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ラグビー女子ニュージーランド代表がオーストラリア代表に圧勝。生観戦記!

8月20日にクライストチャーチ・オレンジセオリー・スタジアムで女子ニュージーランド代表 “ブラックファーンズ”が女子オーストラリア代表 “ワラルーズ”と対戦しました。

私も生観戦に行ったのでスタジアムの雰囲気などを入れてのレビューになります。

まとめた記事は、ラグビーリパブリック(ラグビーマガジンのWeb版)に掲載していただいたので、そちらも見ていただけると嬉しいです(上記のリンク)

ブラックファーンズのテストマッチの前にはNPC(州代表選手権)が行われホームのカンタベリー v マナワツの試合がありました。
以下のTwitterの写真がNPCで赤がカンタベリー、緑がマナワツです。

州代表レベルで女性ながらもかなりの迫力のある試合です。
スタジアムには選手の家族や友達がたくさん来てて応援が激しかったです。女性の方が男性より熱い応援をする印象でした。

そしていよいよテストマッチです。

マオリの儀式で選手を迎えます。NZが先住民のマオリの文化を尊重しています。その後、国歌斉唱でスタジアムの皆で歌います。
もちろん私も大きな声で歌います。NZの国歌は最初にマオリ語で歌い、そのあとで英語で歌うことをしています。

試合直前にいつものように ”Haka” ハカをします。
以下の動画は、私が撮ったものですが少しずれてしまいました。
結構な迫力で思わず見入ってしまいました。

ラグビーリパブリックに掲載していただいた記事にも書きましたが、このHakaを指揮したのは、地元カンタベリーでプレイする34歳の大ベテランのSHケンドラ・コックセッジでした。

157CMと小柄ながら長年ブラックファーンズの中心選手として活躍しています。初めての指揮だったようですが、気合の入った指揮は圧巻でした。

観客を酔わせたと言っても過言ではなく、私も酔いました。
記事内でも書きましたが、抜群の状況判断は本当に凄いです。
生で見てますますファンになってしまいました。
他では、お気に入りもいて、⑤⑥番で出場した美人姉妹のブレムナーです。特に6番のアラナ(写真の左上)がお気に入りです。(写真,上の真ん中が姉妹)

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話がそれました・・・

記事内に書いたこと以外での感想は、ブラックファーンズのセットピース(スクラム、ラインアウト)が抜群!あれだけ良いとゲームが組み立てやすくなります。
実際にラインアウトからの攻撃でチャンスを作ってトライを多くとった印象があります。
 昨年末の北半球遠征ではイングランド、フランス相手にセットピースが全然良くなかったので、試合を組み立てれなくてあの点数差の敗戦になったんだと思います。

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ブレイクダウンも良かったですし、ディフェンスは完璧と言えるでしょう。

逆にワラルーズがあそこまでやられると心配になります。
ラインアウトがかなりひどくて、今年NZで行われるラグビーワールドカップまでに修正しないと。

序盤のワラルーズは、悪くなかったのですが、ブラックファーンズの硬いディフェンスを前に得点できなかったのでリズムに乗れなかったかも。
ブレイクダウンもそんなに悪くなかったですし。

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この試合はブラックファーンズの出来が良かったというべきだと思います。
序盤のハンドリングエラーはあったものの、その後は修正した感がありトライの山を築きました。

インパクトがあったのは記事内でも書いたトップの写真になっている
11番アイシャ・レティ-イイガ

もうだれも止められないと言ってもいいくらいの迫力のあるランで、捕まった後もフィジカルが強いのでなかなか倒れません。

もう一人のウイング14番ルビ・トゥイも細身ながらも激しいタックルで序盤のピンチを救っています。とにかく走り回って仕事量が凄いです。
おまけにムードメーカーでいつも面白おかしく話している印象です。

52-5でブラックファーンズが圧勝でした。

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先週と今週の2試合にはローリー・オライリー・カップをかけて戦いますが、保持していたブラックファーンズが初戦に勝ったので来週負けても一勝一敗のご部になるので今回もブラックファーンズがカップを防衛しました。

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(写真は、試合後にカップにキスをするケンドラ・コックセッジ)

来週は敵地のアデレードに場所を変えて2戦目を戦います。

ワールドカップ前の最後のテストマッチになるようですが、皆にチャンスを与えるためにメンバーを結構変えてきています。

ブラックファーンズ v ワラルーズ 2戦目‐ ブラックファーンズのメンバー

※全ての写真は8月20日オレンジセオリースタジアムにて筆者撮影

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