Juicyというエロ漫画雑誌があった。

注意 エロ漫画の話をしますのでエロ漫画の話を見たくない人はこの記事を閉じるか自分の目を潰すかしてください。


茜新社という出版社を知っているだろうか。

エロ漫画好きの人はご存知かもしれない、やけに属性を絞ったエロ漫画雑誌を数多く刊行している出版社だ。下記に例をあげる。

まずは超有名ロリ系専門誌、COMIC LO。日本の出版業界の侍だ。

JK専門誌のCOMIC 高。俺が現在唯一毎号買っている雑誌だ。

ロリババア専門誌の永遠娘。創刊号の「やはり女は齢八百以上に限る」というキャッチコピーから凄みを感じる。

ドM男向け専門誌のGirls forM。逆転なしという謳い文句に強い決意を感じる。

ビッチ系専門誌、COMIC saseco。誌名のセンスは抜群だと思う。

などなど、他にもこれでもかというほど層を絞った専門誌を多数出版している。

そんな茜新社からかつてJuicyというエロ漫画雑誌が刊行されていた。残念ながら廃刊になってしまったが素晴らしい専門誌だった。

誌名から御察しの通りJC専門誌だ。だがこのJuicyはそれだけではなかった。JC専門誌でありながら、なおかつイチャラブ系専門誌でもあった。

すべてのエロはハッピーであってほしいタイプの俺はこのJuicyが大好きだった。イチャラブ専門誌は貴重だ。

廃刊の知らせを聞いた時は膝から崩れ落ちて声を上げて泣いた。(嘘です。もうちょっとおとなしくガッカリしました)

そして刊行された最終号を読んで泣いた。(これはマジです)

最終号の最後に掲載されていた漫画が、JCイチャラブ専門誌の最後としてあまりにもふさわしく、そして美しかったからだ。

山崎かずま氏の『卒業』というタイトルの漫画だ。

先生と生徒の禁断の愛とセックス、Juicyに限らずエロ漫画としてはよくある話ではある。

しかしこの漫画はこのJuicyの最後に掲載されることで輝きが何倍にも増す。

物語(物語と言っても8割セックスしているだけだが)の最後、ヒロインはタイトル通り卒業してしまう。彼女は恋人であるロリコンの先生に一度別れを告げる。

自分が子供であるから先生は自分を好きでいてくれたのだと彼女は思っている。そしてもう自分は子供ではなくなってしまう。

だが彼女は最後のページでまた先生に手を伸ばして言う。

「もう一度 私と恋をしてくれますか?」

そしてこの物語と同時にJCイチャラブ専門誌Juicyは幕を閉じる。

俺は感動しメソメソ泣いた。エロ漫画を読んでメソメソ泣いた。

今記事を書くために読み返してまた涙ぐんだ。

このJuicy最終号は未だに捨てられずに保管している。

もしかしたら今回の記事は意味がわからないかもしれない。

俺自身も感情がどういう動きをして泣いたのかよくわからない。

でもただエロ漫画雑誌の廃刊とその最後に掲載された話にめちゃめちゃ心を揺さぶられたということだけ書き留めておきたかった。

それだけなんです。

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