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完全!ネオプレーン素材のウェーダー 修理の注意点!※要注意!ストッキングタイプのソックス部もネオプレーンなので参考にしてください

穴があいて浸水するネオプレーンウェーダー


ネオプレーンウェーダー クロロプレン素材とは ウエットスーツのような肉厚素材のウェーダーです。

ペラペラのタイプ PVCや防水透湿素材のタイプ、『じゃないほう!』です。


このタイプ



最近はネオプレーンウェーダーを使用している人は以前より減りましたが、
やはり、寒い季節はネオプレーンウェーダーが1番です。
透湿ウェーダーの中にインナーを着込む!というやり方も試しましたが、
ネオプレーンウェーダーの暖かさにはかないませんでした。
私にとってネオプレーンウェーダーは必需品!

このタイプのウェーダーの水漏れ修理!はコツ!というかそれ用のやり方があるので注意!。PVCや防水透湿素材のタイプと同じやり方でやると失敗します! 
※間違ったやり方をすると修理不能になる場合もあるので注意!


ピンホール!穴 など『漏れ箇所』特定する


穴があいた場所を特定する。この作業自体はどんなタイプのウェーダーでも同じ。
ただ、ネオプレーンウェーダーの場合、素材の貼り合わせ部分、シーリングテープからの水漏れ!のことも多い。

水漏れ箇所の特定法!個人的にオススメなのは、
ウェーダーに水を入れて最終確認する前に、コットン素材のズボンを中に着て川に入ってみる!です、ウェーダーで入れるギリギリの水深まで入れば
そもそも漏れているかいないか、と、漏れている場所がハッキリします。
ある程度の水圧が無いと見つけられない場合があるので、水に入るのが1番現実的です。
この動画のように ↓ 

ウェーダーの水漏れ箇所が特定できたら!

その後、ウェーダーに水を入れてピンホールをピンポイントで特定できたら、マジックや鉛筆で印を付けます。
その後完全に乾燥させてから次の作業に入ります。
ここからの作業が PVCや防水透湿素材のタイプ、と違います!

※ネオプレーンウェーダーの補修で絶対にやってはいけないこと!


それは、、ウェーダーの裏地生地、または表面生地に そのままシーム材やシームテープを貼ること!

PVCや防水透湿素材のタイプの補修しかやったことのない方はついつい、この方法をとってしまいます。この方法で補修すると、100%!同じ場所から水が染み出します。そして、修理不可能になります。
※間違ったやり方をすると修理不能になります!

ネットで『ネオプレーンウェーダー 修理』と検索してみると、このやり方、ウェーダーの裏地生地、または表面生地に そのままシーム材やシームテープを貼っている素人の記事やブログが多数出てきます!
悲惨なことに、それを参考に実践されるかたも多いでしょう、、
正に 負のスパイラルです。

もう一度言います!
テープの上や隙間に接着剤を塗っても全く意味はありませんよ~。
そして、修理不可能になります。


ピンホールの修理跡
これは外側からボンドを塗りました

そのままシーム材やシームテープを貼ると何故だめなのか?

ネオプレーンウェーダーは表地 裏地ともに、布、ジャージ素材が貼り付けてあります。この上からシーム処理をしても、この布素材を伝って、水が染み出してしまいます。
なので、この素材を剝がしてから、ゴム状の素材に直接、アクアシールなどのシーム材、で処理しないといけません!

また、ネオプレーンの素材の貼り合わせ部分の継ぎ目!の裏地側に貼ってあるシームテープは防水用ではありません。予備的な保護用です。
ここから水が漏れてきた場合(実際、非常に多い)


シーリングテープ部分から漏れたであろう跡
テープを伝って直線状に濡れていた
この状態から察するに、一番上と膝部分2か所穴がありそうだと推測!
実際そうでした(YouTube動画参照!)


シームテープは防水用ではありません。予備的な保護用です。
ここから水が漏れてきた場合(実際非常に多い)これは剥がしてから作業しなければいけません。そのままシーム材やシームテープを貼ると必ず浸水します!

テープを剥がす/貼る目的の場合はアイロンは小さいほうが使いやすい
これは一般的なサイズのアイロン


シームテープにアイロンを当てると、簡単に剥がれます。
水漏れ箇所周辺のテープをアイロンを当てて剥がします。
適当な場所でカットしています。
漏れ修理後に、新しいテープを貼るべきですが 無くても大丈夫かもしれません。100均の裾上げテープでも代用可能かも? 防水性はいらないのでその程度でもOKかと!


アイロンでテープを剥がした跡
このままではどこから漏れ出しているのかわからない

シーリングテープからの水漏れ、穴を特定する!

ウェーダーに水を入れて漏れでてくる場所を特定して、そこがシーリングテープ部だった場合、、アイロンで剥がしただけでは穴が見つからないことが多い。

指で摘まんでグイっとやっても見つからないことも多い。
PVCや防水透湿素材のタイプと違い、、ネオプレーンウェーダーの場合穴が目視出来る場合がほとんどなのだが、シーム部の裏生地が穴を見つけづらくしているのです。

このジャージ素材を継ぎ目から2ミリ程度、剥がせたら剥がしてください
そうすれば穴が見つけられます。
裏地が強力に貼り付いている場合(たいていの場合はこれです)
100均のメイク用先端カーブはさみが使いやすいのですが、
ネオプレーン素材ごと薄くカットしてネオプレーン素材自体を露出させていきます。
深くカットすると強度低下しますので、できるだけ薄く!

シーム部に沿って
薄ーくカットした跡

無事漏れ箇所を発見したら、、、


シーム部からの漏れの場合、ピンポイントでボンド処理してもその両側から漏れてくる可能性が高いので周囲5cmとか10cmとかの長さでボンド処置したほうがよいです。特に膝とかの可動部の場合、可動部全体を処理したほうが良いです。


ボンド処理後

詳しくは YouTube動画を作りましたのでそちらをご覧ください。

以上、まとめ
大事な要素箇条書き

1)ネオプレーン/クロロプレーンウェーダー 裏地や表面に貼り付いてある生地を取り去ってから ボンドを塗らなければ 100%また漏れる

2)私がウェーダー修理に使うボンドはアクアシールかダイワ

3)ボンドは冷凍庫で保管 使うときはキャップは開けずピンで穴開ける

4)シーリングテープ部からの水漏れの場合、アイロンでテープを剥がし
漏れ箇所を完全に見つけてから前後10cnくらいボンド処理すべし 膝など可動部の場合、全体処置すべし

5)シーリングテープ部を薄くカットするとき、100均で売っているメイク用先曲がりハサミが良い

6)アクアシール系のボンドは
手につくと洗ってもいつまでもベトベト
するので、使い捨て手袋 推奨


ダイワ(DAIWA) ウェーダー補修ボンド


アクアシール

再生リスト:ウェーダーの話(重要!)


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