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干からびたミミズの周りの砂の話。あとレファ協が面白い話。

 クソ暑い中歩き回っていたらこういうのを見た。画像を表示したくない人のために説明すると、アスファルトで舗装された道の上で干からびて死んでいるミミズの写真だ。そのミミズを囲うように砂が散りばめられている。
 よくよく見たら同じような状態で死んでいるミミズが点々と落ちている。

 田舎では見慣れた光景だが、よく考えたら変だ。ミミズはまだしも、なんだこの砂は。今まで気にしたことがなかった。異常だ。

 俺は二つの仮説を立てた。

 前者が自然に感じるが、それにしては量が多い。では後者だろうか。そんな奴がいるだろうか。ここ熊本県ではいないとは言い切れない。いてもおかしくない。

 気になるぜ。誰か教えてくれ。それか自分で調べるか。

 ギリギリ生きているミミズを探して、死ぬまで観察するのはどうか。謎が解けるに違いない。しかしそれをインターネットに発表してみろ。死にかけているミミズを干からびるまでただ見ていた俺には罵声が浴びせられるだろう。
「命をなんだと思っているんだ」
「お前が干からびれば良いのに」
 これは大袈裟ではなく、本当にこういうことを言ってくる人がインターネットにはいる。まあ言いたいことはわからなくはないが。

 ではミミズを模した何か、ミミズモデルで実験を行うのはどうか。例えば茹でたてのうどんに砂を塗して熱いアスファルト上に放置したら同じようになるか確かめてみるのは。いやダメだ。
「うどんをなんだと思っているんだ」
「お前が干からびれば良いのに」
 そんなことを言われるに違いない。

 どうしたものかと考えていたら引用リツイートで正解らしきものを教えてもらった。

 ありがとう! インターネットも捨てたもんじゃないぜ。
 おそらく埋立作業の途中でアスファルトが耐えられないほど暑くなって撤退したのではないかとも仰っていた。

 疑ったわけではないが、知らない人の意見を鵜呑みにするのも不健全だと思ったので一応その後調べてみた。こういうのが出てきた。

 へぇ〜〜〜おもしれえ〜〜!

 レファレンス協同データベース、初めて知った。ちょっと面白すぎるな。図書館でされた質問と、その時参考にした資料をデータベース化したものらしい。

 例えばこんなのとか面白い。俺が図書館の人だったら「サンドペーパー買えよ」と言ってしまいそうだが、ちゃんと調べて資料から答えを見つけているのがめちゃめちゃかっこいい。

 これもいい。「図書館行ってる場合かよ」と言わずに対処法を調べてあげてるのが良い。

 こんなのとか。子供自信が「背が伸びる方法を図書館で調べよう」と思って質問したのだろうか。

 わかりませんでしたというのもある。

 おもしれえ〜〜〜!!!

 あらゆる労働が嫌いなこの俺もこの仕事だけやりてえ〜と思うくらい面白い。まあどんな仕事も一部分「だけ」なら楽しかったりするしな。

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