あんまりブログとか向いてない

・今日雑談の中でさる友人のブログに関して、考えていたことや感じたことが何年分も積み重なっていることには価値がある、というような事を言ったところ、君もnoteとかを続けると良い、という事を言われた。
・note…というかブログやらなんやらが一概に向いていないなと感じている理由は比較的明文化できるので、せっかくだから書いておこうかと思う。

・人に見せられるような性根ではない。この一点に尽きる。
・読み物としての面白みや、置物としての価値が出るほど俺の内面を言語化してしまうと、どうしても軋轢が生じると思う。ちゃんと記録に耐えうるフォーマットにしようと思うと、「今日はこれこれこういうことがあってまあ俺が悪いんだけど死ねって思った」レベルのことを、相手が普通に読める形で書く羽目になるので、具合がよくない。
・現実には直後に逆位相の思考パターンをシミュレートする事で感情をキャンセルし、そこそこの落としどころに落ち着ける(当然、ほとんどの場合トラブルにもならない)だけの話なので、別に日常生活に支障はないんだけど、性根が-あえて伝わる割合の下がる話をするけど-禪院直哉っぽいというのは、まああまり明け透けにするべきことじゃない。

・実は逆に、夢や、希望について誰かに伝わると信じて書き連ねたり、ワントピックの小話なら全然できる気がする。

・そういえば先日、4年来の友人にふと、君は一見集団コミュニケーションが得意なように見えるけど、実際には1on1の時に本来的になるね、という旨の事を言われた。これはブログが苦手なのにも通じる話かもしれない。単にキャッチーに、広い範囲へ、プライバシーに配慮してなにか話そうと思うと、こういう事があって、自分としてはこういう暴虐な感想を抱いた、というところで止めるしかないけど、実際のコミュニケーションではその後、自他の立場を相克する偉大で神秘的な手段-対話-が行われる訳で、その過程で重要なのは最初の感想がどれだけ良徳的か、ではない。対話における技巧である。
・要は根がとんでもないロクデナシだから、ロクデナシなりに相手とやっていく能力が発達したものの、ブログとかってそういうフィールドじゃないから嫌だ、という話な気がする。ああ情けな、、

・「夢や、希望について誰かに伝わると信じて書き連ねたり、ワントピックの小話」←これやっていこうかな。特に後者。

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