いのだろう。

この辛さを取り除くためなら、平日の夜のパスタを我慢した方がマシというものである。

というわけで、今週に入って夕食抜きの日が続いている。

夫によると、寝言でも

「お、お腹空いた....」

と苦しそうにしているらしい。

夜、娘といる時もつい

「ああ、お腹空いた....」

と漏らしてしまい、夕飯をたらふく食べたばかりのはずの3歳の娘も、そんな私をみて

「えれちゃんもお腹空いた....」

と切なそうにしていた。

ああ、早く元の体重に戻して、美味しいものが食べたい。


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白石里美

NYからの小話

ランチのお供に軽く読めるエッセイ集
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