スラ弁(弁護士大西洋一)

団塊Jr.世代の弁護士。弁護士業務、仕事・ビジネス一般、事務所経営、法律ネタ、時事ニュ…

スラ弁(弁護士大西洋一)

団塊Jr.世代の弁護士。弁護士業務、仕事・ビジネス一般、事務所経営、法律ネタ、時事ニュースのコメントをメインに書く予定。弁護士法人大西総合法律事務所(新宿、池袋、立川、横浜、名古屋、福岡)代表。第二東京弁護士会所属。

最近の記事

事務所設立17年が経ちました&50歳になりました。

2007年3月1日に設立した弊所は、おかげさまで17年を経過し、18年目を迎えました。 ※以下、事務所設立10周年を迎えました。と被る部分はコピペをベースに加筆したものになります。 私は弁護士登録と同時にいきなり独立したわけではなく、独立前は2005年10月に弁護士登録をし、都内事務所で勤務弁護士をしていました。 その事務所は、平日は朝9時~夜10時くらいで時々終電。土日のどちらかは起案等で完全につぶれる感じで、結構忙しい事務所でしたが、大きな不満もありませんでした。

    • 短気は損気

      「短気は損気」と言うけど、これ、本当にその通りだと思う。 気が短すぎるタイプは、見てると幸薄い傾向あるね。 何か言われても、よほどのことじゃない限りは流せばいいと思う。 相談を受けてても、 「その程度なら聞き流せばいいのでは?」 「相手の失礼な言葉を勝手に自分の心に刻みつけて、思い出し怒りを繰り返してるなぁ・・・」 「相手の無礼はあるとしても、怒り度合いが比例していない。むしろあなたの心の持ち方の問題の方が大きくないか?」 と思う話もそこそこある。 あと、いつまでも怒り

      • 豊かな人生について

        小6の次男は将来お金持ちになりたいらしい。 お金は大事だ。水と同じで、ないと文明社会では生きていけない。でも、水と同じで溺れるほどキープする必要はない。金持ちになった結果、お金の心配をしないで自由な時間を手に入れて人生を豊かにすごす。豊かな人生の一要素としてお金が問題になる。 豊かな人生には、  ①健康、  ②自由、  ③お金の不自由がない、  ④良好な人間関係(居所となる仲間、家族がいる)、  ⑤安全、  ⑥安心、  ⑦退屈ではないこと、 が重要だと思う。 ①しか眼中に

        • 【職場恋愛とかハラスメントについて】

          弊所、気がついたら100人くらいになってきてて、所内の恋愛や風紀についてちゃんとした方針を立てて、ハラスメントにならないようにしたり、職場環境の維持に努めたりする必要があるんじゃないかという話があり、(中略)、弊所の中の人全員に、昨日こんなメールをしました。 ちょっと赤裸々に書きすぎてるかな。 まあいいや、もう昨日メールしちゃったし(笑)。 ※なお、こうしてnote記事に出す関係で、多少改訂しています。 ーーー(以下、メール引用)ーーー Date: Thu, 01 Sep

        事務所設立17年が経ちました&50歳になりました。

          目的達成のためには「ど真ん中」「ドストライク」のことをすべし

          何かを目指してはそれに何度も失敗している人を見てて思ったけれど、彼ら、目的達成のためにど真ん中のストライクのことがあるのに、それを避けてる傾向があるように思います。いくつか例を挙げようと思います。 ダイエットの「ど真ん中」は何か?言うまでもなく、「食べないこと」です。 ところが失敗するタイプは、色々な理由をつけて「食べない」というど真ん中のことをしません。 「断食は筋肉が落ちる」「筋肉が落ちると基礎代謝が落ちてリバウンドしやすくなる」という話、よく聞きます。うん、まあ、

          目的達成のためには「ど真ん中」「ドストライク」のことをすべし

          父親のこと

          父は1945年8月15日、玉音放送の流れるちょっと前に誕生した。今年2022年8月15日で77才の喜寿である。先日、お祝いのために集まった(次男発熱のため妻と次男は欠席)。 両親健在で、父が喜寿でも元気でいてくれるのは本当に喜ばしいことだ。 父からは色々なことを教わったけれど、高校生くらいのときに言われたのだが、「洋一は頭の回転が速くてそれはいいことだけれど、相手との口論や言い合いで勝ちすぎている」「ぐうの音も出ないところまで人を責めてはいけない」というのはその後生きてい

          家事と仕事

          「知ってる」と「できる」は全然違う。 例えばダイエットや資格・語学学習の方法はみんな最低限は知ってるはず。でも、結果を出している人は方法論に詳しい人じゃなくてとにかく「実践できる人」だよね。 方法論をいくら知っても、行動に移せなければ何も変わらない。 今、洗い物(食器・衣類)やゴミ出しのサイクルについて研究&実践中。 暫定的な結論ではあるが、コツは、「量ではなく、時間で区切って処理することとし、決してためない」だと思った。例えば、コップ1個しか洗い物がないとしても、寝る

          2022年4月1日より成人年齢が18才に。

          2022年4月1日より成人年齢が18才に 新聞等でご存じの方も多いと思いますが、2022年4月1日より、成人年齢が18才に引き下げられました。2022年4月1日の時点で18才、19才だった人は、この日に突然「成人」になります。 ご存じの通り、未成年者の取引の際は、親権者の同意が必要となります。未成年者が車を買う場合などは、従来は書類上も保護者氏名と捺印の欄を設けていることが多かったと思いますが、今後は、18才、19才については成人ですので不要となります。成人ですから、本人

          2022年4月1日より成人年齢が18才に。

          壺の話

          修習生や若手弁護士との会話 修習生や若手弁護士と接すると「今、何しておいたらいいですか?」とか「今後どのジャンルが伸びると思いますか」というようなことをよく聞かれます。 何したらいいか? →知らないよ。好きにすればいいよ(笑)。 今後どのジャンルが伸びるか? →さあ、分からん(笑)。 経済的な成功は、・・・まあ、できるならした方が自由度が上がっていいと思いますが、不幸な金持ちも結構見ているし、いくら成功しても、結局「人間」に産まれている以上、身体的な限界からは逃れられな

          東日本大震災から10年経過

          昨日は忙しくてnoteを書く暇がありませんでしたが、もう10年過ぎたのですね。 Twitterの検索機能で、10年前の2011年3月11日の投稿を読み返してみました。 2011年3月11日 14時46分 地震発生当時は虎ノ門の古いビルを借りていたのですが、よく揺れたのを覚えています。事務が「キャー!」って言っていたのを覚えています。 その後、変なテンションでつぶやいてます。 当日は、津波のことなどは全然現実味がなくて、変なテンションでしたね。 10年ひと昔と言います

          東日本大震災から10年経過

          富豪老人の晩年結婚。

          裕福な老人の結婚・再婚富豪老人の晩年結婚、遺言作成や相続の相談でしばしば見かけます。 カネを持ってる老人が、お手伝いさんと結婚したとか、若い女性と結婚したとか、そういう話です。 子供がいる場合も少なくありません。 妻が亡くなっていたり、すでに離婚していたりしている場合が典型です。 子ども達も既に成人・独立していて、各自の生活が忙しかったりするわけですが、そんな父を見て「お父さん、だまされないで」「あの女はお金目当てだ」などと言って止めるわけです。 でも本人は全然聞かな

          富豪老人の晩年結婚。

          今、令和元年初日にタイムリープしてきた。

          本日は2019年5月1日。令和元年の初日。 今日、中2の長男がGWの宿題をタラタラやっていたので、こんな話をした。 ーー 私「あのさ、お前に黙ってたけど、俺、時間を巻き戻せるんだよね・・。」 長男「(゚Д゚)は?」 私「未来のお前に、この能力をカミングアウトしたんだけど、全然信じなくて証拠を見せろと言ってきてさ。」 長男「( ゚д゚)。○(頭おかしくなった・・?)」 私「未来のお前、令和元年の初日の昼過ぎに戻してくれと言ったんだよ。何か【やり残した感】があったらしい

          今、令和元年初日にタイムリープしてきた。

          『法律版 悪魔の辞典』書籍化(笑)

          「悪魔の辞典」ってご存じでしょうか? これです↓↓↓ 悪魔の辞典(Wikipedia) 『悪魔の辞典』(あくまのじてん, The Devil's Dictionary)は、1911年にアメリカ合衆国で発表された書籍。アンブローズ・ビアス著。 ふつうの辞典の体裁をもってさまざまな単語に再定義を行ったものだが、その定義が痛烈な皮肉やブラックユーモアに満ち溢れており、辞書パロディの元祖的存在となっている。 日本でも経済用語版、筒井康隆版等、色々出ていて、面白いなーっと思って

          『法律版 悪魔の辞典』書籍化(笑)

          昔気まぐれに受けたインタビュー

          昔、弁護士ドットコムの特別企画で「弁護士列伝」という弁護士インタビュー企画があったのですが、気まぐれに受けていました。 ドットコムの人が事務所に来たのでこれの話をしたら、この企画はもうなくなっているとのことで、このページがいつ消されるか分らないので、保存のため、キャプチャ画像を貼っておきます。 まあ、自分で言うのもあれですが、写真、若いですね(笑)。当時は、中央大学法科大学院(ロースクール)の講師もしていたのですが、多忙で最後は辞めてしまいましたが、5年契約だったのに毎年

          昔気まぐれに受けたインタビュー

          秘密録音の証拠能力(民事)について

          秘密録音(無断録音)データの証拠能力について、民事的な扱いを整理しました。 なお、「証拠能力」という用語と使い方ですが、  「証拠能力=証拠として用いて良い資格」  「証拠能力がある=それを証拠としてOK」  「証拠能力がない=それを証拠とすることは許されない」 ということは理解しておいて下さい。 紛らわしい用語として、「証拠力」というのもあります。 これは、「証拠の証明する強さ、裁判官の心証にどれだけ影響を与えるか、どの程度決定的な証拠なのか」という意味です。「証拠能力

          秘密録音の証拠能力(民事)について

          受任に慎重になるべき場合(弁護士向け)

          ↓ここで書いていたことを少し掘り下げたものです。 程度にもよりますが、下に挙げるような相談者、事件、状況では、受任に慎重になったり、受任してても辞任を検討した方がいいかもしれません。 以下列挙。 依頼者の性格・態度・心理状態を理由とする場合・過度にこちらを振り回してくる →方針をコロコロ変えるタイプや、自分でどんどんアイデアを出してきて、あまり任せてくれないタイプ。あとで揉めやすい。とはいえ、多少は誰でもそういうところはあるかもしれない。「過度に」というのがポイント。

          受任に慎重になるべき場合(弁護士向け)