物件選び(追記)

 どうも、おさけ🍶です。
 昨日書いた「修習地の下見と物件選び」では、主に滞在中やったことが内容となっていたため、物件選びについては簡易な記載にとどめていました。
 参考までに、私が物件選びで注目したポイントや不動産会社の対応について、まとめておきたいと思います。
※ あくまで「私が」注目した点ですので、異論は認めます。「人それぞれ」でお願いします。

経済面

 経済面でまず気にすべき第一は、もちろん家賃です。住宅給付金で3.5万円でるとはいえ、あまり高いところには住めません。「家賃は収入の3割まで」ともよく言いますし、(修習専念資金を収入に含めるかは人によると思いますが)そのくらいがいいのかな、と思います。(管理費や共益費、月額の保証料や町内会費なども含めて考えるべきです)
 次に、私が必須と考えたのが「礼金ゼロ」です。これは単純な理由で、9か月半しか住まない物件に礼金は払いたくないなーと思ってしまったからです。最初からこの条件で絞込検索をかけていたため、礼金ありの条件でどれだけ候補が増えるかわからないのですが、私はさほど困りませんでした。(地域によっては礼金ありにしないと見つからないとかあるんですかね…?)
 また、初期費用がいくらになるかを、内見の前に聞いたほうがいいと思います。礼金もそうですが、敷金や仲介手数料の額によって契約時に支払う額が変わるので、家賃的には予算範囲内だけど、現在あるいは1か月後くらいの資金余力では厳しい、みたいなこともあり得ます(敷礼ゼロの物件はこれが比較的安くなります。もっとも、退去時クリーニング費用がかかりますが)。この支払をクレジット決済できるかどうかも同時に聞いたほうがよいです。内見では魅力的な物件だったけれど、実際住めないみたいな「絵に描いた餅」現象が発生してしまいます。
 加えて、保証会社の審査や保証人の要否なども重要な点だと思います。私の場合、「審査はこれからのご年収でみるので、これまで働いていなかったとしてもおそらく大丈夫ですよ。連帯保証人も原則必要ありません」と言っていただけたので、あまり気にせずに済みました。契約の際に、おそらく修習生であること(及び収入)を証明する何かを提示するのだと思います。
 ちなみに、インターネット無料であったり、ガスがプロパンではなく都市ガスの物件であれば、これらの点も経済面に影響します。日々のインフラへのコストを低減させることができるので、注目すべきだと思います。

補足
 経済面を考える中で、次の物件選びも視野にいれなければならないのでは?と思いました。すなわち、実務修習後に東京に住む予定の私は、修習期間中に次の(東京の)物件を借りるための初期費用を捻出するため、うん十万の貯蓄をしなければならないのでは、という発想です。そのため、日々の生計をやりくりすることだけでなく、貯蓄まで見据えて家賃設定をする必要があるのだと思います。東京は家賃も初期費用も高いため、覚悟する必要がありそうです。

環境面

 まず部屋自体についての私のこだわりですが、鉄筋(願わくば鉄筋コンクリート)造、非北向き、エアコンあり、室内洗濯機置場あり、風呂トイレ別、フローリングが必須の条件でした。この辺、人によって違いが生じるところだと思います。その上で、台所がシステムキッチンだったり、独立洗面台があったり、築年数が浅めだとなお嬉しいな、という希望です。
 なお、日が当たらない北向き(あるいは隣に建物があり日が入らないなど)の部屋は、どこで服を干せばいいのか問題と、単純に気分が(相対的に)落ち込みます。私が今住んでる部屋がそうなので、そうです(圧)。まあここも気にしない人もいるとは思いますが、昼間、照明をつけなくてもある程度陽が入ってきてくれて明るい部屋のほうが、QOLも上がるのではないかな、と思います。
 次に、何かと移動に使うであろう駅と、何かと通うことになるであろう裁判所・検察庁からの距離・移動時間・移動手段についてです。私は、このどちらについても「歩いて行ける距離」であることが必須だなと考えています(私の考える「歩いて行ける距離」はご想像にお任せします)。もちろん経済的にも交通費が浮きますし、なにより日々の通勤にかける負荷を減らすことで心理的にもプラスになります。それこそ、最初は裁判所の横にあるくらいの物件を選ぼうとしてました(笑)。
 ちなみに、修習生のたまり場にされてしまうリスク(笑)ってどのくらいあるんですかね?こればっかりは先達の方にお聞きするしかありません。まあ私はあまりたまり場にされることを不快に思う質ではありませんので、この辺はよく考えませんでした(もちろん用法遵守義務違反にあたる行為や不法行為責任が問われかねない行為があった場合には出禁にしますが)。
 環境面では、その他にもスーパーやコンビニ、バス停が近くにあるか、といった地理的な点も大事です。もっとも、この辺は物件紹介の際に聞かずとも教えてくれるとは思います。目の前にコンビニがある物件は最強なのではないでしょうか。
 最後に、これは私自身あまり判断できなかったことなのですが、インターネット環境も意識すべきなんだろうなと思います。固定回線(?)が既に引かれているか、引かれていないとして工事はできるのか、通信速度はどうかetc…。オンラインの際には生死を分けることにもなりかねないので、気になる方は回線を引ける家かどうか確認したり、スピードテストのアプリで通信速度を図ってみたりしてもいいかもしれません(参考までに、私の今住んでいる家は壁が分厚いので防音はしっかりしてますが、その代償で電波があまり入りません)。

賃貸期間

 現時点では、2024年4月上旬~2025年1月下旬と考えています(約9か月半)。もちろん違約金1か月分は発生します(ほとんどの物件で発生すると思います)。

不動産会社での応対

 ささいなことですが、私が選んだ不動産会社では、電話口で「司法修習のため○○(地方名)に引っ越すことになりまして……あ、司法修習っていうのはですね……」と言いかけたところ、「存じております」と返されました。勝手な推測ですが、毎年一定数の修習生に物件案内してるのかな~と思いました。
 ここがスムーズにいくと、「これまで司法試験の受験のためにロースクールに通っていて働いていなかったので、収入がありませんでした」という事情もスムーズに把握してくれます。
 それと、担当者の人柄や距離感にもよりますが、現地のことをウザがられない程度にあれこれ聞いてもいいと思います。行ったことのない土地だと、現地に住んでいる人のアドバイスが非常に貴重です。とはいえ、現地に知り合いがいないと中々現地の人と接触することはできないので、案内をしてくれる担当者がその一人目になるのではないかと思います。

おわりに

 ここまで書いたことは、あくまで私がこれまで経験して得た知見です。今後、修習生活を通して感じた物件選びのポイントは、また別の記事で書ければと思います。
 まだまだ若輩の身なので、誤っている点があればご指摘いただけますと幸いです。
 それでは、また。


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