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天使のメッセージ『LIVING ENERGIES⑤』

中森じゅあん

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今回のオーラソーマの対談は、中森じゅあんさんに天使についてお話をうかがいました。
中森さんが瞑想の中でヴィッキーさんのヴィジョンを見て、そして偶然イギリスのオーラソーマ社、デヴ・オーラを訪れることとなったいきさつ。天使との出会い。ワークショップでの体験。その一つ一つが天使からのメッセージとも受け取れます。
中森さんもお忙しいところ3時間に及ぶインタビューとなりました。今回掲載以外にも多くの興味あるお話しがありました。それはまた次回の機会としたいと思います。今回の対談を通じて、ヴィッキーさんも私たちを見守り、オーラソーマが正しく世に伝わることを願っておられることを強く感じました。
                                     江谷



オーラソーマとの出会いと瞑想のヴィジョン

 一番最初は仲のよいお友達の紹介でした。面白そうだからやる、ということはあるんですが、それがどんなにすばらしいものだとか、これをやるとどうなるとか言われても、自分の気持がそうならなければやらないです。性格ですね。ですから何でも突然ですし、そしていつ変わるかもわからないです。

 オーソーマのコースは受けました。最初は全部やろうと思ったんですが、受けたら、それでもういいと思ったんです。
いつもそうですが、それが続かなくても、そこで何かがあるのです。「ああ、このために私は行ったのかな」と後でよく思うことがありますが、そのときは特に何ということはありませんでした。ただそのコースのとき瞑想をしました。オーラソーマの授業の一環として瞑想をしたのです。

 そこで覚えているのは、そこに高い空が見えて、その途中に丸い虹が架かかったんです。瞑想中にそれが見えました。私は、別に求めているわけではないのですが、ヴィジュアルで来るんです。そしてボーとその虹を見ていたら、遙か彼方上の方に、真っ白い塔があるんです。そしたらなんとそこにヴィッキーさんがいるのです。ヴィッキーさんが、こう身を乗り出して下を見下ろしているのです。「来ないかなー、来ないかなー」というふうにですね。そしてその後ろにマザーテレサさんもいるんです。そしてその二人の女性がその塔の中から見おろしている。私の意識が上がっていくのを待っている感じなんです。「来ないかな、来ないかな」という感じで。私はただそれをボーっと見ていて。そしたら今度は牧場のようなところが見えて、そこがとてもリアルに見えるんですが、花とか木とか、垣根とか、庭があって。そして牛たちがいるわけです。それでそれは外国の風景だな、日本の牧場ではないな。お花畑というか、そういう感じでした。そのヴィジョンのことを瞑想の後で言ったのです。すると、先生に「黒い牛がいましたか」とか聞かれたのです。「黒い牛もいた」って言ったのですよ。すると「それはデヴオーラですよ」って言われました。だから「先行き、アドバンスでもやって、イギリスに行くのでしょう」、とか言われたのです。

シャイアファーム

デヴオーラ訪問

 デヴオーラを訪れるきっかけは、イギリス人でお坊さんになった人がいて、そのお坊さんからフラワーエッセンスの勉強を教えてもらっている私の友人がいたのです。その人が、夏にはフラワーエッセンスを習っている人たちで、「イギリスのバースにみんなで行くことになっている」、と言うんです。私はそのお坊さんにも会ったこともないし習っているわけでもないのですが、それでもイギリスというものだから、「行きたい」と言ったんです。するとその友人が、「そんな会ったこともなく弟子でもなく習ったこともないからまだダメだと思うわよ」と言われたのです。しかし私はどうしても行きたい。

 その友達に、「そのオーガナイズしている人に聞いてあげる。でも私の一存ではどうにもできないから、彼女がいいと言えばいいけど、そうでなければあきらめてね。でもこんどダメでも、そのお坊さんに会って、フラワーエッセンスでも習えば、きっと行く機会はあるわよ」、と言われたのです。それでも私は、「いや私はこの夏どうしても行きたいの」、って言ったのです。「もしだめだったら、オーガナイズする人の電話番号を教えて」って言ったんです。そうすると、もしだめだったら私が直訴するってことがわかるでしょう。そこでその人はどうしても私を行かせないとダメだと思って話をつけてくれて、それでオーケーになったんです。
 そのうちに、夏まで来ないと言っていたお坊さんが日本に来ることになって、その人に会って、そのお坊さんとも会って、意気投合して、そしてイギリスへ行ったのです。

 そのイギリスへ行きたかった目的はと申しますのは、今出版されている「エンジェルカード」がありますでしょ。それがちょうど進んでいたのです。それで私はそのカードのためのメッセージを取らなくてはいけなかったのです。締め切りも迫っているし、それを私はイギリスで取ってこようと思ったのです。

 今夏は3週間のツアーだったのですが、それだけあれば、そこに滞在して、ゆっくりとメッセージも取り終えて、仕事もして、帰れるなー、とそう思ったわけです。
 グループの人達はパリとかスイスに行く計画をたてていましたが、私は一人でバースのお坊さんの家にとまって仕事をするからということで、一人で留守番をするという条件で、行って着いたのです。ところがそこに行ってみると、みんなが旅行に行っている間に、お坊さんのお友達の家族が子供も連れて、三週間滞在するということになっていたのです。一人でのんびりしようと思っていたのに、外人が来て、できない英語で、気を使って、リラックスできないだろう。それでは仕事にならないと思ったので急きょ、バースを出ることにしたのです。でも私はどこに行っていいかわらないわけです。みんなは旅行に行くけれども、私も荷物を持って、そこを出ることにしたのです。

 それからが放浪の旅で、そこを出るといっても、どこに行くあてもないわけです。そのとき私のことを心配してくれていた人が、たまたま閉所恐怖症で小さなマイクロバスに乗りたくなくて、彼女も行かないことにするというわけです。
 彼女は佳世ちゃんという人で、彼女が以前語学留学していたところの85歳になるおばあちゃんに電話すると、その人が同情して、三日間だったら空いているというわけで、親切にも彼女が連れていってくれることになって、そこに三日間いたんです。それでなんにも仕事しないのです。結局ほとんど三週間しなかったのです。最後に、ボブのうちに行ってから、一週間足らずのうちにやったのです。

 そのときはオーラソーマがイギリスにあるとか、デヴオーラがあるとかそういうことも私の中から消えていて、でもあの瞑想はなんだったのだろうと思ったんですよ。「あのヴィッキーさんはなんで私を待っていたんだろう」とかね。でも私は自分の意志でオーラソーマをやろうと思ってなかったし、そういうところに行こうとも思ってないわけです。

 それで三日すぎて、でも私はどうしようって考えてもなんにもわからないからボーとしてたら、一緒に連れていってくれた佳世ちゃんの方が心配して、「じゅあんさんどうするんだろう」と思っていたらしいんです。そこに和美ちゃんから電話がかかってきたのです。佳世ちゃんはオーラソーマを勉強しようかなーと思っていたらしくデヴオーラに行きたくて一度行っているんです。行ってみたらそこに和美ちゃんという日本人が働いていたと。それで友達になっていたんです。同じぐらいの年だし。そういうわけで友人の和美ちゃんから連絡があったのです。イギリスにいる間に彼女はときどき和美ちゃんとコンタクトを取ってたらしいのです。
そこで、「ここに中森さんという人がいて、行くところがなくてうろうろしているんだけど、どこか知らない?」と言ったらしいんですね。すると和美ちゃんは、前に私の本を買ったか読んだかしたことがあって、「今日から三日間ぐらいだったら、デヴオーラでセミナーがないから来たら」と誘ってくれたのです。

 私はデヴオーラがどこにあるかも知らなかったので、私は「ロンドンに行きたいところがあるから、そこからの行き方を全部教えて」と言ったら、和美ちゃんとボブとがちょうど明日ロンドンに仕事で行くから迎えに行ってあげると言われて、私はなすがまま。ロンドンで待っていたら、和美ちゃんとボブが車で来て、ピックアップしてくれたんです。着いてみたら、オーラソーマがいっぱいあって、聞いてみたらそこがオーラソーマの本部だということで、もうすばらしいところでした。そして、まぁそこにヴィッキーさんがいるじゃないですか。ヴィッキーさんはあのとき瞑想の中で私を迎えてくれたんだけれども、私はそのままオーラソーマやめてしまったけれど、でもこういう形で、なんの理由かわからないけれども私をこうして招いてくれたんだなあ、と思い胸が熱くなりました。

 ともかく私は宿がなかったからよかったんです。私はそこに三日ほどいたのですが、私、ビッキーさんは大好きになりました。ヴィッキーさんの写真や生前のビデオから受ける感じとかね。ヴィッキーさんの瞑想の部屋に行ったり。
 そしたら牛がいました。私、動物がすごく好きなんです。あの牛が遠くにいるのです。そこで私はなんとかあの牛を呼びたいと思って、パンを買って、そのパンを振り回して、「おーい」って呼んだの。でも誰一人動こうともせず、じーとこちらを見てるのね。
 でも面白いことに、一頭だけが動き出すと、他のも動き出して。その一頭が1メートル動くと、他のも1メートル動く。一頭が2、3メートル動くと、他のも動く。そして気がついたら、全員が、目の前にやってくると大きなき目をして私を囲んで、じーっと見てるわけです。あのときは不思議でした。でもそれ以上は来ないの。みんなが一斉に私を取り囲んでジーと私を見てて、私は、パンを食べるかどうかわからなくて、ちぎってあげても全然食べなくてそのうち飽きて、三々五々散っていった。次の日も私をパン振り回して呼んだけど、二度とこない。
 瞑想の部屋に朝晩行って、「あーヴィッキーさんが作ったところだなー」って思って坐りましたね。

 「私はどうしてここに来たのかなー」って思いました。私は宿がなかったからここに泊まれただけで幸せでした。とてもいいところですが三日経ったら、行くところがないわけです。それで、ルチアアンジェルスに、毎日行っていたのです。毎日行っては、最初の日はパブでご飯食べて、次の日は夕食に呼んでくれて、そのうちボブが「うちに来たらどう?」って言ってくれたんですね。実はあの二人は(ボブとパム)は日本のことがとても好きなのです。東洋のものがね。将来日本人向けのペンションのようなものにしたいといっているから、「それじゃー、私はお金を払いますからそこへ泊めてください」と言ったのです。360度何もない畑が見えて。それでいることにしたのです。

ジュジュさん

 和美ちゃんもすごいスピリチャルな人で、いろんな本を読んでいて、ジュジュさんというワークショップもやっていてスピリチュアルな世界の先生のところにも通っていたのです。
 和美ちゃんはジュジュさんのワークショップのためにロンドンに行きたい。そして私もロンドンに行きたい。そして和美ちゃんがロンドンに行くなら私もロンドンに行くから、一緒に行こう、ということになって。

 彼女の目的はジュジュさん。私は自分の目的地に行って、そしてそのジュジュさんのワークショップは夜だったのです。私は夜は空いているわけです。それで、「じゃぁ遊びがてら私も行こうか」ということになって。そこではジュジュさんという人が、オーラを見るとか、ヒーリングを教えていたんです。そこへ日本人の人たちが6 、 7人集まって、その中に和美ちゃんもいたのです。その名古屋の佳代ちゃんもいて、彼女もそういうのが好きだから、それで私もとりあえず行って、そこで、オーラを感じましょうとかいうことなどをしていましたね。

オーラソーマの個人セッション

 そこでは、みんなオーラソーマの個人セッションをしているんです。そういえば私もオーラソーマの個人セッションを正式にしてもらったことがないなと思って、コースの時に選んだ色もなんだか覚えていないのですが、「ヴィッキーさんの色だ」って言われました。そのときも選んだら、ジュジュさんに「これはヴィッキーのボトルです」と言われたのです。

 セッションが終わってから、ジュジュさんが、「このことは言っていいのかどうかわからないのですが、個人的なことで、実は、ヴィッキーさんがあなたにメッセージを伝えたい」と。ジュジュさんはとっても霊感のある人だと思うんです、やっていること自体が。彼女が先生で実際に、「ここをこうして、もう少し上」だとか、「こういうふうにしたら、どういうふうに見えますか」とか、「頭の上からこうなっているでしょ」とか言うわけですよ。「それをこうしなさい」とか、そういう人なんですよね、その人が。
「実は、さっきの個人セッションの時には言わなかったけれど、ヴィッキーさんがあなたに、何かオーラソーマのことでお願いが」というふうな、全てははっきり覚えていないんですが、そういうふうなことを言われたんです。

 私はそのときはオーラソーマを勉強するつもりがないから、そういうことはコースを受けた時にも「ヴィッキーさんがあなたに勉強するように」、というふうにも言われましたが、これはもう個人の意志だから。やっぱり同じことをジュジュさんも私に言っているなっていうふうに、その時は思ったのです。
 ジュジュさんの方はもっと霊的な言い方をしてました。ジュジュさんは「ヴィッキーさんからのことづけがある」という言い方をしたんです。ただヴィッキーさんのボトルが出たからということではなくね、あなたがオーラソーマに、関わるというかね、なにかそういうふうな・・・。
 私ももう少し興味があれば、もう少しちゃんと聞いたんですけれども。今度行く機会があれば、またジュジュさんに会おうと思っています。今度行ったらまた違うようになっているかもしれないですが、興味はありますね。

不思議な縁

 そのときも不思議だなぁと思ったんです。私はヴィッキーさんは大好きだし、「ヴィッキーさんは生きていたときにどこにいたの」って聞いたら、「あそこにヴィッキーさんがいたんですよって」、仲良しになった庭師の人が教えてくれました。その家を見たら、あーヴィッキーさん生きていたんだーって。そしてヴィッキーさんが講義しているビデオを見たんです。すっごくすてきでね。パワフルでした。ヴィッキーさんが生きているときに会えれば、よかったのにと思いましたよ。

 私の中に出てきた、ヴィッキーさんが私を待っているというそういうヴィジョンを自分で見ていなかったら、どんなに人に言われても、「そうですか」で終わっていたと思うんです。でもあのなんともいえない、「まだかな、まだかな」というふうに待っていたヴィッキーさんというのは、私には、「何かあるんだろうな」、という気持だけはあったのです。

天使との遭遇

 私は実証主義なんです。もう十二年ぐらい前に、一番最初は空に天使を見たんです。それまでは、天使にはなんの関心もありませんでした。かわいくなくはないですけれども、別に好きで集めるわけでもないし、クリスチャンでもないし、天使というのはたぶん画家が創造したイマジネーションで、あれは画家のイメージの世界のものだと思っていましたし。ただただ日々が忙しすぎていた時です。

 そしてある時突然、ふと空を見上げた瞬間、空一面びっしりいたんですよ、天使が。見渡す限りいた。青山ですから、ビルの形の空の谷間にも、絵画にあるような赤ちゃんの天使がびっしりいたんです。たぶん時間にしたら、何秒間でしょうね。「あらっ!」という感じでぐるーっと空を見回して、もとにもどったら真っ青な空。依然世の中は人もいっぱい通っているし、車もいっぱい通っている。仕事の約束の時間も迫っているし、青山の外苑前ですから、地下鉄の乗り場まで急ぐ途中でね。

 「いったいあれはなんだったんだろう?」。そういうのは私しか見ていないし、証拠もないし、証明もできないし、それに聞いてもわからないし。そういうことが何年もあったんです。不思議なことがあっても、誰に聞いても自分一人の問題で。そのとき歩きながら考えたんですが、たぶんこの空の上には天使のような存在がいるんだと思ったのです。物理的にいるのかどうかはわからない。そのときには、この目で見たから天使はいるんだ、と思ったのです。
 それは霊眼とか霊視だったんでしょうが、きっと理由があって、私に、神様が何か大きな意味があって、私にわからない何か意味があって、一瞬さっと空のベールをはいで私に見せる必要があったんだろう。しかし私は理由がわからないし、人にも「あーあ、ジュアンさん、とうとうおかしくなったのね」と言われるのもいやだし。誰にも口外する気にならなかったですね。

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