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Z 40mm f/2 と Z 50mm f/1.8 S の使い分け

Z5 の購入と同時に Z 40mm f/2 を購入し、2ヶ月ほど使用してきましたが、最近 Z 50mm f/1.8 S を買い足しました。焦点距離が近いのでどう使い分けようか、どちらか一本に絞ったほうが良いのではないか、と散々悩みました。

NIKKOR Z 40mm f/2 は恋人との散歩レンズ

この2ヶ月を振り返ると、Z 40mm f/2の主な用途はスナップ撮影と旅行でした。このレンズは軽く、明るく、優しく写り、そして安いという、まさに撒き餌レンズといった感じです。

40mm という焦点距離は決して広角とは感じられず、スマホに慣れている私は窮屈に感じることのほうが多いです。しかし、狭すぎるということはなく、狭いカフェでも、向かいの席の人とお皿をなんとか同時に写すことができます。

その一方で、スナップ撮影で被写体を切り取ることには全く苦労しませんし、かなり(29cm)寄ることができる上に、きれいにボケます。全体的に、ソフトで落ち着いた感じに写ります。

まとめると、以下のような特性から、Z 40mm f/2 は恋人との散歩レンズに適していると思います。

  • 恋人と背景を無理なく同時に収めることができる画角

  • 29cm という距離感

  • 長時間持ち歩いても疲れない軽さ

  • 相手に圧迫感を与えないコンパクトさ

  • スナップへの適性

  • 写りの優しさ

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S は孤高の創作レンズ

一方で、写真撮影を創作活動としてとらえる場合、40mm は物足りないかもしれません。Z マウントレンズには、S ラインという高級ラインがあり、Nikon のこだわりと最新技術が詰まったレンズに S の称号が与えられています。その中でも、50mm f/1.8 というド標準単焦点レンズながら、S の称号を与えられたのが Z 50mm f/1.8 S になります。

もちろん、50mm で撮れるものは 40mm でも撮れます。Z に関して言えば、40mm のほうが寄れたりもします。しかし、他にいくらでも選択肢がある中で Nikon  を選択し、しかも最新の Z システムを使っているような方であれば、当然 S ラインのレンズを手に入れたいと願うはずです。S ラインのレンズをつけてくれ、いう声が Z マウントの奥から聞こえてくるはずです。

50mm f/1.8 S は 40mm f/2 ほど気軽に持ち出すことはできません。2倍以上大きくて重く、見た目も大げさです。一眼カメラ初心者としては、この大きさのレンズをつけたカメラを持っていると、周りからプロだと思われそうで少しだけ居心地の悪さを感じたりもします。

しかし、その写りは初心者目にも明らかに違います。巷でも絶賛されているので間違ってないと思います。つまり、これを使って思い通りに撮れないのであれば、それはシンプルに撮影者の腕が足りないのです。逆に言えば、腕さえ上げれば思い通りの作品を生み出せるはずです。それだけの覚悟を持って写真と1対1で向き合う、そんなレンズとして使いたいと思っています。

まとめると、以下のような特性から、Z 50mm f/1.8 は写真にストイックに向き合うためのレンズと言えると思います。

  • 50mm という言い訳できない画角

  • レンズとしての性能の高さ

  • 重くて大きい。彼氏にこれを持って隣を歩かれたら、カメラマンとモデルみたいになりそう(大げさ)

あとは旅行とか建物の撮影用に高倍率ズームがほしいなあ…それかコンデジ…


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