『 モダンタイムス(上・下) /伊坂幸太郎(著)』

昨日は生理痛により1日ダウン。おなかが痛いのなんのって。鎮痛剤もあまり効かない。びっくりするくらいに動けなくて、寝る。たまに起きたら本読む。を繰り返す。

何もできないと落ち込むけど、金曜日から読み始めた『モダンタイムス』を読み終えられたし、今朝はこうやって動けているから「体の回復に努めた」「本を読んだ」「とにかく眠った」ということで、何もできていないわけではないんだよなーとぼんやり思う。生きてる。

『モダンタイムス』は、先週読んだ『魔王』のストーリー・登場人物とつながってる。魔王から50年後の物語。

冒頭のセリフ1行目が、もう好き。

「実家に忘れてきました。何を?勇気を。」

●人が行動する最もシンプルな動機は何だかわかるか?『仕事だから』だ

●人生は要約できない。要約した時に抜け落ちる部分こそが、その人の人生なのだ

●あなたはまだ実感ないだろうけど、人に会えるのはね、生きている間だけよ

●真実なんて、情報でいくらでも替わっちゃう

●「個人にとって重要なのは、真実を知ることではない」
「それなら重要なのは何だよ」
「満足することだ」
「行動に満足し、人生に満足する。真実を知っているかどうかとは無関係だ」

●人はな、他人が何を正しいと考えているのか、それをもとに判断する。他人の行動を参考にするんだ。

●人間は大きな目的のために生きているんじゃない。もっと小さな目的のために生きている。

上下巻の長編も、夢中であっという間。

著者のあとがきを読んだら、大好きな『ゴールデンスランバー』と同時期に書かれていて類似点がいくつもあり、2つの作品は二卵性の双生児に似ていると。

そう言われたら、『ゴールデンスランバー』をまた読みたくなるわけで。また、進まない(笑)伊坂さんループ。

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読んでくれて、ありがとう。

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