無題

文章のパクリんちょ は分かりやすく。

怖いから逃げるのではない。

逃げるから怖いのである。

(アメリカの心理学者)

印象に残る、有名な言葉です。


これを引用し、上手に言葉を変えて

まるで、自分が考えたかのように、書かれている方がたまにいます。

それは、あかんで~(笑) と、すぐに思いますが

当の本人も、これは、あかんの分かっているんです・・・。

と後々書かれていて、正直な方だな、と思ったりします。


ただ別に、わるくはないんですよ。

ページの後ろ、参考文献を記載すればよいわけで。



書店で、売れている作家さんと、そうでない方との違いがあります。

売れている方は、たとえ人様の例文を引用して、上手に変換しても

その後に必ず

これは、この方の、この文面を変えた (だけ) なんですよ~♪

なんて、必ずおもしろく披露するように、書かれているのです。


そうすると読み手も、この人、正直でおもしろい人やなあ・・・

となるわけで、余計に引き込まれていくんですね。

それも、ひとつの戦略かもしれませんが

最初に引き込ませる (突っ込みや、ボケ) って、大切と思っています。

文章の、掴みです。 笑いも、最初に掴みがあるでしょう。

あれと、同じです。

ある種、文章の瞬発力。

これがないと、読まれません。


面白くないと、次に引き込まれないわけです。

人様は、自分の時間を大切にされています。

それを犠牲にしてまで、読みたい、と思わないと始まりません。

面白い方は、最初の数行を大事にされています。

最初の掴みが、肝心というわけです。

それに、最も力を注いでいる感じがします。


そして、だいたい書店に置かれている多くの本は

作家名を除けば、まずはタイトルやパッケージで、選ぶわけですが

最初に引き込まれるのは、タイトルです。

これが、上手い = センスが良い文章が、書かれている可能性大♪

と、手に取る前に感じるわけです。


最近 (過去も含む)、タイトルでよくありがちなのが

なぜ、〇〇しないのか。

とか

〇〇したければ、〇〇しなさい。

です。


なんで、そんなに偉そうなんっ・・・?

と、突っ込みたくなる、タイトルが流行っていました。

現在も、流行っているかもしれません(笑)。

飽きましたよ・・・もうそんな、そのタイトル。

ほかにありませんか。


最初に、流行らせた方は良いです。

けれどそれに甘んじて、2番手以降になっても

次々に真似る作家さんは、おもしろくもなく、やはり売れていません。

読み手としても、センスないなあ・・・なんて思ったり。

売りたいからって、流行りの、良いとこ取りかいっ

まだ真似てるの!?・・・。

なんて、思ってしまうのです。


そして面白いのは、書店に並んでいる本 (小説を除く) の多くは

どこかで書かれていた (いる) 文章を真似て

それを貼り付けて (以下、コピー&ペースト)

そうして文章の間に、上手に自分の意見を

ちょこっと入れているだけで、出来上がっているんですね。

分厚い本が、そのカテゴリーごとに。


つまり、どこかで見かけた文章の、コピー&ペーストばかりで

多くの本というのは、出来上がっているのです。

それが分かると、それぞれ、さも自分が全て書いたかのような

本の陳列が、目に入るのです(笑)。


つまりそれだけ、オリジナルで書ききるのは

むずかしい、ともいえるわけですが

本を出すならせめて

少しくらいは、個人の意見で書いてほしい、とは思います。

その中に、ほんのわずか、見たことのない事柄が書かれていたら

そこだけ読むだけ、という感じになってしまい

結局それに慣れてしまうと、どうしても読み手に分かってしまい

やはり売れてないんですね。

買うほどでも、ないかと。


売れている方の特徴は

とにかく、文章が分かりやすくて読みやすい、ということにつきます。

むずかしい漢字も、校正者が変える指示をされていて

読みやすくなっています。

作り上げるまでに、多くの方々を通して

読み手に対して、サービス精神が豊富になっている、ともいえます。


つまり、自己完結で満足せずに

読み手が分かりやすく、伝わるかどうかも考慮されているわけです。

誰が見ても、読みやすいことに、注意を払われています。

※むずかしい漢字は、あえて (ひらがな) にされたり

かたい文章にならないように、ひらがなを上手に使われたりして

タイトルも分かりやすい。


内容が、上手に整理されています。

小中学生でも分かるくらいです。

目次だけでも、おもしろくて、何を言いたいのかも分かる。

だから内容を、もっと知りたくなるのです。


大事なのは、その人のオリジナルで書かれている、ということです。

そこから、他の方々とも差別化できます。

書店に置かれている本の9割が

他の誰かが書かれていることを

上手に、コピー&ペーストで作っただけ、の出来上がり本です。

それなのに・・・どうですか! 私書いたんですよ、これ。

見てください! すごいでしょ! こんな経歴もあるんですよー♡

なんて。

本を出すには、なにかしら箔が必要ですから、しょうがないです。

中には、箔がなくても出されている方は

横文字のカタカナで、聞いたことのない実績のオンパレードですが

結局、おもしろくて売れれば良いのです。


多くは、ちょこっと自分の意見を、それぞれの間に入れた (だけ) なので

逆に、それを真似せずに、分かりやすく

自身の意見を書かれている方は、少なくとも売れています。

読み手も、新しい発見、という新鮮さがあります。


またその中に、自分の反省点や失敗談を書かれている方は

あきらかに、売れ行きが、ちがうようです。

誰もが、分かっていると思いますが

むずかしいことでも

分かりやすい言葉でまとめられる方は、すごいです。


スキ&コメント大歓迎です。 読んでくださり感謝しております。