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友人の連れから連絡があった。疲れたから家に帰りたいと。 連れは一人では帰れないから、私の友人も一緒に帰ることになった。 一緒にホームパーティをしようと計画し、せっかく調理ができるホテルをとったのに、なかなか残酷だ。 いつもお金がないという彼女のために、私が一人でホテル代を負担したから気にしないのもあるのだろうか。 何となく、いままで私が他人にした悪事が私に返ってきたと感じた。 傷ついた分だけ強くなる人も居れば、傷が膿んだ状況のまま生きる人も居る。 やる
ココヘッドはホノルル島で最も登頂難易度の高い山として有名だ。 「体育会系の若い男でもやばかったから、登りきれないかもしれないよ」と前日しっかりと脅かされていた。 不安は少しあるが、大半の人ができることを自分ができないことはないと信じ、登頂をはじめた。 結論を先に述べると、大変だったが想像していたよりも簡単に登頂できた。 ただ、下山の時に膝が笑っていた。それはそれは大爆笑レベルにガクガク笑っていた。 私も思わず笑ってしまった。 今夜のスケジュールは、女3人でホームパ
気さくで、気持ちのいい性格をした男友達がハワイにいる。 彼と彼の友人3人と、私たち女3人で夕食をとることになった。 彼はやはり、いいお店に連れて行ってくれた。しかも和食。 しかし、今朝のビュッフェが夜になってもお腹を満たしていて、食欲がまるで湧いてこない。 奥の個室には千◯ジュニアが居るらしい。彼の友人の1人が挨拶に行っていた。 ハワイで力を持っている日本人は、著名人との繋がりが強い。 彼らは皆、成功している実業家であり、いわゆるお金持ちである。 彼らの話は刺激的だ
ハワイに行く理由となった友人と合流した。 彼女の地元の友人も一緒だ。 2人とも特に目的は持たず1人10万円程の低予算で1ヶ月間のんびりするためにハワイに来たという。 1ヶ月。 よく聞く話だが、時間だけは皆平等に与えられる。 以前、1ヶ月間語学留学しにいったことがある。 そこの生徒たちの目的は皆英語を学ぶことだったが、挑む姿勢は人それぞれ違った。 この人たちは自分の1ヶ月という時間を、どのくらいの価値があると捉えているのだろう。 1ヶ月間、何に対してでもいい。本気で
普段から日本を離れているため、丸亀製麺でうどんを食べたかったが、開店前だ。 徒然なるままにワイキキビーチを散歩する。 ビーチ沿いにおシャンなモーニングビュッフェの店を見つけた。 ご飯代の節約がてら、朝と昼の2食分をお腹に入れ込んだ。夜には人と会う予定がある。 気持ちのいいほど透き通った青空、穏やかな昼前のビーチ、人々は皆余裕のある笑顔をしている。お店のスタッフはのんびりと接客する。向かいの椅子に置いた荷物を注意深く監視する必要もない、安全な場所。 ホノルルで婚活する女
入国審査にひっかかった人が収容される別室とやらには、ハンサムなお父さんとイケメンな息子2人の他に、日本人はなかなかなれない程度のボリューミーなギャングのようなおばさんがいた。 お父さんと息子たちが解放されて、20分程待ったところで私の取り調べが始まった。 通り一遍な私の情報、今までの渡航履歴、これから始まる世界一周のためのたくさんの航空券や宿予約、入国目的や日本での仕事と収入、家族の仕事、色んな日本人(ハワイで悪いことをした人?)の名前を言われて「こいつを知ってるんじゃな
シドニーからホノルルまでの9時間半のフライトは、睡眠薬がうまく働いてくれたおかげで1時間程度のものに感じた。 格安航空の長距離飛行で疲れないのはなんとも幸運なことだ。 ホノルルの空港ではもたもたしていると入国審査渋滞にはまってしまう。 私は以前友だちとハワイに行った時に2時間も待たされた。 機内では眠り続けていたため、一度もトイレに行かなかった。 先送りにしたかったが、急いでトイレに行き、小走りに入国審査に向かう。 私の努力の甲斐あって、10分程度待つだけで入国審査を受
友達と連絡を取り合っていた。 友達はハワイの知り合いの家に1ヶ月間ホームステイするらしい。 可愛い妹みたいな存在。 対等であり、妹であり、面白くていい人であり、ストレスを感じない相手。 私の住むシドニーから彼女のステイするホノルルまでのチケットは、なぜかすごく安い。 よし、会いに行こう。そして美味しいものでも食べさせてあげよう。 せっかくだから、カナディアンロッキーとアメリカの国立公園行きたいな。 夏のいい時期だから、ついでにヨーロッパも行きたいな。 北米とヨーロッパ行
たくさん海外旅行には行ったから、次は旅行じゃなくて住もう。 ニューヨークのマンハッタンに2ヶ月間住んだ。 ニューヨークの英語は速いしスラングが多く、難しすぎて、心が折れそうになった。 というか、折れた。 ストレスが溜まるから外人と話すのはなるべく避けた。 でも、海外に住んでいる日本人は刺激的である。 ここで労働収入ではないお金儲けを学びはじめた。 そのあとしばらく沖縄に住んで、ぐうたらと過ごした。こうゆう時間も好きである。 でも長く続けるには時間がもったいない。戦おう
日本にいる頃、9時〜18時が定時の リハビリ業務をして働いていた。 リハビリ職の頭になれたため、リハビリ職員は 自分の好きな様に休日調整できる様な流れを作った。 昔働いてたリラクゼーションや近所の行きつけのバーでお手伝いして臨時報酬もあったから、 月に50万円くらい稼いでいた。 毎月旅行に行けて、貯金もできて、綺麗な一人暮らしの家で猫を飼って‥ それはそれで幸せな毎日。 余裕が出来たから婚活もした。 見た目は良くないけど、安定感のある優しいお金持ちと結婚まで持ってい
4年前の話。結婚しようとしてた彼と別れた。 それから真剣な恋愛はできていない。 別れた理由はすごく色々あったんだけど、 結局一番の理由は、 『世界に出て人生を味わいたかったから』。 一番大切だと思っていた人を自分から葬って 初めての一人海外、香港に行った。 ビクトリアピークからの夜景が美しすぎて、 こんなに心をぎゅっとさせるような光り輝く世界があるものかと 感動と傷心と、今後の希望に胸が張り裂けそうな、不思議な気持ちになった。