フェチで聴く音楽① アイロニーナ
こんばんは、明日香です。
今回はフェチで聴く音楽第1回目にして私が数あるボーカロイド(以下ボカロ)曲で1番好きな煮ル果実さん作詞・作曲「アイロニーナ」を紹介していきます!!!!
⬜️MVがとにかくポップ
このサムネイルからでもなんとなく分かるようにMVで使われる色がとにかくポップ。オレンジと黄色、赤を基調にしているけどドぎつくなく可愛らしい。テンポが早めで明るい曲調の「アイロニーナ」にピッタリ。
ボカロ曲はストーリー仕立てになってることが珍しくなく、曲中の登場キャラに名前が設定されていることもあります。この「アイロニーナ」のメインとなる2人にも女の子がニーナで青年がヒースとそれぞれ名前が付いています。
⬜️出だしの歌詞から不穏
「アイロニーナ」は明るくアップテンポで見た目にも可愛らしいのですが、
「生きるのに時間が足りない」
とヒースが机に突っ伏してる所から始まります。
私が初めて聴いたとき、「イントロも明るいしMVの2人とかハートがくるくるしてるのとか可愛いなあ」と思ってたら、イントロ明けで「生きるのに時間が足りない」とか言われて「……えっ」ってなりました。私はもっと可愛い2人のラブソングを想像していたのです。
⬜️創作者と作品
これは「アイロニーナ」のネタバレになってしまう話ですが、一見仲の良い恋人のように見えるヒースとニーナの関係ですが見出しにも書いたように「創作者」とその「作品」の関係です。まあMV見れば分かることなんですが。
この曲の細かい解釈・考察などはYouTubeのコメント欄に優秀な方達が最高のコメントを載せているので是非そちらを見てください。
⬜️創作者としての葛藤
「アイロニーナ」のあらすじをめちゃくちゃザックリ説明すると『創作者であるヒースが自分が生み出したニーナというキャラ(作品)に対して一喜一憂する曲』です。ほんと、聴いてもらった方が圧倒的に早いので聴いてほしいです。
ヒースがニーナという存在に悩み一度手放そうとするも、結局そんなヒースを救うのもニーナの存在。
「アイロニーナ」というタイトルの意味は頭の良いコメント欄の方たち曰く「アイロニー(皮肉)」と「ニーナ(スペイン語で小さな女の子の意)」を合わせたものらしいですが、上記のことを考えるとまさに皮肉って感じがして最高にたまらないですね!
⬜️おすすめポイント
上記の2人の設定というか関係性とか踏まえて聴くとしんどさが何倍にもなるので何周かしてみてください。
やっと個人的おすすめポイントの話します。
・ Bメロに何回も出てくる「信じたいんだよ」で音の跳躍が出てきますがここにヒースの必死感が出てて最高
・「愛が醒める頃に〜」などのサビ頭の音の運びが突き抜ける感じがして気持ち良過ぎる
・「それがどんなに虚しいことなのかを」「それがどんなに悲しいことなのかを」の歌詞が切な過ぎる
・度々登場する「透明な」という歌詞、煮ル果実さんご本人の英語訳によると「empty(空っぽ)」なのがしんど過ぎる
⬜️1ヶ月毎日聴いて毎日泣いた
去年「アイロニーナ」を初めて聴いたとき大号泣しました。明るい曲調とは裏腹に歌詞が切ない+MVのダブルパンチでそりゃあ自分でも引くほど泣きました。それから1ヶ月くらいはほぼ毎日聴いては泣く日々を送っていました。誰かが死んじゃったりする曲でも失恋の曲でも、ましてやいい話だなーって感動するタイプの曲じゃないのに。
おかげさまでボカロ曲に出会って15年くらい経ちますが「アイロニーナ」がボカロで最推し曲になりました。
⬜️おすすめの歌ってみた
ボカロ曲と言えば歌ってみた動画が大量にYouTubeに上がっています。ただ「アイロニーナ」の歌ってみたは他の曲よりも動画が少ないです。そんな中でも私のお気に入り歌ってみたがあります!!!
はるこさんという方によるなんとEnglish coverです!!
歌が上手いのはもちろんだしこの早くて言葉詰め詰めの曲をよく英語のリズムに合わせられたなと感動しますが、それ以上に元の歌詞に対するリスペクトを感じる訳詞が好きなんです。
原曲を何周かし終えたら是非聴いてみてください!
それではここまで読んでくださってありがとうございます!
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