見出し画像

本はもう人におすすめしてもらって良い点を"翻訳"してもらうのがいいと思った話

3日前、クリエイティブマインドセットという本を買いました。

というのも、会社の先輩でd.schoolでコーチをしていた人がいて、その人が一緒のプロジェクトをやるにあたり、読んでいた方がいいかも。とおすすめしてくれたからです。

正直に言うと、昨年くらいにこの本は書店で軽く読んだことがありました。その時は「IDEOっぽい、人はみんなクリエイティブになれる的なビジネスマンに迎合した本だなぁ〜」と思った記憶がありました。

今思うとなんて浅はかな理解だったんだろうと思うけど、まあしょうがない。結局、ぼくはこの本の価値をちゃんと自分で翻訳できていなかった。

その後、その先輩がおすすめしてくれた言葉を自分なりに解釈したら、ようやくこの本を読む意味、この本の価値が自分の中で翻訳できた。

・大事なのは、クライアントからもらったお題にそのプロジェクト単体で答えることじゃない
・クライアントの担当者をビジネスの相手として捉えるんじゃなくて、パートナー、フレンドのような関係をつくっていく
・そのためには、クライアントにも自分たちと同じようなマインドをもってもらいたい
・そのために重要なのは、デザイン思考のツールやフローではなく「マインドセット」をつけること
・そのための工夫やヒント、事例がこの本には詰まっている

ということでした。上記の意図をもって読むと、示唆が溢れまくっためちゃくちゃ良い本だった。なんでもっと早く気づけなかったのかとも思うけど、おそらくこの本と出会うタイミングは今だったのかも知れない。


本は人におすすめしてもらって、価値を翻訳してもらう

付きに2~3冊は自分で本を買うけど、今後は他人におすすめをもらうようにする。というのも、上記のように自分では見過ごしているけど実はめちゃくちゃいい本だった、という事が多いからだ。

最近も、蔦屋書店でこの本を買った。ちょうど興味のあるテーマだったというのもあるけど「生物と無生物のあいだ」を書かれている福岡伸一さんがおすすめ、ということで買ってしまった。

ちょっとだけ内容を書くと、目の見えない人は目の見える僕らよりも実は世界をより豊かに捉えているのかもしれない、ということがわかった。僕らは世界を2Dで捉えるけど、目の見えない人は3Dで捉えるそうだ。彼らにとっては大岡山は確かに山で、富士山は粘土で作った模型のようにリアルな形をしているらしい。僕らにとって富士山はまるで絵のような平面の姿なのに。

この本に出会えたのも、帯に書かれていた福岡伸一さんのコメントによって、価値を翻訳してもらったから。世の中には価値あるもので溢れているのに、僕らはそのほとんどに気付くことが出来ない。悲しいけれど。せめて気付けない価値を1つでも多く減らしたいので、これからは色んな人におすすめをきいていこうと思う。

ということで、おすすめの本があればぜひ教えてください。どんなに金がなくても本はガンガン買っていきたいと思います。


頂いたお金は書籍購入に充てて、発見をnoteに記録します。