トリートメント
には、
お手当て、お手入れ、治療などの意味があります。

ヘナトリートメントとは、
お湯で緩めに溶いた100%ヘナを
髪全体に馴染ませて、
15〜30分、時間を置いて
洗い流すというもの。

髪の艶、しなやかさを補う事ができます。

白髪染めに使うヘナよりも少量でよく、
（もちろん、たっぷりでもいい）
手のひらが染まるのが嫌でなければ、
素手で髪と頭皮に乗せて馴染ませるだけなので、とても簡単にできます。
（手が染まるのが困る方は、手袋をして）

ショートヘアのかたでしたら、
20g〜30g
ミディアムで
50g程度
ヘナに対して4倍〜5倍のお湯でしっかり溶きます。
お湯の温度は、40〜60℃
小さい泡立て器やスパチュラなどで
しっかり混ぜたあと、
40℃台に冷ましてから塗布します。

ラップやタオルでくるんで、
15分〜30分、時間を置いたのち、
しっかりとお湯で流します。

髪の艶や、ハリが感じられるようになります。
ヘナの香りに包まれ
眠りの改善にも。

※ブリーチや、縮毛矯正などの、
ケミカルハイダメージの方にはおすすめできません。
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髪は、
毛母細胞で作られ、
頭皮からピョコンと飛び出たら
細胞として生きてはいません。

そこに、血液などは流れておらず。
ということです。

、、、となると、
髪をケアするとは、

①毛母細胞を健やかに保つ
②髪の外側から足りないもの、失ったものを補い続ける
ことであり、、

ヘアトリートメントというと、
この②にあたります。

では、
そもそも髪が細く、表面キューティクルが安定していない、水分を保持するタンパク質が少ないなどは、髪質と呼ばれ、
その方の持つ質であることと、

血液の巡り、栄養や、酸素がうまく、十分に巡っているか？
という身体内部のことになってきます。

巡ることに必要なのは、
睡眠だったり、食事だったり、身体の動かし方やリズムだったりする訳ですが、
そのことは、今回は一旦置いておき、

②の外側から補うということの話を。
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髪は、ざっくりと3層の部分で構成されています。　よく、海苔巻きに例えますが、
カッパ巻きにしましょう、例に挙げてみます。

芯となるキュウリ
その周りにご飯
さらに包み込む海苔

キュウリ＝メデュラといい、これがしっかりしている髪はしなやかです。
パーマの形状が保たれにくい髪の方は、
これが細かったり、弱かったりします。

ご飯＝コルテックスといい、タンパク質や脂質で構成され、これが多いと太い髪になります。
この部分にメラニン色素が含まれていて、
その質と、量で髪の色が決まります。
日本人の黒髪は、ユーメラニンという黒褐色メラニンを多く含んでいます。
髪をブリーチしていく時に、なかなか白にはならないのは、このメラニンの総量が多いためです。
一方で、白髪は、このメラニンが毛母細胞に送られなくなった状態で、
コルテックスにメラニンがない状態といえます。

海苔＝キューティクル
キューティクルは半透明の物質で、
髪の表面でウロコのように重なりあい、覆っていて、その繋ぎ目をMEAという物質が繋いでいます。
キューティクルが整然と閉じていて、
このMEAがに覆われていることが、
髪の艶、ツルツル感を左右しています。
これにも個人差が元々ありますが、
熱や紫外線によって非常に失われやすい物質とのこと。
キューティクルの厚みが揃って整然と重なり合い、MEAがあると、艶のある髪になります。

さて、美容室で、

「トリートメントしておきますね。」
「タンパク質補っておきますね。」
という場合、
コルテックスに浸透させるもの、
表面のキューティクルを補うもの、
を入れ込んでいるわけです。

しかし、キューティクルのウロコ状態は、
水を含むと開き、
熱を浴びると開き、
中身は、
少しずつ流れ出していきます。

さらに、

パーマやケミカルカラー、
縮毛矯正などのケミカルダメージは
それを薬液の力で促進させるので、　

（海苔が破れかぶれ
ご飯がボロボロとこぼれだし
キュウリがポキポキ折れたり、
腐って溶けたりしている）

何かしらを補い続けなければ
髪としての弾力、しなやかさ、手触りは維持できません。

シャンプー時のトリートメント
アウトバストリートメント（乾かす前に付けるものや、洗い流さないトリートメント）
スタイリング時のオイルやトリートメント
集中ケアトリートメントクリーム
サロントリートメントメニュー

など。

補い続けなければなりません。
ケミカルのおしゃれを楽しむためには、
それらは必須。

ただし、
自然療法美容室としては、
ケミカルメニューを行なっていないために
日常で受けてしまうダメージに対してのケアで良いということになります。

・シャンプーの回数は少ないか、ハーブの粉、またはお湯洗いのみでいい

・月に1〜2回のヘナで、頭皮と髪のケアができる

・植物のオイルで、ケアとスタイリングができる

極端に言ってみれば、
パーマ、カラーを一切せずに、
シャンプーせず、
身体がお元気ならば
トリートメントは、何にもしなくていいということになります。w

とは言え、

紫外線や、外気からのダメージ、
体調を崩すこともあったり、
とても疲れてしまうこともあったり、

白髪はヘナ&インディゴで染めたい
という場合に、

それを補うヘナトリートメントは
自然なケア、
自然なリズムの中で
有効なのかな、と思います。

簡単な方法から
ヘナや植物を取り入れてみる。

心地よく暮らすことのヒントになると嬉しいです。

最後までお読み下さり
ありがとうございます。

マノワ