見出し画像

小さい秋を見つけよう わたらせ渓谷・奥日光自転車旅行

自転車乗りが定期的にかかる病気と言えば「いい景色見て美味しいもの食べて温泉に入りたい病」なわけですが、9月の秋分の日の三連休に突発的にこの病を発症したので速攻で宿を予約のうえ、奥日光まで走ってきました。急患です!

画像44

わたらせ渓谷~奥日光~宇都宮 - Ride with GPS
※ 2021.09に加筆修正&ルートマップを差し替え

上越新幹線で高崎まで輪行、わたらせ渓谷沿いに奥日光まで走って1泊したあと、宇都宮まで下っていき東北新幹線で帰るという流れ。起点と終点を自由に設定できる自転車旅行のメリットを最大限活かしたルートなわけです。

ちなみに直前まで(なんなら新幹線の中でも)上毛高原駅~日本ロマンチック街道経由のルートとどちらにしようか迷っていたんですが、上毛高原駅から宿までの距離が70km程度とあまりに短いのでこちらを選びました。


1. 秋の気配を感じるわたらせ渓谷沿いを走る

画像2

お昼ごろ、やや曇りのなか高崎駅をスタート。
前橋を過ぎて国道50号線に入ると、広めの車線とロードサイド店舗&畑が乱立する、いかにも北関東な道が続きます。このへん在住の友人いわく「曖昧な田舎」だそうです。言い得て妙。

画像3

前橋のゆるキャラ、ころとん。

画像4

大間々の案内と同時に「日光」の文字が青看板に出てきました。ここを左折してしばらく走ると、国道122号線・わたらせ渓谷に入ります。

画像5

画像6

画像7

道端にはちょこちょこ彼岸花が。

ゆるいアップダウンを乗り越えていくと、草木湖に到着。

画像8

画像9

画像10

気が早い樹がいくつか色付いていましたが、全体的にはまだまだ夏山って感じですね。


画像11

画像12

栃木県に入ると道沿いが鬱蒼としてきます。これぞヒルクライム。

画像13

画像14

画像15

定期的にいが栗がコロコロ転がっているので上手く避けましょう。

画像16

日足トンネル。2kmちょっとでやや長いですが、空いていたので楽に通れました。紅葉シーズンとかハイシーズンはヤバい予感がします。


画像17

画像18


2. いろは坂手前でまさかの大失速&温泉へダイブ

順調にいろは坂の手前まで到着。したんですが、なんとこのへんから急激に体調が悪くなって大失速しました。
原因は数日後に病院で「急性胃腸炎」だと診断されて判明したんですが、この時は「おかしい、70kmぐらいしか走ってないのに」「補給は欠かしてないからハンガーノックじゃないし」「アカンめっちゃ吐き気がする」なんて言葉を頭の中でぐるぐる回しながら走っていました。

画像19

でも写真は撮る。いろは坂の「い」。

画像20

画像21

途中でグダっていたところ、ロングライド中?の2人組の方に声をかけていただいたり。まともに応対できず申し訳ない……。

画像22

こんな状態になっておいて何ですが、いろは坂自体は広い一方通行2車線道路と適度な斜度でとても走りやすいと思います。登りきったところに明智平や中禅寺湖(湖畔)という集合ポイントに設定しやすい場所があるので、初心者を含めた集団ライドとかも良さげ。

結局この日は信じられないほど登りに時間がかかって日が沈んでしまったので、奥日光の宿に到着次第、温泉に浸かってさっさと寝てしまいました。

画像23


3. 奥日光をゆるゆる観光

翌朝。やや体調も回復したので、朝温泉のあと日光湯元温泉の源泉地を見物。

画像24

天気は晴れ。

画像25

画像26

画像27

画像28

奥日光は標高1500mほどとあって、いろは坂の麓と比べても、かなり秋の気配を感じます。

画像29

画像30

画像31


宿で少しゆっくりしたあと、宇都宮へ向かって出発。

画像32

湯元からすぐの所にある戦場ヶ原。湿地帯を貫く快走路です。
実際の戦場になったのではなく神話が由来ということで。まあ、中世からこっちにかけての勢力図を考えるとこんな所で戦闘にはならないですよね。

画像33

画像34

空は夏っぽい。

画像35

画像36

中禅寺湖、湖畔。

画像37

画像38


4. いろは坂を下って宇都宮餃子でシメ

さて、いろは坂は登りが第二いろは坂、下りが第一いろは坂と道が分かれているのが特徴です。このおかげで2車線一方通行という走りやすい状態になっています。

画像39

下りの「いろは」も中途半端なところから始まります。(実際は「な」から開始。)

画像40

画像41

よくこんなところに道を通そうって思ったな……。


いろは坂を下りてしまえば、あとは国道119号線をずっと道なりに走るだけ。このあたりは杉と桜の並木道がきれいなのは会津西街道の時にもふれましたが、ところどころにある田んぼが収穫の時期を迎えていたのが印象的でした。

画像42

画像43

宇都宮駅到着。アクシデントもありましたが、秋を感じる良い道程でした。


画像44

最後は忘れずに餃子で〆。自転車抱えてると駅構内にある餃子屋さんは何を差し置いても「最高」にランクインしますね。便利すぎる。

※店員さんもお土地柄か(宇都宮はサイクルロードレース・ジャパンカップ開催地。自転車の街なのです)、手慣れた感じで「自転車はこちらへ置いておいてください」と案内してくれました。ありがとうございました。

記事を気に入っていただけたら、ぜひ ♡ スキ・シェアをお願いします