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春の河津桜と富士山1つ分の登りがお前を襲う 西伊豆一周サイクリング 後編

早咲きの河津桜を見て温泉入って海鮮料理食べて西伊豆スカイラインを走って、をするために伊豆半島の西側を一周してきた話。

伊豆半島 修善寺-天城峠-西伊豆 - ルートラボ - LatLongLab

後半は南伊豆に近い雲見温泉からスタートして、西伊豆スカイラインを走り、沼津、三島到着の約90kmです。

※天城峠を通って満開の河津桜と海の幸を味わった前編はこちら。



朝。集落内に響き渡るおはようございますの放送(こんなのあるんですね……)を目覚ましにして、宿から歩いて5分ほどのところにある景勝地、千貫門を見に行きました。

山道、とはいえコンクリで舗装されたところを少し歩いて到着。

朝日を浴びる千貫門。
「見る価値、千貫文(せんがんもん)に値する」ということでこの名前(駄洒落かよ)だそうですが、もともとは近くにある雲見浅間神社の門に見立てて浅間門と呼ばれていたそうです。

岩がごろごろしていましたが、SPDシューズでも歩けたので西伊豆サイクリング中にちょっと立ち寄るのもアリだと思います。若干登りますが……。

しばらく奇景を楽しんだ後は、宿に戻って朝食を食べて、海岸沿いに国道136号を走り出します。

雲見から北側の眺め。快晴の日は2つ並んでいる牛着岩の向こう側に富士山が見えるそうなんですが、残念ながら靄がかかっていました。

東側からも1枚。山に囲まれた港町、というのがよく分かりますね。

この西伊豆一帯は「急峻な崖と港町のサンドイッチ」の間をひたすら走るのでアップダウンが頻発する上にコンビニ等の補給ポイントが少なく、鉄道で逃げることも出来ないのでやや難所になっています。

その代わりに、こんな感じのきれいな青をした海が楽しめます。ダイビングスポットが多いのも納得ですね。

しばらく走ったら、宇久須南交差点を東へ。いよいよ今回のルートで最大の登りを迎えます。

映画じゃないんだから、空気を読んで曇り始めるのやめて欲しい。

最初からクライマックス。

(冗談)きついっす。

ちょっと振り返ったらこれですよ。スクリューコースターかよ。

やった平坦だ!(幻覚)

この短い距離で、ここまで大量に斜度の警告看板を見たのは初めてです。(おもしろすぎたので何度も出てきた10%の看板は撮ってません)
息も絶え絶え、ノロノロ状態で脚を回していると、突然ダチョウのお出迎えを受けました。

西天城高原に到着。

ソフトクリームとコーヒーのセット。
登りの疲れを癒やしつつ、駿河湾の眺望とあわせていただきます。

よく登ったなー、という達成感を味わいながら、居心地が良すぎてもう一度走り出す心が折れそうになったので早々に切り上げて再出発します。

赤い屋根がソフトクリームを食べた「牧場の家」ですね。素泊まりの宿泊施設もあるようなので、食料調達の目処がある時なら利用してみたいです。

ここからは、西伊豆の山の頂上を結ぶ西伊豆スカイラインに入ります。いわば登山で言う「稜線歩き」なので、抜群の眺望を楽しめる道です。

山の頂上を切り取っていく道路。実際に走ると、小さな山を下って登ってしていく感じ。

快晴なら富士山が見えるポイントでちょっと足を止めてサクラの撮影。開花はもうちょっと先ですね。
え?富士山?どこにいっちゃったんですかね……。

アクサダイレイクトのCMで「誰かー!」をやってたあたりで、何かの撮影隊を見かけました。警備員さんが車を止めていたり、かなりの大所帯でドローン?も使って撮影していたので、またCMなのかもしれません。

このあたりは本当に景色が抜群です。

戸田峠を過ぎたらそのまま北進、山を下って沼津・西浦方面に入ります。

下りきった直後にあったヨットハーバー付近から富士山を……うーん、晴れない!残念。

ラブライブ!サンシャインでお馴染み(らしい)の内浦を通って、そのまま沼津市街を経由してゴールの三島に到着。西浦~沼津市街は完全に海沿いの平坦路でサイクルラックがあるお店も多かったので、富士山と駿河湾を眺めながらのお気楽サイクリングとかにも良さそうでした。

悔しかったので最後に三島名物の鰻を食べてフィニッシュ。


今回走ったルートを全体で見ると「約190km、約3700mアップ」なのでイっちゃってる人は1日で走れちゃうボリュームになっています。
そうじゃないまともな人は、「西伊豆スカイラインだけ走る」とか「河津・下田付近だけ走る」みたいな感じで、スポットを目的にしちゃうのが良いんではないでしょうか。

なにしろ新幹線を使えば東京から小1時間なので、ふらっと走りに来て、色んな伊豆を楽しみたいですね。と言うか、早く富士山リベンジを果たしたいですね……心残りすぎる……。


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