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「やきもち」詩.

「やきもち」             2024/2/10

やきもちを妬いたって

無駄なことを

知っている

散々食べてきたんだから

不味くて仕方ないから

心が不細工になってる

ある時

職人が細工した

思い出のガラス細工は

二層構造で

泪と一緒に恋一層砕けて

愛一層が残った

キラキラ輝く思い出は

心の奥底に飾られた

やきもちを妬いたって

不味いことを

知っている

妬くだけ妬いたら

塵箱に

其処には泪と砕けた恋が

入っている






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