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髪を洗わない女の美容事情

アメリカでヘアケアの話になると、真っ先にあがるのが、髪をできるだけ洗わない、というティップ。

美髪自慢のジェニフー・アニストンやキムガーダシアンあたりも、シャンプーするのは1週間に1回程度らしい。

私の周囲を見ると、最長ノンプーは4日に1回の知人。4日目の彼女に会うと、『私の髪臭くない?』と聞いてきたりする。

そうまでして洗わない理由は

・頭皮と髪を乾燥させたくない
・400ドルのカラーリング+ハイライトを長持ちさせたい
・毎朝ブローするのが面倒
・75ドルのブローを数日もたせたい
・洗いすぎは良くないとメディアがいう
   etc.

さすがに一週間放置しているわけにはいかず、ドライシャンプーという、頭皮にスプレーをしてブラッシングすることで汚れを浮かせてとるプロダクトを使っている人が多い。

日本人の感覚からすると、1日置きでも気持ち悪い!と思うけれど、白人は皮膚同様に頭皮や髪も乾燥しやすいようだし、ニューヨークは特に乾燥しているというのも、”シャンプーしすぎ悪説”の背景になっている。

私も出産前までは、毎朝ジムで髪を洗ってドライヤーで半乾き程度にはしていたのだけど、出産後、長い髪を洗って乾かす、という行為がとてつもなく時間とエネルギーを浪費するように思えて、髪にも良い......と言い訳しながら、シャンプーを一日置きにして2年と半年が過ぎた。

その結果

髪が健康になったかは疑問であるけれど、確実に髪の扱いが適当になった。

確かに、朝、運動した後、シャンプーをせず、汗だけ流すのは楽チンである。

しかし、その日は当然きちんとブローする気になどなれず、髪をなんとなく結んだまま、適当にやり過ごすことになる。

そうなると、髪なんて適当、という生活リズムが出来上がってしまうようで、髪を洗った日ですら、ブローはおろかドライヤーで乾かすことすら面倒になって自然乾燥。

結果、艶のないパサついた髪で毎日を過ごすこととなった。

加えて、日本人、少なくとも私の場合、一日置きだと、二日目の午後くらいから頭皮がベタついてくる。そんな状態では気持ち悪くて、美容に関してどうこうする気にすらならないというものである。

「ニューヨークでは髪を見れば、その女性の生活レベルが分かると言われています」

これまで、クライアントさんに、何度となく説明してきた自分のセリフが、どこからともなく聞こえてくる。

「髪に艶があるかどうかで、5歳は違ってみえますよ。」

先日カットしてくれた美容師さんの声が、さらに追い打ちをかける。

確かに、シャンプー&ドライをスキップすることで得られる朝の15分は大きい。だけど、すっきりと洗って、サラっと乾かすと、一日爽快で、ほんの少し良い女になった気すらするものだ。

朝の15分で、こんなラグジュアリー感が味わえるのならば、瞑想よりも先に、毎朝のシャンプー・ドライ習慣を定着させるべきでは?

ようやくそう悟った出産から3年目の夏。

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