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草津渋峠(雪の回廊)-軽井沢碓氷峠 ぐるっと自転車旅行 後編

草津−軽井沢ぐるっと自転車旅行 in 2017年春、の後編。

前編はこちら。


長野北東部にある渋温泉。志賀高原からちょっと降りたところにある小さな温泉街で、木造の古い宿が立ち並んでいる。これだけでもかなり雰囲気があるが、特に夜はオレンジ色の街灯に照らされた町並みが「これが温泉街じゃ!」という魅力を放ってくる。

スマートフォン撮影なので残念画質。

渋温泉には全部で9つの外湯があり、このエリアの宿泊客はすべて無料で入ることができる。宿で「全温泉出入り口のマスターキー」がついた木札を渡されて好きに湯巡りできるというシステム。

「千と千尋」の例の旅館のモデルにもなったとかいう金具屋さん。


かけ流しの温泉で吹雪の疲れを癒やした翌朝は、千曲川に沿いながら上田方面を目指す。

遠くアルプスを眺めながら、のんびりと走っていく。千曲川沿いはサイクリングロードも整備されているので車に怯えることもない。

途中で見つけた1車線橋。こわすぎる。

サイクリングロード直結という超好立地にあった「信州蕎麦蔵」で昼ごはん。

上田城。

上田から先は浅間サンラインをつかって軽井沢へ一直線。この道、地形的に市街地よりも一段上にあるので、時折眼下に町並みが一望できる。国道18号を避けるなら良いルートかもしれない。

そして軽井沢駅周辺の混雑を抜けて、今回の旅行のもうひとつの目玉、碓氷峠に到着。坂を登ってくる死にそうなロード乗りの皆さんを横目に、軽井沢側からは一方的に下るだけなので楽勝。

これぞ碓氷峠のランドマーク、めがね橋こと碓氷第三橋梁。かつて関東と信州を結んでいた鉄道橋だ。

遺構と自然が溶け合ってるこの感じ。最高。

思わず見とれてしまう。

史跡を堪能したあとは峠のふもとでもうひとつの名物・峠の釜めしをいただけば、あとは高崎駅までウイニングランのようなもの。全行程約280kmはここに終了。


今回は「草津・渋峠」と「軽井沢・碓氷峠」を走るためにかなり大回りのルートになったけれど、例えば渋峠を超えたら志賀高原を抜けて野沢温泉に行くとか、渋温泉の後は菅高原を経由して嬬恋の方へ行くとか、いっそ上田から美ヶ原へ登っていっても楽しいかもしれない。

ルート選び放題の群馬・長野で、君だけの最強の自転車旅行をつくろう!ということで。

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