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『 転職の思考法 / 北野唯我(著)』

先週読み終えた『 転職の思考法 』が、とにかく良かった。

読んで良かったと思える本との出会いは、ちょくちょくあるけど。全力で人におすすめしたい本、繰り返し読みたい本というのは、そうそう何冊もあるわけではない。

心からおすすめしたい本は、自分で抱えているのももったいないので、今、採用を手伝っている友人経営者にあげた。

自分のもとからは手放したけど、手元にも置いておきたいので、たぶんまた買うことになると思う。

「転職」というワードがタイトルが入っているから、(転職するつもりがないと)この本が「読む選択肢」に入らない人も多いと思うのだけど…。私が今年読んだ本の中で、人におすすめしたい本 No,1 (5月28日現在)。

いつも本を読むときは、気になった言葉をiPhoneに入力しているものの、今回は書き留めたい言葉が多すぎて途中で諦めた。次に読んだときに、落ち着いてメモすればいいかなって。

途中で諦めたけど、最終章でどうしてもメモしておきたかったこと。

●to do(コト)に重きをおく人間…何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
●being(状態)に重きをおく人間…どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する

・世の中の99%の人間が、being型

・そして、99%の人間は『心からやりたいこと』という幻想を探し求めて、
彷徨うことが多い。なぜなら、世の中に溢れている成功哲学は、たった1%しかいないto do型の人間が書いたものだから。

・両者は成功するための方法論が違う。だから参考にしても彷徨うだけ。

・そもそも多くの人にとって、心からやりたいことなど必要ない。でも、やりたいことがないからといって悲観する必要はまったくない。なぜなら『ある程度やりたいこと』は必ず見つかる。そして、ほとんどの人が該当するbeing型の人間は、それでいい。

・心から楽しめることなんて必要ない。むしろ必要なのは、心から楽しめる『状態』

●状態とは、
1.自分の状態…主人公(=自分)は適切な強さか。主人公は信頼できるか
2.環境の状態…緊張と緩和のバランスは心地よい状態か

・緊張と緩和のバランス

・そのバランスが崩れたら、ステージを変えるタイミング

「●状態とは~」の部分は、かなり省略しているので、この文章だけでは伝わりづらいと思のだけど…。

自分自身が思ってきたことと重なったり、「そういうことか」と腹落ちした部分も多かった。今の自分の頭の中が、この本のおかげで整理されたし、『思考法』というタイトル通り、『考え方』について勉強になる一冊でした。

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読んでくれて、ありがとう。



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