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色々と書きたいです

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ホームシック

6年ぶりくらいに2泊3日で帰省した。結果、とんでもなくホームシックだ。この私が!!!!今までホームシックなんてなったことなかったのに。寂しくて恋しくて、夫に「畑つくって!」とか「海をここに持ってきて!」とか、かぐや姫もビックリなお願いごとばかりしている。 多分「もう私はすぐにサクッと地元には帰れない」ってことがわかっちゃったんだろうな。この6年、妊娠だコロナだ多忙だで全く帰れなかった。帰る気にもなれなかった。「よし!」って気合いを入れないと動けなかった。子供を連れて数時間の移

    • 20200318 ツイッター

      幼い時の私は体育以外何でも1番が当たり前だったので、算数でそろばんの授業が始まるとそろばん塾に通ってる子たちが私よりも目立ち始め、まいにち家で「学校に行きたくない」と泣きまくった。きっと私の負けず嫌いは幼少期に一生分使い果たした。 私が1番になれないそろばんと習字は本当に本当に大嫌いだった。硬筆は教室に通ってる子よりも上手かったから平気だった。筆とは今でも仲良くなれていない。大人になってからは祝儀袋に名前を書くたび憂鬱な気持ちになっている。 親に1番になれって強制されたわけじ

      • 産後40日目の深夜のツイッター

        今回も子供を夫に預けて一人で病院に行ってきたんだから、せめてコンビニとかでもいいから少しは寄り道とかすりゃいいのに、またまっすぐ家に帰ってしまった。少し離れるだけで子供に会いたくなるのヤバい...意図的に距離を取ることを覚えないとそのうち潰れるから、次はちゃんと息抜きしたい。 夫に子供を預けて一人で通院する事に対して、きっと私は無意識のうちに罪悪感とかも抱いてるんだろうけど、夫はライブハウスにも行ってるし新年会にだって参加できて美容院にも行けちゃうんだから、私も家にまっすぐ帰

        • 泣いた

          昨日は飼い猫がそばに来てくれなかったのと夫がリビングで寝落ちしそうになってた光景が一人ぼっち気分を増長させて涙が勝手にポロポロ出てきて馬鹿みたいだなって思ったし本当に馬鹿みたいなのに泣いてる私に対して夫は全く呆れたりしないでひたすらに優しくしてくれて本当に本当に馬鹿みたいだった。すっごい些細なことでスイッチが入ったようにポロポロ泣いてしまうのは私のせいじゃなくて身体のせいだから私は悪くないって頭ではわかってても嫌だな。私が夫だったら何この女キモって思う。男に産まれたかったって

        ホームシック

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        記事

          ファミリーマート

          「最寄りコンビニのベンチに座って煙草を吸いながら君を待つ」が当たり前じゃなくなった。いつのまにかベンチは消え、代わりに「喫煙者ハ隔離セヨ」と言わんばかりの大袈裟な喫煙所ができた。だから、感傷に浸りながらベンチに座るなんて事もできない。故に、あのころ抱いていた無自覚の傷みは、思い出したくても思い出せなくなった。 そもそも私はもう煙草を吸わない。どんなに足掻いても辞められなかった煙草をスッパリと辞められたのは、内臓レベルで違う人間になったからだと思う。潔癖になることで過去の自分

          ファミリーマート

          20190228

          殴って欲しい。しっかりできない私を、しっかりしようとしない私を、根本の部分が既に腐ってしまっている私を、滅茶苦茶に殴って欲しい。人並みに生きられない私に私自身が失望してしまう。 頑張れない。頑張りたくない。疲れてしまうんだよ。そう、存在しているだけで疲れるのだから、これ以上は頑張りたくない。そんなの割りに合わない、それで良いでしょう、って、私の中の私が言う。「そうしなければならない」に従うことができない私は屑だ。頑張っても頑張らなくても同じかそれ以下なら、どうでもいい。諦めて

          20130415

          【バンド歌詞案】 歪んだ「あいたい」気持ちだと罪悪感が芽生える 歪んでいようが何だろうが 自分のためだろうが利益だろうが 芽生えた感情のままに行動したいとは思うけど 今おらは自分1人で生きているわけではないわけで だから「もしかしたら」「もしかして」が 自然にやってきたら、やっぱりワクワクするよね 「能動的なわけじゃない」 「受動的にやってきたんだ」 っていう、変なイイワケもできる まあ、そうやって少しワクワクするだけで、ノらないけどね、今日は、今回は つくづく、酔

          荻窪再来

          荻窪という街を私は滅多に訪れない。故に、私を不幸にして欲しいと願ったあの日から2年が経過していたという事も、友人宅への経由で荻窪に来るまで忘れていた。 この2年間、不幸は嗜む程度にし、「あなたはとてもちゃっかりしている」という友人の言葉通り、私は不幸の香りのしない相手と結婚した。フラフラフラフラと欲や哀しみを追求するばかりだった私が、夫と付き合ってからはそれらと無縁になった。夫以外の男性に惹かれた事すら一度もなく、真っ当に、恋だの愛だのを育んでいる。 果たして想像できたであろ

          荻窪再来

          子守唄

          懐かしいアルバムを再生してみた。だけど、お気に入りの曲は、呪いの曲に変わってしまっていた。 再生するだけで、色んな情景がふわっと私を襲う。今の私の幸せや安定とはなんの関係もなく、忘れていたコトや過ぎてしまっているコトが、どんどん解凍されていく。 あの時どうして私はあの選択をしてしまったのだろうか。後先を考えない自分のことは嫌いじゃないけれど、数十年の絆や思い出を壊してまでして選びたかった選択なのかと聞かれると、困ってしまう。だって、そこまでして選ぶような価値なんて無いってこと

          川面の月

          かつて夜通し飲み明かしていた街を私は一人で歩くことができない。 いつもいつも泥酔していた。街並みなんてウロ覚えだ。「月を捕まえに行く!」なんて言って川に飛び込もうとする私の手をしっかり握り、次の店へ。そして朝には電車に揺られている。健全なストレス発散方法だ。朝帰りができるのは健全な証拠なのだ。だから一人でこの街に来ると迷子になる。誰かがいてくれなきゃ家まで帰れない。 数年ぶりに夜のこの街を訪れてみた。ここにあったはずの店がなく、ここにあったはずの店が全く違う店になり、ここに

          川面の月

          結婚できない女だった私

          私は私を慰めるために文章を書く。辛い時に私を救ってくれたのは私から産み出される文章達だった。どうしようもなさ、ふがいなさ、いらだち、れっとうかん、、、全て自分1人では解決できない、かと言って、誰かに吐き出したり相談できるような性格でもない。抱えきれない私の負の感情を一緒に背負ってくれたのが私の文章だった。 言葉にできない想いを感じたくなくて、過去の辛さを掘り起こしては今の気持ちを忘れようとする。そうやって毎日をやり過ごしていた。気を抜くと思い出す、何をしてても「所詮は」という

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          結婚できない女だった私

          浮気計画

          浮気をしようと思った。 人を愛する事での見返りは別にいらない。ただ、私が傷を負ってしまうのが単純に不愉快だった。浮気でもしておかないと、ただただ、かわいそうな私になってしまう。だから浮気をしようと思った。 しかし手当たり次第とはいかない。最低限、私が男を感じる対象でないと無理だ。性的魅力のない人間と身体を重ねるのは自分を汚すようなものだ。汚れるなら対価がないと絶対に嫌だ。金を積まれても嫌だなと思う行為を、無償で行うほど私は馬鹿ではない。 さて、そうなると、相手は誰がいい

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          浮気計画

          レッカ

          声が漏れないようにシャワーを流しながら、おいおいと風呂場で涙を流す。鏡にうつる身体は、とてもだらしない。それは別にどうでもいい。だらしなくても美しくても、中身は腐っていくのだから関係ない。 コンプレックスは私を殺す。その言葉通りに死んでしまえたらいいのになぁと思う日もある。所詮は選ばれず何からも守られていない、そんな人間。三十年間で蓄積されていったコンプレックスは消えず、心無い言葉が私を突き刺す。その度にヘラヘラする術ばかりが上手くなっていく。 どうでもいい人達の言葉を

          汚染

          やられたらやり返すは何も産まない。果たしてそうだろうか?   お天道様に恥じない生き方をしようと意識的に動いてきた結果、馬鹿をみた。枯れるほど泣いても涙は枯れない。泣く、ということは、即ち、それ相応の対価を求めていたのだろう。正直に生きていれば、真面目に生きていれば、とか言いながらも止まらない欲は、ぜんぜん可愛くなんてない。面倒くさい嫌われ者だ。 不安定な自分の立ち位置に伴う昇華できない気持ちや葛藤は、顔を出した瞬間に空中に放り出される。届かない感情は私が大事にするしかない。

          4月の終わりに

          もうすぐ季節が一周してくれるおかげか辛い思い出もしっかりと上書きされてくれたような気がする。季節の香りは私を殺し続けたけれど、ようやくそれも終わり。 辛さを辛さで塗り替え続けた代償は大きかった。恋ならまだしも絆を壊し続けて得たものは、一時逃れの安らぎ。本当の意味での安堵を知らない私はそれが正解だと言い聞かせていた。 この1年間、安堵しかなかった私は、もう、思い出す事もなくなるのだろう。「この季節は」とか「この景色は」とかいう類の言葉は、全てポジティブな意味となる。 季節が一周

          4月の終わりに

          新宿は小雨

          最後の日を思い出した。それなりに晴れていたような曇っていたような、天気すらも思い出せない。お互い「またね」とは言ったけれど、その「またね」は未だ実現されない。言葉にさえしなかったけれど気付いていたんだろう。 高校生の時にMちゃんが言っていた「今乗っているバスを降りなければ新しいバスには乗れない」という言葉がタイムカプセルのように掘り起こされる。最後の日を迎えたおかげで、私は人生(と呼べるほど盛大なものではないけれど)の逆転ホームランを打ち出す事ができたのだ。 新宿らしく

          新宿は小雨