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High-Frequency Trading: A Practical Guide to Algorithmic Strategies and Trading Systemを読んでのメモ(その1)

こんにちは、しゃしゃしゃしゃです。

今回は昔に読んだ「High-Frequency Trading: A Practical Guide to Algorithmic Strategies and Trading System」という本を、読書当時に線を引いていた部分を中心としてまとめていきます。結構重い内容なので反応があればその2、その3とかシリーズ化します。
もう一度読み直すのはすごい手間なので
 この本について、ざっくりいうと高頻度取引の戦略やシステムについてなどがまとまっている洋書です。ジャスティスBOTの「での人」が読んだといってたので買いました。
↓↓↓↓↓↓↓↓での人↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

読んでみての感想

まず第一に思ったのが洋書のKindle読みづらいなぁていう。笑
内容的には自分の知らないこととかも載っていたので学びは結構あったかなと思います。
特に予測モデルを利用したBotの特徴量作るときの気づきがあったのが良かったですね。

オレオレな理解になっているので「ここの理解間違ってるよ~」とか「こういうことじゃない?」みたいな指摘とか本当よろしくお願いします!

この本の目次(オレオレ日本語要約)

全16Chapterの日本語訳は以下の通りです。
1. 現在と過去の市場の違い
2. 技術革新・システムと高頻度取引
3. 市場のマイクロ構造、オーダーと板について
4. 高頻度データその1
5. トレードコストについて
6. パフォーマンスと高頻度取引のキャパシティについて
7. 高頻度取引のビジネス
8. 統計的アービトラージ戦略
9. イベント中心の方向性取引
10. 自動マーケットメイク ー 単純在庫モデル
11. 自動マーケットメイクその2
12. その他の高頻度取引戦略、市場操作と市場クラッシュ
13. 規制(レギュレーション)
14. 高頻度取引のリスクマネジメント
15. マーケットインパクトの最小化
16. 高頻度取引システムの実装

1. 現在と過去の市場の違い

この章はタイトルの通り、現在と過去の市場はどう変わってるのかというのを説明してます。

・1970年代以前のプレイヤーと今のプレイヤーの違い
・電子化される前のブローカー中心の取引プロセスと現代の電子化されたプロセス

他にも面白いことが結構書いてました。

・統計的アービトラージのコンセプトはボリンジャーバンドを拡張したものである。(長期平均からの価格差の偏差を抽出するところにつかってる)
・一般的にクオンツはボリンジャーバンドのアイデアを平均回帰プロセスを特定するために利用してる
・速度がめっちゃ重要。クオンツモデルを最速で実行できた人が市場の非効率性を最初に特定して取引し、最大の利益を獲得する。

→3つ目の速度が重要とかは本当そうですよね。歪みや非効率性を見つけても他の人に埋められたら意味ないですし。

・HFT実装のためにはシグナル生成のアルゴリズムと取引実行の最適化をするアルゴリズム両方が必要
・HFTの戦略はアービトラージ、イベントベースの方向性取引、マーケットメイク、流動性検出の4つに分類される。

→シグナル生成は、「今!非効率性あります!」って検知すること
→取引実行の最適化をするというのは「この価格にこの数量で指値を入れるのが利益を最大化します!」みたいな感じでマーケットインパクトとかも考慮した価格・数量を決めること

・アービトラージにも複数商品を対象としたもの(8章で説明)と同一商品を対象として異なる取引所で裁定するレイテンシーアービトラージ(12章)などいろいろある

3. 市場のマイクロ構造、オーダーと板について

・ltpに近い注文はアクティブ、遠い注文はパッシブな注文
・成行は即時の約定と全量の約定は保証されるがスプレッドなどのコストを支払う必要がある

→成行注文は価格の不確実性に直面することになり、価格の不確実性は現代の市場の注文における最大のコスト要因となるとも書いてました。
→板の薄いところで大きめの成行注文を出すと予期せぬ価格で約定することがありますよね。指値テイクだと全量約定しないリスクはありますが、コストを事前に想定することができます。

4. 高頻度データその1

Level Iデータ: ベスト価格とサイズ、最終取引価格とサイズ
Level IIデータ: 板の変化(新しい注文の追加と取り消し)を含む
・スプレッドは市場が不安定であるときに大きくなる傾向にある
・仲値の変化や重み付け呼び値などの変化は正規分布に従わないが、トレードのティックデータは正規分布に近いため対数価格を想定してるモデラーには良い選択肢になる
・ティックデータは低頻度データとは性質が異なるため低頻度データでは使用できない特徴量などの機会が得られる

→踏む踏むって感じの内容、ここら辺から数式による説明とか図による説明が出てきて分かりやすくなってくる。

5. トレードコストについて

・ブローカー手数料
・テイカー・メイカー手数料
・税金
・スプレッド
・スリッページ、遅延コスト
・価格上昇コスト・タイミングリスクコスト
・機会コスト
・マーケットインパクトコスト

→価格上昇コスト: 大きいポジションを取ろうとしている時に価格が上昇してしまうこと。
→タイミングリスクコスト: 子注文実行前に予想してない価格の変動
→機会コスト: 注文の実行完了ができないときのコスト

今回はここまで

いざ線引いてたところをまとめようとしたら結構当たり前のことが多くてびっくりした。
あと、noteだと数式とか書きづらいしまとめても面白くない気がしますね。
このあとはもうちょっと実践に近いことが出てた記憶があるのでそこまで書けばよかったなと思う気持ちもありつつしんどいのでここまでにします。
読んでくれる人が一定数いたら続きのメモも公開します。


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