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太ったフランス人から学ぶこと

数年前『フランス女性は太らない』という本が出た時

ニューヨーカーはみな鼻で笑ってた。

・歩いたり階段を登って運動する
・冷水と温水のシャワーを交互に浴びる
・水をたくさん飲む
・厚化粧しない

確かに、どれも悪いことじゃないんだけど、当たり前すぎることばかり。

それだけじゃ加齢に追いつかれて大差を開けられる
と、いうのが大半のニューヨーカーの意見だと思う。

ニューヨークのスタンダードからすると
そんな”ナチュラル志向の”のフランス人女性は
ある年齢を過ぎると体型が崩れる。

 大好きな映画『ビフォー・ミッドナイト』の中で
セリーヌことジュリー・デルビーの裸体を見たときは、衝撃だった。

いかなる美容施術はもとより、ランニングも、筋トレも、ヨガさえもしていないであろうそれは、まさに”年相応”に崩れたカラダ。

ニューヨークにいると、スクリーンはもとより、ジムの更衣室でも滅多にお目にかかならい代物なものだから、すごいものを見た気がして、目が釘付けになってしまった。

そうえいば、昔、フランス人のおじさんにしつこく口説かれたことがあったんだけど、そのおじさんも崩れた体型だった。

そんななりで
「ボトックスしているアメリカの女は世界一uglyだ!」
とかなんとか息巻いていて
正直、その時はうっとおしかったけど

フランス人にとって、無理せず年を重ねることや
いつまでも恋する気持ちを持っていることは、自然なことなんだろう。


日本では、一定の年齢になると、恋愛やセックスをすることすら不自然
的な空気があって、そのことは、人生の楽しみの一つを奪っていると思う。

アメリカは、外見さえちゃんとしていれば、年齢はそれほどあしかせにならないけれど、その代わり、それを怠けたものには容赦ない。

一方、愛の国でもあるらしいフランスは、みな、年齢にも外見にもとらわれず、ありのままの姿を受け入れて、恋や人生を謳歌しているようにみえる。

日本人がAKBやジャニーズにはまっている間に

アメリカ人がせっせと運動して美容外科に通っている間に

フランス人はチョコレート食べながら、愛を語りあってるのかもね。

そんな生き方、ちょっと見習いたいな、と最近思う。

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