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ファンになれる力ってインタビュワーの素養として大事だと思った話

仕事で京都までインタビューにいってきました。相手はメディアでも話題の経営者。いろんな媒体で取材を受けている人なので、その方の考えや仕事についてはいろんなところで語られている。インタビューの質問項目を考えるにあたって、行きの新幹線の中で、改めていろんな記事を読み漁っていた。

仕事なので「これを聞き出したい!」というのはもちろん決めているし、それに紐づく質問もある程度考えていたけれど、エキスパートへのインタビューのときって、そういう事務的な質問というのは、相手にも伝わるし芯を食いにくいと過去の経験上感じている。

いい質問をすると相手もノる。逆にしょぼい質問は相手を萎えさせる。良い答えを引き出したい時はこちらも良い問いをしないといけない。それはものすごくプレッシャー。だけど一方で、狙いすました問いで相手がニヤッとしたときが最高にたまらない。

そのためには、調べないといけない。メディアにのっているのはあくまでも「こうでした」という過去。個人的に大事だと思っていることは「この人はどんな景色を見ようとしているのか」という未来の話だと思っている。そこを見つけられたら、ある程度勝ちだといえる。もちろん未来は1つじゃないからいくつか探さないといけないんだけれど。

その未来を見つけるためには、ファンになるのがてっとり早いんじゃないかと思う。ファンなら調べることも苦じゃない。1つ見つけても、もっと知りたいと思える。仮にエキスパートインタビューに素養みたいなものがあるとしたら、相手のファンになれる力なんじゃないかなと思った。


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