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【LEGO日記】企業の、ありたい姿

競合する2つの会社が、同じようなベネフィットが得られるサービスを、それぞれ消費者向けに提供しようとしている。

以下、右側をA社、左側をB社とそれぞれ呼ぶことにする。

A社は、消費者の目を引く場所を作り込み、そこにベネフィットを用意して、彼らを「呼び込む」戦略を立てた。

一方B社は、消費者がこれから進んでいきそうな方向を予測し、そこにベネフィットをそっと置いておき、彼らに「気づいてもらう」戦略を立てた。

多分、多くの会社はA社と似た戦略をとっているのではないだろうか?

つまり、「サービス提供者は、自らの努力と工夫で消費者の行動を変容させた上で、彼らにベネフィットを得てもらうことを以て良しとする」という思想の下に成り立つ戦略だ。

これを「悪いことだ」と言うつもりはないし、投下したコストに対する成果を比較的短い時間で確認できるものだと、私も思う。

ただ一方で私は、B社の戦略も大切だと思う。

つまり、「サービス提供者は、消費者の自由な意思と行動を尊重し、それらを自然な形でサポートすることを通じて、彼らにベネフィットを得てもらうことを以て良しとする」という思想の下に成り立つ戦略だ。


B社の戦略は、A社の戦略と比べて成果を得るまでの時間が長くなるかもしれないが、消費者が自由に多様な行動をすることが許されている現代社会では、欠かせないものだと思える。

だからこそ、企業にはこれまで以上に中長期的に持続可能な収益基盤が求められるのかもしれない。

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※ LEGO®SERIOUS PLAY︎®ではこのように、専用のレゴブロックを使って作られた作品(=メタファー)にストーリーを添えていただきます。

ファシリテーターとしてのスキルアップを図るため、自分の作品をどういうストーリーに包むことができるかを毎日考えています。

ポイントは「完成した作品にストーリーを付けること」であり、「ストーリーに沿った作品を作ること」ではありません。

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