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ブリグズビー・ベアを見たぜ。

前から気になっていたブリグズビー・ベアという映画を見たぜ。福岡ではもうやってないのでタイミングよく上映中の土地へ行けて良かった。

ブリグズビー・ベア、めちゃめちゃ良い映画だった。面白かった。

http://www.brigsbybear.jp/

あらすじはこうだ。

誘拐犯に監禁されて育てられた主人公の青年。25歳にして助け出され外の世界へ出る。
主人公が監禁されていた時、唯一の娯楽は誘拐犯が主人公に見せるために自分で作った『ブリグズビー・ベア』という教育番組だった。
外の世界へ出てもブリグズビー・ベアが忘れられない主人公は自分でブリグズビー・ベアの続きを作ろうと奮闘する。

こんな話だ。
俺はこのあらすじだけ聞いた時に「ヤバい、イかれた頭が悪いタイプの映画に違いない。絶対面白い」と思ったし、そういうのを期待して見に行った。この予想は半分合っていたし、半分間違っていた。

たしかに頻繁にマリファナという単語が出てきたり下ネタもちょいちょいあるが、めちゃめちゃハートフルな映画だった。

よつばと!という漫画を知っているだろう。知っている前提で話を進める。あの漫画のよつばが25歳の男性になったような、そんな印象を持った。汚いよつばと!のような良さがある映画だ。

見るもの全てが新しく、体験全てが大事件の子供のような感性を持った25歳男性。そして彼を見守り、家族や友人として支える周りの人々の暖かさ。
そこにさらに、仲間と一つの作品を作り上げるものづくりの熱さやマリファナギャグや下ネタがねじ込まれてめちゃめちゃ面白い。笑って泣いた。

そして何より誘拐犯が主人公に見せるために作ったブリグズビー・ベアという存在がいい。まず「誘拐犯が誘拐した子供のために自作した教育番組」という設定の時点で最高。見た目は全然可愛くないし不気味ですらあるのもいい。
ブリグズビー・ベアのストーリーは意外なことにスペースオペラ風だが、教育番組なので唐突に教えが挟まる。
算数などの勉強だったり、生活の教えだったり、女の子のことで頭がいっぱいになってしまった時の適切なペニスを触る回数まで教えてくれる。
主人公が解放されてからやっていけたのもこのブリグズビー・ベア教育のおかげだ。
映画の中では一部しか見ることができないが、話がめちゃめちゃ面白いという設定も良い。
ついでに誘拐犯を演じているマークハミル氏もいい。

ブリグズビー・ベア。バカ映画だと思って行ったら感動してメソメソ泣いてしまった。機会があったらぜひ見て欲しい。


トップ画像は関係ないたまたまなんとなく撮ったハトの写真です。

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