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制作会社のリモートワーク化のすヽめ

こんにちは、社員数20名前後のweb制作会社、株式会社インプレッシブのoathkiteです。弊社では、今年の頭からリモートワーク化を推進してきました。現在ある程度成果が出てきたので、中間記録も兼ねて、どのようにリモートワーク化を進めてきたのかをまとめたいと思います。

まずはこれだけ言わせてください。リモートワーク、最高です。

現在の状況

現在は、毎週2回まで、全員いつでもリモートワークが可能としています。リモートワークを行うには、前日にslackの専用チャンネルへ連絡します。原則として、他のメンバーから出社を要求された場合は、可能な限り出社をすることとしています。

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Step1. まずリモートワークの意義をまとめた

リモートワーク化を進める理由は各社様々かと思います。弊社では、まずリモートワークを何故するのかを話し合い、まとめました。

弊社では、リモートワークの最大の意義は「ストレスの軽減」だと考えています。出社義務による束縛感、通勤によるストレス、常に同じ環境を強要される閉塞感などを解放することで、スタッフの自由度や選択肢を増やし、一人一人の効率を最大化することを目指しています。

また、土地に依存する事なく働ける環境を作る事ができれば、日本中もとい世界中をターゲットに採用活動を行う事ができると考えています。(ここはまだ実現できていません・・・)

Step2. 課題を洗い出した

リモートワーク化を実行する前に、スタッフ全員に対して、リモートワークに対してポジティブかネガティブかを訪ね、それぞれが感じている課題や不安事項を洗い出しました。

弊社で挙げた課題の一部をまとめた資料

- コミュニケーション不足による生産性の低下
- 新人・若手・部下育成への悪影響
- 「 ちょっとしたこと」が相談できない心的負荷
- 表情や態度が見えないので、業務量が過負荷(働き過ぎ)になる可能性
- 業務管理が行き届かない
- etc...

挙げた課題に対して、どのように解決するかを考え、フィードバックを行うという事を繰り返し、最終的に下記の課題に絞られてきました。

1. 案件管理
2. データ管理
3. コミュニケーション
4. 評価

Step3. 分報を導入した

個人の稼働状況把握のため、分報を導入しました。

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分報については、こちらの記事を参考にさせていただきました。

案件の管理には、mondayというツールを利用することにしました。

mondayで会社全体の案件状況を管理し、分報で各個人の稼働状況を把握することで、実際に言葉やコミュニケーションで行なっていた状況把握以上に、メンバーの稼働状況が見えるようになりました。

Step4. データ管理体制を見直した

成果物やドキュメントなどのデータの管理体制を見直しました。

以前はNASでデータの管理を行なっていましたが、通信速度が遅く、ましてやリモートとなると、NAS自体にアクセスする事が困難となります。

それらの問題を解決するために、すべてのデータのクラウド化を目指しました。ローカルファイルは全てDropbox上で管理を行い、Office系ソフトウェアを利用するようなデータは、Google Docsを利用し作成する方針としました。

Dropboxについては、以前まとめた記事があるので、よければご参照ください。

Step5. みんなのチャット力を鍛えた

皆が最も心配していたコミュニケーション部分は、チャットでのコミュニケーション力を鍛えることで解消を試みています。

日常のコミュニケーションは可能な限りチャットで行います。上で挙げた分報の効果も相まって、皆徐々にチャットでのコミュニケーションに慣れてきたのが現状です。個人的に感動したのは、Slackのリアクションで、使い慣れると些細な感情まで伝えられるので非常に重宝しています。

Slackについても以前記事を書いているので、よければ読んでいただければと思います。

Step6. 評価システムは見直し中

評価システムについては現在も継続して見直しを進めています。ただ、チャットでのコミュニケーションを主体に置く形へシフトしたおかげで、以前は口頭で行われていたコミュニケーションが可視化される形となりました。

その結果、今まで見逃していた案件以外の貢献などを把握する事が容易になったため、今期は今以上にみんなが納得のいく評価システムを構築できればと考えています。

今後の展望

本記事の冒頭でも軽く触れましたが、基本的にどこでも働ける会社とする事を目標としています。場所にとらわれずに働けるというのは、会社や人の可能性を広げることに繋がると考えているからです。

今後も様々な課題や問題が発生するとは思いますが、より良い働き方・環境を目指し、邁進していきたいと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。もしよければ、スキしてもらえると嬉しいです。

モチベーションアップに使わせていただきます。