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未来は今よりよくなるんだ

最近、ラジオや記事で、多々こんな情報に出会っていた。

定型発達(この言い方好きじゃないが)の方が、
知的障害の方に初めて会うシチュエーションは
ネガティブな状況が多い。
(大きな声をだしていたり、距離感が近すぎたり、ということを言うのだと思う)

そんな日々を過ごしていたから、これから書く出来事を敏感に感じとってしまっただけなんだ。
でも、そんな気持ちと仲間からもらった言葉を大事にしておきたいので記しておく。

***

ある日の仕事帰り。駅のホーム。

成人されているであろう知的障害の方をお見かけした。おひとりだった。
ズボンが下がっていて、オムツが見えていた。このまま下がっていくとまずいなぁという状況。

何か声をかけようかと思いつつ、でも電車に乗らないと保育園のお迎えに間に合わない。
とりあえず電車に乗った。
そこから声をかけようか迷っていると、その方はホームに座り込んだ。
(そこでオムツは上手く隠れた感じに……)

そして、止まっている電車に対して、顔を平行に左右に動かし始めた。

「あっうちの発達ゆっくりさん(以下5歳)と同じで、電車を走らせてるな」

瞬時に理解できた。
そして、なんだか気持ちが通じた気がした。

と同時にある不安に襲われた。

うちの5歳も、大人になってもこんな無防備な状態でホームに座り込み、自分の世界に浸るだろうか……。

いや、いるじゃん。社会にこういう人もいるよ。
という考えと、
5歳が大人になって同じことしていたら、周囲の人の色んな目線に晒されることになるのかな……
という気持ちと。

頭と心のちぐはぐに揺さぶられてなんとも言えない気持ちになった。

何も言わなくても腰回りを隠せるスカーフとか渡してあげられた良かったかな、
とか
でもそんなことしたらパニックになっちゃってたかもな、
とか。
なんだかいろんな感情がウヨウヨして。

夫さんに話したら「何もしなくてよかったんじゃない」と。

うん、きっとそうなんだ。
敏感になりすぎてしまっただけなんだ。

***

5歳が一般の保育園に通っていて思う。
やはり小さい頃から「多様な人がいる環境」って大きいよなぁと。
「5歳くんは5歳くんだから」と偏見なく思ってくれてる子が多い。そんな気がしている。

そういう「多様な人がいる環境」を理解・経験している人が多い、そんな社会になったら。
今よりもっと色んな人が生きやすくなるのでは?
壮大だけど、私の根源にずっとある想い。

やっぱり、とにかく、こういう人もいるから、温かく見守ろう、という世界観を広げていきたい。

仲間にこの話を聞いてもらったとき、こんな言葉をもらった。

大丈夫。未来は今よりよくなるよ

私は、この言葉を信じて、5歳と無理なく生きていく。

サポートいただきありがとうございます☺️あなたに良いことが起こりますように🫶