髪を切って、送る。
昨晩気が狂ったので自分で髪を切ることにした。長年手塩にかけて育てた髪だが、気が狂ったものは仕方ない。べっつに〜〜〜〜就職活動上手くいかねえから印象よくするためにとかじゃねえし〜〜〜〜!!!!(これまで面接の時は全ての髪を収納して受けていた。ロン毛にはそういう術がある)
切る前の前髪。前髪だけ前に垂らして残りは後ろで束ねている状態。それでこれだった。
チョキーン。さっきまで前髪だったもの。とりあえず取り返しがつくあたりということでまず顎の下で切った。顎から下だけでこんなにあったのか。
あらためて触ると髪質の良さに自分でビビる。俺のケアは正しかったんだ。もうちょっと若ければ売れたらしい。なんだよ、おっさんの髪も買ってくれよ。ツヤッツヤだぞ。
チラとXを見ると賢者がこんなことを言っていた。
ヘアドネーション、たしかに良いかもしれん。金にはならないが、俺の手塩にかけて育てた髪がどこかで役に立つならそれは良いことだ。
毛束を持ったまま調べたらヘアドネーションは31cm以上あればいいらしい。量よりは長さが重要とのことだったので、この切った前髪だけでも要件は満たしている。(興味がある人は調べてみてね)
ヘアドネーション団体はいくつかあるが、今回はこちらの団体に送ってみることにした。(https://www.jhdac.org)
あとで送る。
前髪は残りをチマチマ切ってこうなった。普通だ。顔面は眉と鼻以外削ぎ落としたのでこれしか残ってない。もう髪で顔を隠せないな。今後どうしようかな。ちなみに後ろ髪は長いままだ。
ヘアドネーションにはなんかドナーシートといって毛の主の情報を添えて送るとありがたいらしい。パッと取り出せるメモ帳がこれしかなかった。
俺の字は汚い。一族代々字が汚い。
髪とドナーシートを梱包。
発送。本当にこれだけでいいのかってくらい手軽だ。事前連絡とかもいらないみたいだし。
ボランティアなので見返りやお礼があるわけではないけど、俺が手塩にかけた髪がどこかで役に立つかもしれないのなら捨てるよりいいな。
「こいつの髪は使えないな」って捨てられても元々捨てるしかないものだしそれはそれでいい。その場合捨てる手間をかけさせてしまうのは心苦しいが。
そういうわけで久しぶりにヘアゴムやピンを使わなくても前が見える生活を送っている。便利だな……。
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