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女はみんな重いけど。「イタさ度診断」付き。

女は重い。

特に生理痛が酷い女ほどその傾向が強まる

というのは私の勝手な持論であるが、事実、これまで、「軽い女」というものに出会ったことがない。

重量の基準となっているのは、男側との対比からであるが、女の方が恋愛についてあれこれ考えすぎる...というのはホルモンの作用から発生するやむを得ない事柄ではないかと思う。

NYで、自立して格好良く生きている風の女であってもそれは同様である。

例えば、金曜の夜に、マンハッタンで、とある男女が初めて体の関係を持ったとする

次の日の土曜日

朝起きるなり、その男のFacebookを隅から隅までチェックして、さらにGoogleしまくったあと、女友達を呼び出して、散々前夜のことを語りつくし、午後は次のデートに向けて新しいアウトフィットや下着を調達するのが女であり

昼過ぎに起きて、デリバリーしたピザでも食べて、しょうもないゲームでもして、夕方からスポーツバーでフットボールでも観ながらビールを飲んで、あわよくば別の女をお持ち帰りしようとするのが男である

この時点で、この先どうなっていくかは明らかというものだ。

加えて、女は生理前になると情緒不安定になる。

セフレに支離滅裂な長文メールを送りつけてみたり、何年も前に振られた男のことを思い出して号泣したりする。

正直、生理が近づくたびに同じ話を聞かされては、同じ女の私でも

「またその話!?それもう5年以上前だよね!?しかも3ヶ月くらいしか続かなかった相手だよね!?!?」

と思ってしまう。

はっきり言って、めんどくさい。

以前70歳近いセラピストのアメリカ人女性が

「男ってのはね、5分に1回はあれのこと考えてる生き物だからね。道で女とすれ違う度に、あれとはできるか、って考えてるんだからね。」

と教えてくれた。どこまで正確なのかは不明であるが、男と女ではホルモンの分泌や脳の働きが違うのは紛れもない事実である。

それでも、双方に共通するのは、年齢を重ねて、経験を積むうちに、それをコントロールする方法を覚えることだと思う。

勉強や仕事や日常生活全般に支障がでないように、様々な手段を尽くして、『やること』や『大好きな彼』だけに振り回されないように、より落ち着いて文明化された社会に溶け込んでいくようになるものだ。

ランニングもヨガも瞑想も健康的な食事も、全部自分で自分をコントロールするために行っていると言っても過言ではない。

ところで、私が、女性の『イタさ度』をみる時に、参考にしている一つの基準がある。

それはあの大人気ドラマ『Sex and the City(セックスアンドザシティ)』の主人公である『Carrie(キャリー)』にどれくらい共感できるか、である。

私自身大好きな作品ではあるが、ことにキャリーのドラマクイーンぶりには「おいおい」とツッコミたくなる場面が満載である。

同作品の映画版を観た人がいたら、どんな感想を持ったか思い出して欲しい。

特に映画『Sex and the City 2(セックスアンドザシティ 2)』

4人が退屈な日常から抜け出してアブダビに行くのだけれど、そこで、なんと、キャリーは元彼のエイダンと再会する。晴れて夫婦になったビッグとのマンネリ化しつつある結婚生活に不満を持っていたキャリーは、エイダンとキスをしていまい...

という安易すぎるストーリーがもはや完全にギャグの域であるけれど、何と言ってもこの映画のイタイタしさは、キャリーの成長のなさにある。

50近い女が、20代の頃と変わらないノリで、「元彼とキスしちゃった!どうしよう!」と世紀の大ハプニングばりに大騒ぎされても、周囲は「はあ??」という話である。

「ちょっと!!いつまでそんなドラッグクイーンみたいな格好してドラマクイーンやってるつもり!?!?」

「そんなしょうもないことでギャーギャー騒いで周囲の貴重な時間を奪ってないで、ランニングでもして頭をすっきりさせるなり、メディテーションでもして邪念を取り払うなり、それでもダメならセラピーにでも行ってよ!!!」

と私は言いたかった。

イタいを通り越して、もはや病気だと思った。

この映画を観て違和感を感じなかったとしたら、それは「イタさ度」危険信号が激しく点滅していると言っていいと思う。

歳を喰った女がイタいのではない、歳を喰っても何の成長もない女がイタいのだ。

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